メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

友人が実施した、ケバブについてのアンケート

2016-11-27 21:25:41 | ケバブの話題

2か月前に友人がケバブについてのアンケートを周囲の方に取ってくれていましたので、、ブログにて掲載したいと思った次第です。学術的なアンケートというよりは、ケバブに対しての感想を聞いたという感じですが、ケバブの今後を深く考えさせられる御意見ばかりです。

 

食べる派
・「ケバブ美味いよな!上野でよく食べるよ。」

・「店のそばを通るといい匂いがするよね!」

 

食べない派
・「怪しい外国人がやってる屋台が多く、買う気になれない」
・「衛生面が気になる、子供達にもケバブは食べないように言い聞かせている」
・「ケバブ専門のレストラン(清潔で日本人スタッフがいる)があったら、食べて見たい」

 

興味ない派
・「タコスとかケバブとか異国臭のするものは食べようと思ったことがない」
・「食べたことがないし、べつに食べたいとも思わない」

 

食べないと答えた方の多くは、ケバブについて衛生面に対しての不安が大きいという印象を受けました。また外国人店員に対する不信感もありますが、こちらも根は衛生面に対する不安だと思っています。つまり「日本人が常識(共通認識)として持っている衛生観念があるかがわからない」ということです。

 

ちなみに日本人のケバブ屋店員の多くは「やっぱり外国人が切っている方が絵になって、集客も良い」と仰られているのですが、ケバブを食べないと回答している人にとっては、外国人店員は逆効果になるという結果になるでしょう。

 

またお祭り屋台のケバブの多くは、衛生面や味が担保されているとは言い難く、しっかりとしたキッチンカーで来ている場合は別ですが、本当に屋台として出されている場合は、実のところ私も食べません。お祭りの屋台のケバブのイメージと、きちんとした店舗やキッチンカー等で提供されるケバブのイメージを如何に分けるかも、ケバブの今後の課題となりそうです。

 

 




ケバブグランプリ最終日

2016-11-23 12:39:20 | ケバブグランプリ2016

さて5日間開催されたケバブグランプリは2週間前の日曜日に閉幕しました。5日間全てに参加した私は、すっかり魂が抜けてケバブグランプリ“ロス”となり、以後ブログに手を付けられませんでした。

 

▼ケバブグランプリ最終日の様子

 

最終日ももちろん参加したのですが、この日は特にテーマを決めず、自由に見て回りました。ケバブを食べたりサイドメニューを食べたり、そしてケバブ屋さんと仲良くなったりなど、色んな事をしていました。そして何よりも嬉しかったのは、テレビを見てツイッターをフォローしてくださったフォロワーの方と、ケバブグランプリを回ることができたことです。今回のケバブグランプリは、ケバブだけではなく、人との出会いが多くあったことが、個人的に最もうれしい点です。

 

▼表彰式後の写真撮影の様子

 

今年の「No.1ケバブ部門」は、エフェケバブの史上初連覇オスカーケバブの初参加初準優勝、そして記憶上では日本人初となる入賞、ゴールドキッチン3位といった大きな出来事がありました。

 

▼史上初連覇に沸くエフェケバブ陣営

 

またサイドディッシュ部門では、こちらも史上初連覇のハセルフーズ2位はエフェスストリートキッチン3位はミセスイスタンブールと、実は当ブログの「ケバブグランプリ4日目(スイーツめぐりとサバサンド)」で取り上げたお店が軒並みランクインしていました。

 

来年のケバブグランプリはどのお店が出店するのか。そしてグランプリを戦うのか。今から楽しみにですね。

 

 




ケバブグランプリ4日目(スイーツめぐりとサバサンド)

2016-11-13 00:15:55 | ケバブグランプリ2016

ケバブグランプリも残すところ後2日となりました。1日目、2日目の時点で12店のケバブは食べているので、ケバブだけじゃなく会場で販売されているスイーツについて、目を向けてみることにしました。

 

▼ミセスイスタンブールの「どんどるまん」

 

ミセスイスタンブールが販売するトルコアイスです。濃厚な味に滑らかな口当たりは、かつて一世を風靡したトルコ風アイスを思い出させます。フレーバーはいくつかあり、自分が購入した時は記憶が正しければ、マンゴー、バニラ、イチゴ、チョコの4種類がありました。マンゴーを食べましたが、これは本当においしいです。滑らかな口当たりが、本物のマンゴーを彷彿とさせます。

 

 

実は2日目にも、一緒に回っていたケバブ屋さんとバニラを食べていたのですが、こちらもとても濃密なバニラの味が口中に広がって、とても美味しかったです。

 

▼スターケバブの「トルコアイス」

 

「もう、お前スターケバブの回し者だろ」ってくらいスターケバブが出てきてますが、実はスターケバブはアイスにもこだわっていて、他とは一線を画しているので紹介せざるを得ないのです。

 

※ケバブグランプリ中の写真を撮っていなかったので、実店舗での写真で代用しました。

 

トルコアイス専門の職人からアイスを仕入れているスターケバブの「トルコアイス」は、甘すぎず粘り気のあるまろやかな口当たりが特徴です。バニラは昔家庭科の授業で作ったアイスクリームに味が似ていて、先に紹介した「どんどるまん」と比べて素朴な印象です。チョコとバニラの2種類ですが、夜にはチョコが売り切れていました。

 

▼EFES STREET KITCHENの「ライスプリン」

 

今大会でも最多級にメニューが豊富なEFES STREET KITCHEN。チュロスもありますが、自分のおすすめは軒先に置かれているライスプリン。トルコ語では「ストゥラチ」という名前で呼ばれているトルコレストラン定番のスイーツで、自分の大好物です。

 

 

口にまとわりつく濃密なクリームに、時々感じるお米の存在。表面に乗せられたシナモンの香りとクリームの甘ったるい匂いが、鼻を駆け抜けて、幸せな気分に浸れます。実はトルコの伝統的なスイーツである「ライスプリン」、トルコレストランに行かずして食べられる貴重なチャンスですので、ぜひご賞味ください。

 

▼HAS-EL FOODSのトルコ菓子

 

HAS-EL FOODSでは、トルコのお菓子を多数販売しています。特にお店が推しているのは「バクラヴァ」というトルコのお饅頭的ポジションのお菓子で、パイ生地にシロップをビタビタに絡ませた甘党をハッピーにさせること間違いなし。

 

 

またブースにはトルコのチョコレートやロクム、チェクメ・ヘルバなどなど、通販でしか中々手に入らないトルコスイーツが、数百円から千数百円の価格帯で、多数取り揃えられています。自分もチェクメ・ヘルバを買って、家で食べることにしました。

 

 

実際に家で食べましたが、綿菓子のような食感で、きな粉棒に似ていると思いました。ぜひケバブグランプリのお土産に、お買い求めください。

 

P.S.

スイーツではないのですが、晩御飯にオスカーケバブでケバブグランプリ限定で出されているサバサンドを食べました。比較的小ぶりなパンで片手で食べられる手軽さ。そして紫キャベツのマリネとレモン汁がよく効いていて、イスタンブールのガラダ橋(サバサンドの聖地)で食べたサバサンドよりも好きです。スターケバブ、そして大阪のカラクシュでサバサンドを食べましたが、国内だとこれが一番好きです。

 

 

また、サバサンドを買おうと並んでいる時に気付いたのですが、ポップが3日目までと比べて進化していました。先のブログ記事でマーケティング戦略の重要性の話を出しましたが、まさにこうした取り組みが集客につながっていくのだと感じました。

 

▼上から3日目、4日目、ケバブ評論家お墨付き拡大写真

 




ケバブグランプリ1日目、2日目、3日目の様子

2016-11-11 14:50:56 | ケバブグランプリ2016

▼上から1日目、2日目、3日目

 

ついに始まりましたケバブグランプリ。私は1日目、2日目を熊本のケバブ屋さんと、3日目は1人で見て回りました。今年のケバブグランプリは、過去2回の大会とは一味も二味も違う展開になっておりますので、そちらをレポートしたいと思います。

 

【ケバブのローカライズ化が加速】

▼特に一日目で大行列となった「なちゅらフーズ」

 

▼独特の具材で勝負する琉球ケバブ

 

今回初参戦の「なちゅらフーズ」そして「琉球ケバブ」は、ローカライズ化するケバブを象徴しています。新しい具材を取り入れて、従来のケバブとは一線を画す外観は来場者には新鮮と受け止められ、特に「なちゅらフーズ」は「ワールドケバブフェス第一位」という文句を掲げているだけあり、初日は長蛇の列が出来ていました。

 

肝心の味の方ですが、どちらもケバブらしさはありません。他の具材の味が強すぎ、ケバブで最も大事な「肉と具材とソースの調和」が無く、どちらかというと肉がおまけのような形でした。しかし、日本人が営業するケバブには従来のケバブには囚われない、こうした自由な発想の新しいケバブが続々と生まれていることは事実で、この2つのケバブ屋はこうした流れを象徴しているように思えました。

 

【名門店の苦戦と、マーケティング戦略の重要性。】

新しくローカライズ化されたケバブに注目が集まる中で、実力ある名門店が意外にも苦戦を強いられていました。

 

特に第一回ケバブグランプリ優勝、第二回ケバブグランプリ準優勝の「スターケバブ」は、長蛇の列だった第二回とは対照的な光景が広がっています。あまりにも不思議なので事情を聴いてみると、実は今回より「他大会の実績は掲示していいが、ケバブグランプリにおける実績は掲示してはならない」というルールができたようで、おかげで「実はケバブグランプリ優勝店なのに、来場者は何も知らずに前を通り過ぎてしまう」という不思議な状況になってしまっているそうです。

 

ちなみに、第二回ケバブグランプリ優勝の「エフェケバブ」は、他大会の結果を掲示したり、超ド級の肉塊を前面に出して戦っています。1日目から好調をキープし、3日目には最も並ぶケバブ屋の1つとなっています。

 

▼一日目から好調をキープする「エフェケバブ」。

 

そもそも来場者の多くはケバブをあまり良く知らないので、照明が明るい店や看板が大きい店、そして大会の実績が書いてあるお店に人が集中する現象が初日から起きていて、味はもちろん集客のためのマーケティング戦略や地道な客引きも重要となっている様子が伺えます。これはこれまでの大会では見られなかったことです。

 

このブログでも取り上げたお店も集客に苦労しています。本番は週末の明日明後日なので、ぜひ頑張ってほしいです。

 

【気に入ったケバブ屋】

では3日間通い続けて、気に入ったケバブ屋はどこなのか。とりあえず列挙するとこうなります。

 

・ビーフの王者…スターケバブ

熊本のケバブ屋さんも「ビーフならやっぱりここ」と言うし、出店しているライバルも認める美味しさ。香辛料が一切使っていないにも関わらず、しっかりとした下味は一度ご賞味いただきたいです。

 

・チキンの王者…エフェケバブ

熊本のケバブ屋さんも「チキンは抜群に旨い」と言い、ライバルたちも認めてしまう美味しさ。実はチキンとビーフで入れる具材が異なります。他を圧倒するケバブ焼き器でもって、超ド級の肉塊を回すマーケティング戦略は、見る者を圧倒させて来場者を引き付けます。

 

・サイドディッシュの王者…ハセルフーズ

「ケバブ以外もあります」と言って客引きするハセルフーズは、第一回ケバブグランプリよりサイドディッシュの王者として君臨。他のケバブ屋で中途半端に余ってしまったリラを使って、トルコらしいサイドディッシュを一品どうぞ。

 

・スパイシーを求めるなら&客引き王者…オスカーケバブ

普段からアメ横で「モーゼスさんのケバブ」と壮絶な客引き合戦を演じているオスカーケバブ。なので客引きは大会中最も上手いので、ぜひお店の近くまで寄って行ってください。名物の選べるトッピングとスパイシーなケバブは、ケバブグランプリでも上野と変わらぬクオリティ。

 

・独特のラインナップで勝負…エフェスストリートキッチン

秋葉原でも販売したレッドバーガー。流行のロングポテトはもちろん、スペイン発祥のチュロスという変わり種まで。そして日本初黒毛和牛ケバブなる商品まで提供しています。レッドバーガーは寒い冬には持って来いのピリ辛商品。ぜひお試しください。

 

・アボカド味のケバブ?発想が豪快…ゴールドキッチン

アボカドは味がぼやけてしまうという欠点があるのですが、ここまでアボカドを入れられると、もはや清々しさを感じます。アボカドを感じるケバブというより、アボカドの中にケバブがいるんだという気にさせられるゴールドキッチンのアボカドケバブ。ぜひご賞味ください。

 

・えっ?トルコアイスが200円?…ミセスイスタンブール

小ぶりなカップながら濃厚なトルコ風アイス。多種多様なフレーバーがあるのですが、なんと200円という驚きの低価格。余ったリラでデザートにトルコアイスはいかがでしょうか。

 

 

 




ケバブグランプリまもなく開幕

2016-11-09 16:02:03 | ケバブグランプリ2016
ケバブグランプリがあと1時間後に開幕します。今回は16のケバブ屋が参戦し、ケバブグランプリの王座をかけて戦います。「No.1ケバブ部門」、「サイドディッシュ部門」、「イケメン部門」この3種類で戦うわけですが、いずれの部門も激戦が行われるでしょう。今回は沖縄、大阪からの参戦もありました。初回、2回目、そして今回の3回目となり、関東の中だけの大会から全国的な大会になりつつあります。
 
今回は前回優勝「efeケバブ」、前々回優勝と前回準優勝「スターケバブ」はじめ、ミセスイスタンブールやオスカーケバブ等、このブログでも依然取り上げた実力あるケバブ屋が多数参戦します。レベルの高い戦いとなりそうで、本当に楽しみです。
 
さて、本日のケバブグランプリ初日は、私が「日本で一番チキンケバブがおいしい店」とおいしい店と思っている、熊本のケバブ屋さんと共にケバブグランプリを回ります。ケバブマニアの目線だけでなく、ケバブ屋さんの目線からもお話を伺えればと思います。
 
さぁ、運命の5日間。精一杯楽しみます‼