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メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

ケバブ見聞録 「トルコキッチン ザ・ケバブ」(札幌・北12条)

2018-02-04 00:12:37 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

「札幌 ケバブ」

検索すると、真っ先にヒットするお店が「トルコキッチン ザ・ケバブ」さんです。今回は念願叶って、訪れることができました。

 

▼検索画面

 

お店は地下鉄「北12条」駅から徒歩1分程度と、とても駅チカ。セイコーマートの上にあります。

 

▼地図

 

▼お店外観

 

さて、店内に入るとカウンター席とテーブル席がある広々した空間。モダンなインテリアですが、よく見るとトルコにまつわる書籍やグッズが置かれています。

 

メニューを見ると、その豊富さに驚きます。

トルコ料理を軸に、フライドポテトやピザなどの親しみ深いメニューもあります。どれも美味しそうです。

 

▼メニューの一部(2017年12月6日現在)

 

さて、最初に注文したのは「ケバブロール ビーフ 680円」です。

 

▼ケバブロール ビーフ

 

このビーフ、特筆すべきは国内では珍しくミンチ肉を使用していることです。ドネルケバブの代表的な作り方は、味付けしたスライス肉を棒に刺して積み重ねる方法ですが、実はミンチ肉を使う方法もあります。これの1番の長所は、肉の美味しい部位を厳選してブレンドできることです。

 

私自身、ミンチ肉のドネルケバブを食べたことはほぼなく、こうして食べてみると、癖がなく味わい深い味で病みつきになります。巻いているパンも薄く、かつ全体的に細身なので、あっという間に完食しました。

 

▼断面

 

野菜はトマトやレタスなど標準的なもの。ソースは誰でも食べやすい甘く、肉の味をしっかりと感じさせます。久々に肉、野菜、ソースのバランスが良く取れたドネルケバブに出会いました。

 

さて、お腹に余裕があったので、追加で「ケバブバーガー チキン 680円」を注文することにしました。

 

▼ケバブバーガー チキン

 

ケバブラップと違い、野菜がゴロッと入っています。実際に食べてみると、野菜の食感がパンズやチキンの柔らかい食感と相まって、とても良いです。そしてチキンも野菜に負けない旨味のある味を出していて、かつ臭みがないのが好印象でした。ピクルスも味を引き締めてくれます。ちなみにパンズは、実際にお話を伺ったところ、ピザを作るときのノウハウを活かしたお店の手作りです。

 

お話を伺うと、この「ザ・ケバブ」さんは札幌で20年以上営業されている老舗とのこと。お肉は、ミンチのビーフをはじめチキンも長い年月の試行錯誤の末に今の形となったそうです。

 

誰でも食べられる優しい味付けに、こだわりの肉とパン、札幌に行ったときは、ぜひリピートしたい「ザ・ケバブ」さんでした。

 

最後になりますが、同じ札幌の「中の島」で、「ケバブステーション」という姉妹店も営業されています。メニューに若干の違いがありますが、同じドネルケバブが味わえます。

 

▼「ケバブステーション」さん外観

 

▼「ザ・ケバブ」さん公式Webページ

http://www.the-kebap.com/

 

▼「ザ・ケバブ」さん食べログ

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010201/1005717/




ケバブ見聞録 「КЕБАБ-ХАУЗ」(モスクワ)

2017-11-19 19:25:04 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

ロシアではドネルケバブのことを、アラビア語名の「シャワルマ」と呼ぶそうですが、近年では日本と同じく「ケバブ」と呼ぶケースが増えているそう。

 

今回モスクワに行った2つのケバブ屋のうちの1つが、この「КЕБАБ-ХАУЗ」さん、ラテン語表記だと「KEBAB-HOUSE」さん。ドネルケバブ以外にもシシケバブやルーラケバブ(平たい棒にひき肉を巻き付けるケバブ)など、多数のケバブを味わえるようです。「ようです。」に終始しているのも、私がロシア語がまったくわからないからです。

 

▼外装(撮り忘れのため、お店ウェブページより)

 

▼内装

 

▼キリル文字で手書きのメニュー表

 

▼豊富なメニューを支える具材の数々はショーウィンドーに入れられており、作る過程を見ることができます。

 

店内の様子は清潔でおしゃれ。この時、ロシアの寒さで凍えていたのですが、身も心も暖まる空間でした。メニュー表を見ると料理の数が豊富かつ文字が読めず不安でしたが、幸いオーナーらしい女性は英語ができる方で、無事に注文することが出来ました。

 

▼ピタケバブ

 

目の前で肉を削り、野菜を入れて、最後はパンをプレスして完成。日本やトルコとは全く違う形状に驚きつつ、早速かじりつきました。結論を言うと、日本やトルコで知っているドネルケバブとは全く異なった味がします。

 

▼断面

 

まず肉自体に味はあまりなく、ビーツや白くさらさらしたドレッシングが味の主体で塩気が強いです。食べている途中に気が付きましたが、例えるなら、ゴマダレ風味の棒棒鶏に塩気を足した感じです。キュウリや玉ねぎといった水気の多い野菜が多く入っており、外はパリッと、中はみずみずしい感じ。これはこれで美味しいのですが、日本でもトルコでも味わえない味に驚きながら食べていました。

 

▼断面

 

食べ進めると、量の多さも感じました。野菜がかなり入っており、パンも厚さ以上に食べごたえがあります。見た目が食べやすそうだったので、すっかり油断しきっていましたが、食べ方に気をつけないと野菜があふれ出してきます。

 

▼食べ終わり

 

あふれ出して、包み紙の上に落ちたお肉や具材をつまんでみたのですが、やはりお肉には味はほぼなく、ビーツと白いドレッシングで味を出している感じがしました。ファーストフードとして、野菜が多くて見た目もオシャレで満足ですが、日本やトルコとのギャップへの驚きが大きかったです。モスクワの中心部にあるお店なので、再訪時にはまた訪れてみたいです。

 

※豆知識

ロシアのミネラルウオーターは、炭酸入りの「ガズィローヴァンナヤ・ヴァダー」と、炭酸が入っていない「ニガズィローヴァンナヤ・ヴァダー」の2種類があるのですが、この時注文したのは炭酸入りのほうで、ボリューミーなケバブと合わさって、お腹いっぱいになりました。

 

▼КЕБАБ-ХАУЗホームページ

http://kebabhouse.ru/




ケバブ見聞録 「ザ・ケバブファクトリー」(浅草)新作!フムスソース

2017-07-15 20:34:45 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

近所ということもあり、日頃から利用させて頂いている浅草の「ザ・ケバブファクトリー」さん。今回は新しいカメラを買ったので、それでケバブを撮る練習のために訪れました。

 

▼お店外観

 

しかし、久しぶりに訪れてみると新作ソース「フムス」が7月12日にデビューしていたので、当ブログでご紹介することにしました。

 

▼2017年7月15日現在のメニュー

 

私の好みですが、暑い夏はトルコをはじめ中東各地で飲まれる「アイラン」というヨーグルトドリンクをよく飲みます。塩気のある甘くないヨーグルトドリンクは、水分と塩分の両方を取ることができ、熱中症対策になると考えています。またお肉との相性も抜群で、トルコでは肉料理とお供としてアイランを飲んでいるようです。

 

そんなわけで早速アイランとドネルケバブサンドのチキンを注文しました。そしてソースは店長おすすめの「フムスソース」、今回の主役です。わさびソースに代わって、3日前の7月12日にデビューしました。

 

ケバブ見聞録 「ザ・ケバブファクトリー」(浅草)わさびソース登場

 

▼アイラン

 

さて、フムスといえばこちらも中東で広く食べられる、ひよこ豆と煎りごまのペーストで、トルコ料理屋ではメゼ(前菜)の定番です。ケバブ屋でも肉の代わりにフムスを使ったベジタリアンメニューを提供するお店がありますが、これをソースにした例は目にしたことがありませんでした。聞くとこのフムスソースも手作りです。

 

▼ドネルケバブサンド(チキン)+フムスソース

 

久々に唸るケバブを食べました。フムスソースはドロッとしつつ、ザラッとした粒感を感じます。他のソースとは異なり、このソース自体にはしっかりとした味が無いのですが、フムスのコクそしてマッシュポテトにも似たフムスの良い香りが余韻として抜けていきます。念のためにお伝えすると、辛くないので辛さが苦手な方にもオススメできます。

 

▼ケバブの接写

 

これがしっかりとした味付けのチキンと合わせるととても美味しいです。チキンの味を優しくつつ旨みと塩気を感じさせます。これはビーフも試してみたいですね。

 

新しいケバブ屋を見つけることも大切ですが、馴染みのケバブ屋さんにもしっかりと顔を出していく大切さを改めて感じました。

 

・ザ・ケバブファクトリー(公式ページ)

 




ケバブ見聞録 「けばぶ工房」(羽田空港国際線ターミナル)

2017-07-04 22:24:29 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

羽田空港には国内線第2ターミナルに「ミセスイスタンブール」というケバブ屋さんがあることは既に紹介をしていましたが、その系列店「けばぶ工房」が昨年12月にオープンしていました。

 

▼ミセスイスタンブールさんを扱った記事

ケバブ見聞録 「ミセスイスタンブールで朝ごはん」(羽田空港第2ビル)

ケバブ見聞録「ミセスイスタンブール」 (羽田空港第2ターミナル3F)

 

さて、早速お店に行ってみると、和風な外観にトルコのパンが陳列されているなんとも不思議な空間を見ることができます。第2ターミナルのミセスイスタンブールでも販売されているトルコのパンをここでも購入できるのは嬉しいです。そしてケバブグランプリでも登場するトルコ風アイスの「どんどるまん」もありました。

 

▼お店外観

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メニューはシンプルなシステムになっています。好きなお肉と食べ方を選ぶのですが、どれを選んでも一律単品680円、ドリンクセットなら800円です。食べ方で値段が変わらないのは関西で例がありますが、どんなお肉を選んでも値段が変わらないのは記憶にないです。

 

・お肉

‐ビーフ…ドネルケバブ

‐チキン…シシケバブ

‐ラム&ビーフ…アダナケバブ

 

↓お肉を選んだら食べ方を選ぶ

 

・食べ方

‐パンズでサンドする

‐ラップで巻く

‐ご飯に載せる

 

その他にもサバサンドや、初めて見たシャクシュカサンドもあります。これらも単品680円です。シャクシュカはトルコ料理屋で食べたことがありますが、それがファーストフードとして食べられるのは驚きで、次回ぜひ頼みたいと思います。

 

▼メニュー

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席は特にテーブル等は無く、フロアに長椅子がいくつか用意されていて、そこに腰を掛けて食べる形となります。これはこのお店だけではなく、同じ並びのお店はすべてこのスタイルでした。

 

▼フロアに用意されている長椅子

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さて私は、アダナケバブをラップで頂くことにしました。ミセスイスタンブールのアダナケバブはケバブグランプリ2016でも登場していて気になっていました。

 

▼アダナケバブのドゥルム

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手に持った時、ラップのトルティーヤがヒンヤリとしていて意表を突かれました。しかし、アダナケバブ自体は熱々だったのでバランスが取れていたかもしれません。ソースは辛口を頼んでいたので、アダナケバブ自体の辛味と相まってとてもスパイシーで、むしろトルティーヤがヒンヤリしていて助かりました。

 

大きさ自体はあまり大きくなく、細くて長いという印象です。中には玉ねぎ、キャベツ、ニンジンが入っていて、特に玉ねぎとニンジンのシャキシャキとした食感がとても良かったです。

 

アダナケバブをファーストフードとして出すお店は少なく、これが物価の高い空港でドリンク込みで800円というのはありがたいです。どうしても匂いがあるので空弁にするには難しいですが、その場合は店頭のトルコのパンを買っていきましょう。

 

▼アダナケバブのドゥルムの断面

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アルミホイルで巻かれているラップには共通の弱点があります。ラップの細かい凹凸にアルミが入り込み、剝がしきれず一緒に食べてしまうことがあるのです。食べ進めていくうちにその可能性は高くなりますので注意が必要です。

 

けばぶ工房(食べログ)




ケバブ見聞録 「ケバブカフェ エルトゥールル」(中野)

2017-06-19 23:24:27 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

中野駅南口から歩いて3分ほどのところに、「エルトゥールル」というケバブ屋さんがあります。大通りに面していて、かなりわかりやすいです。

 

▼お店外観

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店頭をよく見ると立派なプレートがあり、締めの言葉には「どうぞ日本で最高のケバブをお楽しみください。」と書いてあります。自分でハードルを上げていくスタイルは好きです。

 

▼店頭のプレート

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さて、メニューはケバブサンドにケバブラップ、ケバブプレートなど馴染みがあるものが多いですが、「エルトゥールル ラップ」にはよく見ると材料にライスも入っています。トルティーヤとライスが合わさるところは見たことが無いので、今度行った時にはぜひ食べたいです。

 

▼メニュー

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お肉はチキンのみ。食べるスタイルはケバブサンド。ソースは中辛を注文しました。しかしお店の方が「ヨーグルトソースを入れるともっと美味しくなりますよ。」と教えてくださったので、ソースは中辛+ヨーグルトソースとなりました。

 

▼ケバブ外観

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目いっぱい丁寧に詰め込まれたケバブが出てきました。これだけ入れてピタパンが破れていないあたり、お店の方の技を感じます。

 

ホワイトソースにはバジルに似た何かが入っていて、気のせいだったら申し訳ないのですが、口に入れた瞬間甘い匂いがします。中辛ソースは専用のソースで、辛いソースと甘いソースの相がけではありません。やや辛めなので、辛いのが苦手な方は甘口やヨーグルトソース、また今回のようにミックスしても美味しいと思います。お店の方に相談してみましょう。

 

チキンは決して塩気で誤魔化さず、しっかりとした味が付いていました。ソースは控えめで、よくありがちな「ソースを塗りたぐる」ことはせず、それでもしっかりと味を感じられるのはチキンがしっかりしているからだと思います。

 

▼横から見るとパンパン具合がわかる

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食べ進めると野菜がのキャベツが多くなっていきます。上がお肉がぎっしり詰まっている分、ここで休むことができます。このまま最後はあっさりとキャベツだけで終わるのかと思いきや、一番底はお肉で、ソースが染みた野菜とお肉の旨みで〆ることができます。

 

▼食べ進めた中盤の部分

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ランチタイムはチャイ(紅茶)のサービスもあり、そして店内も綺麗で座る席もあります。とてもいいケバブ屋でした。次回はぜひ「エルトゥールル ラップ」を食べたいです。

 

ケバブカフェ エルトゥールル(Facebook)

 

ケバブカフェ エルトゥールル(食べログ)