メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

イラン・イスラム共和国大使館公邸で開かれたチャリティーバザーへ

2018-02-25 23:02:50 | ケバブの話題

 

2月18日(日)に、イラン・イスラム共和国大使館公邸で開かれたチャリティーバザーへ行ってきました。お話を伺うと、イラン大使館および「サミミの会(イラン人男性を配偶者に持つ日本人女性の会)」の方々が主催されているようで、今回は先日発生したイラン西部地震への被災地支援が主旨でした。

 

会場(公邸内のホールや廊下)では、イランに関わるビジネスをされている方々が、それぞれお店を開いて参加されていました。

 

多種多様な物産品や食料品、食べ物が売られ、どれもイランに関連する普段目にしない珍しい物ばかり。漬物やバラ水といった手軽なものから、カスピ海のキャビア、ペルシャ絨毯や金細工に至るまで、価格のレンジも幅広かったです。

 

▼イランにも唐辛子のピクルスがあったのかと驚きました

 

一方、外では2軒のケバブの販売がありました。

1軒はドネルケバブで、日頃からお世話になっている「アジアンケバブ」さん。社長さん自らが販売をされていました。

 

久しぶりにお会いし、大井町や戸越でも出店されたことを教えて頂きました。もともと港区を中心に店舗を持つアジアンケバブさんですが、上野、戸越、大井町と次々店舗をオープンされています。

 

▼アジアンケバブさん

 

▼アジアンケバブさんのケバブ

 

アジアンケバブさんのケバブと言えば、とにかくこのボリュームと酸味の効いたピクルスが特徴的です。ある程度のところまで箸で頂くと、スマートに食べることが出来ます。辛くなくマヨネーズのような日本人好みのソースの味付けは、キャベツとチキンの両方をよく引き立たせます。

 

▼もう一軒のお店「ビストロ トニー」さんとイラン国旗

 

もう一軒は、私は初めてのお店で、藤沢方面で展開されている「ビストロ トニー(Bistro tony)」さんです。イランのケバブを主に販売されていて、中でもイランの代表的なケバブである「クビデケバブ」は大人気でした。

 

▼クビデケバブ

 

トルティーヤで巻かれたクビデケバブは、ソースは無く、下味がよく効いたお肉の味で頂きます。私はイラン料理(ペルシャ料理)は初心者なので詳しく解説ができず、「美味しかった」と感想を言うことしかできませんが、トルコ料理とは違う香りに異国を感じました。

 

(トルコも異国ですが…)

 

この後はバラ水を家族へのお土産に買って帰りました。

普段なかなか触れることはない、イランの世界に触れることができました。




「Kebab Chef(ケバブシェフ)」(東京・下北沢)

2018-02-25 01:05:20 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

目次

■お店への経路

■頂いたお料理

■感想

■お店の方にお伺いした「こだわり」

 

■お店への経路

 

東京に住んで20年近く経ちますが、初めて下北沢を訪れました。噂には聞いていましたが、活気がある街です。そんな下北沢駅の南口を出て、4分ほど歩くとトルコ国旗が見えてきます。こちらのビルの2階にあるのが、「Kebab Chef(ケバブシェフ)」さんです。

 

▼お店外観

 

▼駅からの経路

 

▼お店入り口には、トルコワインなどボトルが並んでいます。

 

■頂いたお料理

 

ランチメニューが豊富で悩みましたが、「ビーフサンドセット」を頂くことにしました。ビーフケバブサンドのほかにスープが付くのが特徴です。最後にはデザートで「ライスプリン」をチャイとともに頂きました。

 

まず最初に頂いたのはセットのスープで、トマトベースの優しい味わいでした。焼きたてのトーストも添えられているところを見て、ふとトルコを思い出しました。トルコではスープを頼むとパンも付いてくる場合があるからです。

 

▼頂いたスープ

▼参考:実際トルコに行った時の写真(イスタンブル・国立考古学博物館)

 

そして届けられたビーフサンドは、ボリューム感がある見た目。パンがしっかりと温かく、あまりに美味しそうな色なのでパンだけの写真を撮りました。

 

▼頂いたビーフサンド

▼思わずパンの写真を撮ってしまいました。

 

▼ライスプリンとチャイ

 

■感想

 

・ビーフサンド

 

食べてみて思ったことは、全体のバランスの良さが光っているところです。

 

パンは美味しさを感じつつも、それが主張し過ぎることなく他の素材の味を邪魔しない、ほどよい厚さです。外はカリッと、中はソースに濡れてしっとり、レタスのシャキシャキ感と相まって、メリハリのある豊かな食感を楽しむことが出来ます。ソースはサウザン系の味で、辛さが苦手な方にも安心して召し上がって頂ける優しい味わい。

 

そして最も特筆するべきは、お肉の味です。パンやソースの味に負けることなく、食べていてもしっかりとお肉を感じられます。そう言っても、スパイスを多用した胸やけがするような味付けではなく、しっかりとした肉本位の味付けでした。

 

食後にお店の方へ「こだわり」を伺ったのですが、まさにその狙い通りの美味しさでした。

 

・ライスプリン

 

ライスプリンを食べると、すぐに柑橘系の風味に気付きます。目を凝らすとその正体を見ることが出来ます。他のお店とは一味違うこちらのライスプリンは、さっぱりとしていて食べやすいです。

 

▼目を凝らすと風味の正体が…

 

■お店の方にお伺いした「こだわり」

 

お店の方に身分を明かし、ブログの掲載許可を頂いた上で「Kebab Chef(ケバブシェフ)」さんの「こだわり」について伺いました。

 

・ビーフサンドの場合は、全体のバランスを大事にしています。特にお肉のバランスにはこだわっていて、お肉本来の味を大切にするため、「何のスパイスを使うか」と厳選されたスパイスを使った味付けをしています。ソースもお肉の味を潰さないように気を配った味付けにしています。

 

・他のお店のライスプリン(フルンダ・スュトゥラチ:Fırında sütlaç)は、砂糖や卵だけのミルキーな味わいがほとんどなので、オレンジを加えて、さっぱりとした味へアレンジしました。

 

・人気のメニューは「ドネルケバブのプレート」で、自家製のラバシュ(Lavaş)と呼ばれる極薄いパンに、ドネルケバブと焼き野菜を巻いて楽しめます。

 

■最後に

▼ランチメニュー

 

トルコ料理屋ですので、ドネルケバブ以外の料理がランチだけでもたくさんあります。オススメされたドネルケバブもさることながら、他の料理もぜひ頂きたいです。

 

▼Kebab Chef(ケバブシェフ)さん HotPepper

※お店のこだわりや内装など内容充実

https://www.hotpepper.jp/strJ001136834/

 

▼Kebab Chef(ケバブシェフ)さん 食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13152396/
 

 




レベルが高い!札幌のケバブ屋・トルコ料理屋一覧

2018-02-13 21:54:28 | ケバブ遠征

 

「ケバブ遠征」と称して、ときどき日本や世界のドネルケバブを食べに行きます。今まで国内は九州、関西、名古屋、北海道に行きました。海外はトルコ、ロシアに行きました。

 

このたびは2017年12月と2018年1月の2回、たまたま札幌に行く機会があり「ケバブ遠征」をしてきた次第です。札幌のケバブ屋は以前も紹介しておりましたが、今回で行きたかったお店はすべて回れました。

 

札幌は「何を食べても美味しい街」で、まさに食べ物にとっては「試される大地」と言っても過言ではありません。そのためケバブを食べ歩いた感想としては、街全体のレベルとしては札幌が一番高いです。どこを食べても外れることはなく、みんな美味しい。

 

巡ったケバブ屋・トルコ料理屋を下記の通りまとめてみました。記事公開から半年以上経ったお店もありますが、全てのお店は、2018年2月13日現在も営業しております。

 

■ドネルケバブ・アイチェ(2017年5月訪問)

https://ameblo.jp/kebablover/entry-12272003407.html

 

 

私に初めて「ドネルケバブ」と「ピクルス」の食べ合わせを教えてくれたお店がこちらでした。彩り豊かなドネルケバブサンドはマイルドな味わいで、ホットソースやピクルスと合わせるとまた違った表情に。予約制でトルコ料理屋として営業されることもあり、今度はぜひトルコ料理を頂きたいと思っています。

 

■バラン・バー・ケバブ(2017年5月、12月訪問)

https://ameblo.jp/kebablover/entry-12272024838.html

 

ケバブバーを名乗るお店は数あれど、ここまで徹底しているお店はありません。すすきので深く愛されている夜間営業のお店です。本場トルコでは、お酒を飲みながらドネルケバブを食べることはイレギュラーなことですが、このドネルケバブはビールにもカクテルにも本当によく合います。ちなみに私はコロナビールがお気に入りの組み合わせ。

 

■THE KEBAB GROUP(2017年12月訪問)

https://ameblo.jp/kebablover/entry-12349922136.html

 

 

北12条の「The Kebab(ザ・ケバブ)」さん、平岸の「Kebap Station(ケバブステーション)」さんを営まれる、「THE KEBAB GROUP」さん。長年の試行錯誤で出来上がったビーフとチキンは、それぞれぜひお召し上がり頂きたい一品。特にビーフは国内では珍しいミンチ肉を使用しています。バーガースタイルで食べられる国内のドネルケバブの中で、こちらのお店の「ケバブバーガー」が一番好きです。

 

■トルコレストラン&バー LALE(2018年1月訪問)

https://ameblo.jp/kebablover/entry-12350473562.html

 

 

随所にこだわりを感じられる、たくさんのトルコ料理が味わえます。こだわりの詳細は上で紹介のブログ記事へ。時折、トルコ料理と聞いて辛そうなイメージを浮かべる方がいらっしゃいますが、LALEさんはどなたでも食べやすいお味でオススメです。私が訪れた後、新メニュー「トルコバーガー」が誕生し、「また札幌に行かなくては」と思っている次第です。通常の営業以外にも、料理教室や「パンDay」など、他のトルコ料理屋では中々見られない活動をされています。

 




2018年1月に食べたドネルケバブ(3食)・トルコ料理(5食)一覧

2018-02-10 23:54:16 | 月次のご報告

1月はドネルケバブ3食、トルコ料理5食を頂きました。

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2018年1月の主なトピックは…

 

・1月8日

練馬区の施設「ココネリ」で開かれたイベント「味ストロ(ビストロ)練馬 vol.1」で行きつけのトルコ料理屋「ドルジャマフセン」さんが出店し、そのお手伝いをしました。

 

▼練馬区ウェブページ

http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/kuseisanka/kyodosuisin/chiikiokosiproject/H29sentei/NerimaChefsClub.html

 

・1月13日

3度目の札幌遠征。今回は「トルコカフェ&レストラン LALE」へ伺い、美味しいトルコ料理を頂きました。

 

トルコ料理屋見聞録 「トルコカフェ&レストラン LALE(ラーレ)」(札幌・西線6条)

 

・1月31日(実際には2月1日未明)

「ケバブとは何か」という、重いテーマのブログ記事を更新しました。1月更新がなかったのは、この記事の執筆に1か月かかったからです。

 

これさえ読めばケバブがわかる!

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例月に比べて格段に数が少ないですが、「量より質」を重視してみました。それでは頂いた料理を、下記に紹介いたします。ケバブ屋の皆さま、トルコ料理屋の皆さま、ごちそうさまでした。

 

▼1月7日 ドルジャマフセン(トルコ料理屋・練馬)

 

▼1月8日 ドルジャマフセン(トルコ料理・練馬)

 

▼1月13日 トルコカフェ&レストラン LALE (トルコ料理・札幌)

 

▼1月20日 スターケバブ(ドネルケバブ・秋葉原)

 

▼1月21日 スターケバブ(ドネルケバブ・秋葉原)

 

▼1月21日 ケバブファクトリー(ドネルケバブ・浅草)

 

▼1月27日 ドルジャマフセン(トルコ料理・練馬)

 

▼1月31日 ドルジャマフセン(トルコ料理・練馬)

 




トルコ料理屋見聞録 「トルコカフェ&レストラン LALE(ラーレ)」(札幌・西線6条)

2018-02-06 23:28:25 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

札幌の「ケバブステーション」の方から「もう行かれましたか?」と教えて頂いたのが、この「ラーレ」さんです。路面電車「西線6条」駅のすぐ目の前にあります。

 

 

ラーレ(LALE)は、トルコ語でチューリップの意味です。そんな可愛らしい店名の通り、店内ではトルコの可愛い雑貨が売られています。トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ(Nazar boncuğu)」やチャイグラスなど、料理が来るまでずっと眺めていました。

 

▼トルコの雑貨

 

トルコの雑貨が置かれている棚に、LALEさんのパンフレットが置いてありました。お話を伺うと、お店の常連の方が善意で作成されたとのことで、トルコ料理やおすすめメニューがイラストと共に、わかりやすくまとめられていました。

 

▼LALEさんのパンフレット

 

さてメニューを見ると、-5℃という気温も相まって煮込み料理にとてもそそられました。店に来た際、煮込み料理に加え、おつまみやトルコワインを注文されているお客様がいて、とてもおいしそうでした。私も頼みたかったのですが、勤務中なので泣く泣く諦めました(札幌には出張で来ていました)。

 

▼前菜やピデ・ラフマジュンのページ

▼おつまみやお飲み物のページ

 

本日の魚料理で「むきエビのガーリックいため」がありました。魚介類を食べられる日本のトルコ料理屋自体は貴重ですね。

 

 

煮込み料理はワインが飲みたくなるため諦め、他にも食べてみたいメニューが数多くありましたが、最終的に注文したのは以下の3品です。

 

・前菜…アジュルエズメ

・メイン…アダナケバブ

・パン

 

 

アジュルエズメ(Acılı Ezme:辛いペースト)は、その名も通りトマトベースに香草やスパイスを混ぜた辛めのメゼで、私は好きです。日本でも多くのトルコ料理屋にアジュルエズメがありますが、何を混ぜるのかで味が変わるので、お店ごとの食べ比べが楽しめます。LALEさんのアジュルエズメは辛くなく、香り高い印象を受けました。

 

アダナケバブ(Adana Kebabı)は、トルコ第5の都市アダナの名物で辛いことで知られるケバブです。「アダナケバブってなんだろう?」と検索して辛い食べ物だと知ると、なかなか手が出ない方もいらっしゃるかもしれませんが、このアダナケバブは辛くなく、どなたでも召し上がれる味で驚きました。お肉はとてもジューシーで食べやすく、付け合わせの唐辛子やアジュルエズメともよく合います。食べ終わってからお話を伺うと、使用するひき肉はご主人が自ら挽く、こだわりの一品でした。

 

またパンに関しても、食後に北海道産小麦を100%使った自家製のものと教えて頂きました。パンにはとても力を入れており、下の画像のように、時に「パンDay」という企画を催しているほど。お店のFacebookを拝見すると、トルコの代表的なパン、スミット(Simit)やポアチャ(Poaça)、またトルコの代表的なスイーツのバクラバ(Baklava)などが頂けるようです。

 

▼2018年1月28日開催のパンDayの告知(お店Facebookから)

 

ラムレーズン味のトルコアイスとチャイを頂き、食事を終えました。

 

最後にLALEさんのケバブについて、教えて頂きました。

▼Take outメニュー

 

こちらのお店のケバブは、ドネルケバブではないものの、トルコでドネルケバブ専門店を営むご親戚の味付けレシピをベースした本格派。ケバブどん!には隠し味もあるとのこと…これは次回のお楽しみですね。

 

食べたいメニューが多すぎるので、札幌に来た際はぜひもう一回訪れたいと思います。

 

▼LALEさん 公式Facebook

https://www.facebook.com/Turkish-cafe-Restaurant-LALE-1405570816198094/

 

▼LALEさん 食べログ

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1056520/