メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

ドネルケバブは全国的なファーストフードになれるか

2017-01-06 00:08:52 | ケバブの話題

全国でドネルケバブを食べ歩いていると、必ず「ケバブ屋って全国にあるの?」と聞かれます。全国的には東京都とその近辺が最も多く、京阪神や中京圏に十数軒、福岡・札幌・沖縄に数軒、それ以外は各県に1店舗あるかないかといったところが現状です。

 

肉、野菜、炭水化物。この組み合わせはハンバーガーと似通っていますが、ドネルケバブはハンバーガーと比較にならないほど市場規模は小さいのです。特に地方進出の面で苦戦しています。もちろんキッチンカーや屋台のドネルケバブは多く、徐々に全国的に認知されつつはあるのですが、店舗型のドネルケバブは中々定着しません。

 

原因について「そもそも都会で定着していない」ことが問題なのではないかと思っています。そして都会で定着しない原因としては「都会は食文化が多様すぎるから」と考えています。色んな食べ物がある中で、敢えてケバブを食べようとする動機が無いのです。

 

全国をある程度食べ歩いていると、実は美味しいケバブ屋はすでに各地にあることがわかってくるのですが、ケバブ自体が知られていないから集客が難しいというマーケティング面での課題を感じます。

 

2016年のケバブグランプリにおいて、「ケバブを知らない人に、いかに自分のケバブを食べてもらうか」というマーケティングの大事さを感じましたが、そもそもケバブ業界全体を盛り上げていくためにどうしたらいいか。これを考えるのが2017年の課題になりそうですね。

 

▼ケバブグランプリ2016におけるマーケティングの大事さについて書いた記事

ケバブグランプリ1日目、2日目、3日目の様子




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2 コメント

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(๑>◡<๑) (Yayoi.K.japan)
2017-01-06 00:24:12
まだまだ知られていないケバブグランプリは何故開催できるのかな
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Re:(๑>◡<๑) (Mert)
2017-01-06 00:57:09
>Yayoi.K.japanさん

コメント頂き、ありがとうございます。

知名度が低いドネルケバブで、なぜグランプリが開催できるのかというご質問だという認識で、自分の考えをお答えいたします。

1…イベントとしては元々小規模であること
2…開催地の東京ではドネルケバブの知名度はあること
3…初回はトルコ文化を紹介する趣旨のイベントだったこと

▼1について
ケバブグランプリは新宿大久保公園にて過去3回行われています。新宿大久保公園は大きさが約3300㎡で、サッカーコートの半分の大きさになります。代々木公園や日比谷公園には到底及びません。

また日程的にも、同じ新宿大久保公園で開催された「大つけ麵博」は10月6日~10月31日まで開催、「激辛グルメ祭り」は、8月25日~9月19日まで開催されていました。それに対してケバブグランプリは11月9日~11月13日の開催でした。

何を申し上げたいかと言うと、東京で開かれるイベントにしてはそもそも場所が小規模ですし、同じ空間で開かれたイベントと比べても開催期間が短いのです。

なぜケバブグランプリが開催できるかと言えば、空間的にも日程的にも“絞っているから”で、これこそケバブの知名度の低さの証とも捉えています。

▼2について
この記事にも書いた通り、日本で最もケバブが浸透しているのは東京です。上野、六本木、渋谷、新宿などケバブ屋がひしめいていますし、中央線各駅や私鉄各線沿線にもケバブ屋は点在しています。むしろそれだけのケバブ屋を支えられる需要は既にあるわけですから、規模や日程をよく考えればケバブに関する大会を開くことはできると考えます。

▼3について
まずケバブグランプリは今回で3回目になりますが、最初の1回目は「ターキッシュフェスティバル」というイベントの中の「ケバブグランプリ」でした。いきなりケバブの大会としてスタートしたのではなくラオスフェスや台湾フェスと同じような性格でスタートしたのがケバブグランプリです。なので、正直な話として今でも純粋にケバブの大会とは言い難い部分もあるのではないかと考えています(もっとトルコ以外の国のオーナーが営むケバブ屋が増えないかと思っています。)。
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