メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

ケバブグランプリ1日目、2日目、3日目の様子

2016-11-11 14:50:56 | ケバブグランプリ2016

▼上から1日目、2日目、3日目

 

ついに始まりましたケバブグランプリ。私は1日目、2日目を熊本のケバブ屋さんと、3日目は1人で見て回りました。今年のケバブグランプリは、過去2回の大会とは一味も二味も違う展開になっておりますので、そちらをレポートしたいと思います。

 

【ケバブのローカライズ化が加速】

▼特に一日目で大行列となった「なちゅらフーズ」

 

▼独特の具材で勝負する琉球ケバブ

 

今回初参戦の「なちゅらフーズ」そして「琉球ケバブ」は、ローカライズ化するケバブを象徴しています。新しい具材を取り入れて、従来のケバブとは一線を画す外観は来場者には新鮮と受け止められ、特に「なちゅらフーズ」は「ワールドケバブフェス第一位」という文句を掲げているだけあり、初日は長蛇の列が出来ていました。

 

肝心の味の方ですが、どちらもケバブらしさはありません。他の具材の味が強すぎ、ケバブで最も大事な「肉と具材とソースの調和」が無く、どちらかというと肉がおまけのような形でした。しかし、日本人が営業するケバブには従来のケバブには囚われない、こうした自由な発想の新しいケバブが続々と生まれていることは事実で、この2つのケバブ屋はこうした流れを象徴しているように思えました。

 

【名門店の苦戦と、マーケティング戦略の重要性。】

新しくローカライズ化されたケバブに注目が集まる中で、実力ある名門店が意外にも苦戦を強いられていました。

 

特に第一回ケバブグランプリ優勝、第二回ケバブグランプリ準優勝の「スターケバブ」は、長蛇の列だった第二回とは対照的な光景が広がっています。あまりにも不思議なので事情を聴いてみると、実は今回より「他大会の実績は掲示していいが、ケバブグランプリにおける実績は掲示してはならない」というルールができたようで、おかげで「実はケバブグランプリ優勝店なのに、来場者は何も知らずに前を通り過ぎてしまう」という不思議な状況になってしまっているそうです。

 

ちなみに、第二回ケバブグランプリ優勝の「エフェケバブ」は、他大会の結果を掲示したり、超ド級の肉塊を前面に出して戦っています。1日目から好調をキープし、3日目には最も並ぶケバブ屋の1つとなっています。

 

▼一日目から好調をキープする「エフェケバブ」。

 

そもそも来場者の多くはケバブをあまり良く知らないので、照明が明るい店や看板が大きい店、そして大会の実績が書いてあるお店に人が集中する現象が初日から起きていて、味はもちろん集客のためのマーケティング戦略や地道な客引きも重要となっている様子が伺えます。これはこれまでの大会では見られなかったことです。

 

このブログでも取り上げたお店も集客に苦労しています。本番は週末の明日明後日なので、ぜひ頑張ってほしいです。

 

【気に入ったケバブ屋】

では3日間通い続けて、気に入ったケバブ屋はどこなのか。とりあえず列挙するとこうなります。

 

・ビーフの王者…スターケバブ

熊本のケバブ屋さんも「ビーフならやっぱりここ」と言うし、出店しているライバルも認める美味しさ。香辛料が一切使っていないにも関わらず、しっかりとした下味は一度ご賞味いただきたいです。

 

・チキンの王者…エフェケバブ

熊本のケバブ屋さんも「チキンは抜群に旨い」と言い、ライバルたちも認めてしまう美味しさ。実はチキンとビーフで入れる具材が異なります。他を圧倒するケバブ焼き器でもって、超ド級の肉塊を回すマーケティング戦略は、見る者を圧倒させて来場者を引き付けます。

 

・サイドディッシュの王者…ハセルフーズ

「ケバブ以外もあります」と言って客引きするハセルフーズは、第一回ケバブグランプリよりサイドディッシュの王者として君臨。他のケバブ屋で中途半端に余ってしまったリラを使って、トルコらしいサイドディッシュを一品どうぞ。

 

・スパイシーを求めるなら&客引き王者…オスカーケバブ

普段からアメ横で「モーゼスさんのケバブ」と壮絶な客引き合戦を演じているオスカーケバブ。なので客引きは大会中最も上手いので、ぜひお店の近くまで寄って行ってください。名物の選べるトッピングとスパイシーなケバブは、ケバブグランプリでも上野と変わらぬクオリティ。

 

・独特のラインナップで勝負…エフェスストリートキッチン

秋葉原でも販売したレッドバーガー。流行のロングポテトはもちろん、スペイン発祥のチュロスという変わり種まで。そして日本初黒毛和牛ケバブなる商品まで提供しています。レッドバーガーは寒い冬には持って来いのピリ辛商品。ぜひお試しください。

 

・アボカド味のケバブ?発想が豪快…ゴールドキッチン

アボカドは味がぼやけてしまうという欠点があるのですが、ここまでアボカドを入れられると、もはや清々しさを感じます。アボカドを感じるケバブというより、アボカドの中にケバブがいるんだという気にさせられるゴールドキッチンのアボカドケバブ。ぜひご賞味ください。

 

・えっ?トルコアイスが200円?…ミセスイスタンブール

小ぶりなカップながら濃厚なトルコ風アイス。多種多様なフレーバーがあるのですが、なんと200円という驚きの低価格。余ったリラでデザートにトルコアイスはいかがでしょうか。

 

 

 




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