メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

「イスタンブール ケバブ ハウス(ISTANBUL KEBAB HOUSE)」(沖縄・北谷)

2018-06-17 20:00:50 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

沖縄本島の北谷。

ここは沖縄の中でも、特に国際色豊かな街と言われているそうです。こちらのお店を目指す途中、中古車販売店の値段表記がドルだったのは驚きでした。

 

▼車の値段はドル表記

 

そんな北谷にあるケバブ店の1つが「イスタンブール ケバブ ハウス」です。

 

▼お店外観

 

メニューは豊富で、ドネルケバブ以外のケバブを味わうことができます。今回はビーフドネルケバブのサンドとアイランを頂きました。

 

 

まず圧倒されたのはお肉の量。

佐世保や横須賀など、米軍基地が近くにあるところは量が多くなる傾向があるのですが、この“圧倒的肉率”は見たことがありません。恐らくお肉の割合なら日本一でしょう。

 

 

食べると想像を超えるジューシーさ、滴る肉汁。ドネルケバブではなく、ほろほろと細かくしたハンバーグを食べているような感覚にハマります。そして辛みを出すパウダーでガンガンと食べ進められます。

 

溢れる肉汁に幸せを感じながら、何とか完食。野菜は最後にキャベツと玉ねぎが入っていました。

 

 

お店の方にお話を伺うと、お肉は自家製とのこと。お客様の多くは外国の方で「お肉を食べたい」というニーズから、“圧倒的肉率”は生まれたようで、確かに私が食べている間に店へ訪れたお客さんは、全員外国の方でした。

 

いま記事を書いていても、思い出す肉汁。

とてもジューシーなドネルケバブに出会いました。

 

★イスタンブール ケバブ ハウスの情報

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食べログ

 




ドネルケバブ見聞録「イスタンブールケバブ」(ポルトガル・リスボン)

2018-06-04 00:47:22 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

先ほどロシアのドネルケバブを紹介していましたが、ポルトガルのドネルケバブについても書いてみたくなりました。情報の少ないお店ですので、今も営業されているのかはわかりません。

 

 

2015年2月にポルトガルのリスボンに訪れた時のこと。予約したホテルのフロントで、「実は満室で、代わりにアパートの屋根裏を用意しました。ホテルよりも全然広いですが、どうですか?」と聞かれました。


アパートの屋根裏というのは貴重な体験なので二つ返事でOKすると、フロントのお姉さんがそのアパートまで案内してくれるという。「ポルトガルは初めてですか?」と会話しながら歩いていたその時に、左手にケバブ店が見え、興味はアパートよりもケバブ店に…。


さっそくケバブ店に行ってみました。

 

「イスタンブールケバブ」という屋号で、イスタンブール経由でポルトガルにやってきた私にはタイムリーな名前。「メルハバ(Merhaba)」とトルコ語でこんにちはを言うと、店内がシーンと…。
店内をよく見ていなかったのですが、店員さんもお客さんもトルコの方ではありませんでした。

 

気を取り直してドネルケバブを注文しました。
スパイシーにするか?
持ち帰りか?
そんなことを聞かれながら出来上がったのは、日本の2倍はあろうかという重さのサンド。

 

▼ドネルケバブを運ぶ様子

 

ポルトガルはピタパンを使うのかと感心するとともに、肉はいったい何肉なのかという疑問を抱きながら、ピタパンが崩壊しないよう手持ちで慎重にアパートへ帰りました。

 

 

いざ食べてみると、恐らく何かのミンチ肉でした。ハラール対応のため、鶏肉か牛肉のはずですが一向にわからず…ただ甘辛いてりやきにも似た味のソースに、ハムのような食感と味の肉をひたすら食べ続けていました。食べ終わったときには満腹になっており、これで3ユーロ(約500円)は周辺のお店と比べてもコストパフォーマンスが非常に優れています。

 

そういえばスパイシーにしてと言ったつもりなのに辛くない。

そう思った矢先に辛さが舌に走りました。よく見てみると、黄緑色のマスタードのようなものがあり、チリ的な辛さを想像していた自分は虚を突かれました。

 

▼マスタードのようなもの

 

このドネルケバブで学んだことは、国や地域ごとによって、ドネルケバブの味が変わっていくということで、これが今後のケバブ遠征の礎になっていきます。

 

最初に書いた通り、訪れてから随分と経つのでお店がない可能性がありますが、念のため場所等が書かれたサイトのURLを記載します。

 

▼Istanbul Kebab

https://www.yelp.com/biz/istanbul-kebab-lisboa

(アメリカのローカル検索サイト“Yelp”より)




ドネルケバブ見聞録「ШАУРМИЧНАЯ №1」【閉店】(ロシア・モスクワ)

2018-06-03 23:43:32 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

改めて調べると閉店してしまったようですが、W杯ロシア大会が間近に迫る中、懐かしさを感じて書いてみることにしました。

 

▼ロシア・モスクワの他店の記事

ケバブ見聞録 「КЕБАБ-ХАУЗ」(モスクワ)

 

今回訪れたお店は、「ШАУРМИЧНАЯ №1」で、「КЕБАБ-ХАУЗ」さんへ立ち寄った後に行きました。

 

▼外観

(撮り忘れのため、Google画像検索より取得)

 

こちらは「КЕБАБ-ХАУЗ」さんと同じく、モスクワの美味しいシャワルマを検索したところヒットしたために行ったのですが、「チキンシャワルマ」を頼んだところ、日本やトルコのドネルケバブとは全く違うものだったので衝撃が走りました。

 

▼チキンシャワルマ

 

ロシアのシャワルマは、このように薄いパンで具材を包んだ後で四角い棒状にプレスして焼き上げるということは知っていたのですが、いざ実物を目にすると「これがそれか!」と驚きました。

 

そして断面にかけられた白いソース。これはとても気になります。

 

▼手に持ったところ

 

さて手に持ってみると、小さいものを頼んだのですが、この大きさ。トリップアドバイザーでは、このお店は他店よりも小さいといったコメントがあったので、普通のシャワルマはどれだけ大きいのかと思いました。

 

▼断面

 

実際に食べてみると、味が日本やトルコ、そして先ほど食べた別のシャワルマとも違い、頭が混乱しました。白いソースは、クリームシチューのような味で、チキンがとてもドライなため、頭の中ではドネルケバブを食べているつもりでも、舌では「鮭が入ったクリームシチュー」といった感じになります。

 

ただ慣れてくると薄く重なったパンと中の具材が良い感じに口の中で混ざり合い、美味しく頂くが出来ました。

 

▼内装

 

お店では、シャワルマのほかにパンや飲み物など多種多様なものが売られていました。また人生で初めて、電気式のケバブ焼き機を目にしました。

 

トリップアドバイザーのコメントを見ると、2018年2月のコメントはあったので、恐らくはその後に閉業されてしまったようです。また訪れてみたいと思っていただけに残念です。

 

▼ШАУРМИЧНАЯ №1公式ページ

http://shoti1.ru/

 

▼ШАУРМИЧНАЯ №1(トリップアドバイザー)

https://www.tripadvisor.ru/Restaurant_Review-g298484-d12273371-Reviews-Shaurmichnaya_1-Moscow_Central_Russia.html

 

 

 




「Kebab Chef(ケバブシェフ)」(東京・下北沢)

2018-02-25 01:05:20 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

目次

■お店への経路

■頂いたお料理

■感想

■お店の方にお伺いした「こだわり」

 

■お店への経路

 

東京に住んで20年近く経ちますが、初めて下北沢を訪れました。噂には聞いていましたが、活気がある街です。そんな下北沢駅の南口を出て、4分ほど歩くとトルコ国旗が見えてきます。こちらのビルの2階にあるのが、「Kebab Chef(ケバブシェフ)」さんです。

 

▼お店外観

 

▼駅からの経路

 

▼お店入り口には、トルコワインなどボトルが並んでいます。

 

■頂いたお料理

 

ランチメニューが豊富で悩みましたが、「ビーフサンドセット」を頂くことにしました。ビーフケバブサンドのほかにスープが付くのが特徴です。最後にはデザートで「ライスプリン」をチャイとともに頂きました。

 

まず最初に頂いたのはセットのスープで、トマトベースの優しい味わいでした。焼きたてのトーストも添えられているところを見て、ふとトルコを思い出しました。トルコではスープを頼むとパンも付いてくる場合があるからです。

 

▼頂いたスープ

▼参考:実際トルコに行った時の写真(イスタンブル・国立考古学博物館)

 

そして届けられたビーフサンドは、ボリューム感がある見た目。パンがしっかりと温かく、あまりに美味しそうな色なのでパンだけの写真を撮りました。

 

▼頂いたビーフサンド

▼思わずパンの写真を撮ってしまいました。

 

▼ライスプリンとチャイ

 

■感想

 

・ビーフサンド

 

食べてみて思ったことは、全体のバランスの良さが光っているところです。

 

パンは美味しさを感じつつも、それが主張し過ぎることなく他の素材の味を邪魔しない、ほどよい厚さです。外はカリッと、中はソースに濡れてしっとり、レタスのシャキシャキ感と相まって、メリハリのある豊かな食感を楽しむことが出来ます。ソースはサウザン系の味で、辛さが苦手な方にも安心して召し上がって頂ける優しい味わい。

 

そして最も特筆するべきは、お肉の味です。パンやソースの味に負けることなく、食べていてもしっかりとお肉を感じられます。そう言っても、スパイスを多用した胸やけがするような味付けではなく、しっかりとした肉本位の味付けでした。

 

食後にお店の方へ「こだわり」を伺ったのですが、まさにその狙い通りの美味しさでした。

 

・ライスプリン

 

ライスプリンを食べると、すぐに柑橘系の風味に気付きます。目を凝らすとその正体を見ることが出来ます。他のお店とは一味違うこちらのライスプリンは、さっぱりとしていて食べやすいです。

 

▼目を凝らすと風味の正体が…

 

■お店の方にお伺いした「こだわり」

 

お店の方に身分を明かし、ブログの掲載許可を頂いた上で「Kebab Chef(ケバブシェフ)」さんの「こだわり」について伺いました。

 

・ビーフサンドの場合は、全体のバランスを大事にしています。特にお肉のバランスにはこだわっていて、お肉本来の味を大切にするため、「何のスパイスを使うか」と厳選されたスパイスを使った味付けをしています。ソースもお肉の味を潰さないように気を配った味付けにしています。

 

・他のお店のライスプリン(フルンダ・スュトゥラチ:Fırında sütlaç)は、砂糖や卵だけのミルキーな味わいがほとんどなので、オレンジを加えて、さっぱりとした味へアレンジしました。

 

・人気のメニューは「ドネルケバブのプレート」で、自家製のラバシュ(Lavaş)と呼ばれる極薄いパンに、ドネルケバブと焼き野菜を巻いて楽しめます。

 

■最後に

▼ランチメニュー

 

トルコ料理屋ですので、ドネルケバブ以外の料理がランチだけでもたくさんあります。オススメされたドネルケバブもさることながら、他の料理もぜひ頂きたいです。

 

▼Kebab Chef(ケバブシェフ)さん HotPepper

※お店のこだわりや内装など内容充実

https://www.hotpepper.jp/strJ001136834/

 

▼Kebab Chef(ケバブシェフ)さん 食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13152396/
 

 




トルコ料理屋見聞録 「トルコカフェ&レストラン LALE(ラーレ)」(札幌・西線6条)

2018-02-06 23:28:25 | 見聞録(ケバブ屋・トルコ料理屋情報)

札幌の「ケバブステーション」の方から「もう行かれましたか?」と教えて頂いたのが、この「ラーレ」さんです。路面電車「西線6条」駅のすぐ目の前にあります。

 

 

ラーレ(LALE)は、トルコ語でチューリップの意味です。そんな可愛らしい店名の通り、店内ではトルコの可愛い雑貨が売られています。トルコのお守り「ナザール・ボンジュウ(Nazar boncuğu)」やチャイグラスなど、料理が来るまでずっと眺めていました。

 

▼トルコの雑貨

 

トルコの雑貨が置かれている棚に、LALEさんのパンフレットが置いてありました。お話を伺うと、お店の常連の方が善意で作成されたとのことで、トルコ料理やおすすめメニューがイラストと共に、わかりやすくまとめられていました。

 

▼LALEさんのパンフレット

 

さてメニューを見ると、-5℃という気温も相まって煮込み料理にとてもそそられました。店に来た際、煮込み料理に加え、おつまみやトルコワインを注文されているお客様がいて、とてもおいしそうでした。私も頼みたかったのですが、勤務中なので泣く泣く諦めました(札幌には出張で来ていました)。

 

▼前菜やピデ・ラフマジュンのページ

▼おつまみやお飲み物のページ

 

本日の魚料理で「むきエビのガーリックいため」がありました。魚介類を食べられる日本のトルコ料理屋自体は貴重ですね。

 

 

煮込み料理はワインが飲みたくなるため諦め、他にも食べてみたいメニューが数多くありましたが、最終的に注文したのは以下の3品です。

 

・前菜…アジュルエズメ

・メイン…アダナケバブ

・パン

 

 

アジュルエズメ(Acılı Ezme:辛いペースト)は、その名も通りトマトベースに香草やスパイスを混ぜた辛めのメゼで、私は好きです。日本でも多くのトルコ料理屋にアジュルエズメがありますが、何を混ぜるのかで味が変わるので、お店ごとの食べ比べが楽しめます。LALEさんのアジュルエズメは辛くなく、香り高い印象を受けました。

 

アダナケバブ(Adana Kebabı)は、トルコ第5の都市アダナの名物で辛いことで知られるケバブです。「アダナケバブってなんだろう?」と検索して辛い食べ物だと知ると、なかなか手が出ない方もいらっしゃるかもしれませんが、このアダナケバブは辛くなく、どなたでも召し上がれる味で驚きました。お肉はとてもジューシーで食べやすく、付け合わせの唐辛子やアジュルエズメともよく合います。食べ終わってからお話を伺うと、使用するひき肉はご主人が自ら挽く、こだわりの一品でした。

 

またパンに関しても、食後に北海道産小麦を100%使った自家製のものと教えて頂きました。パンにはとても力を入れており、下の画像のように、時に「パンDay」という企画を催しているほど。お店のFacebookを拝見すると、トルコの代表的なパン、スミット(Simit)やポアチャ(Poaça)、またトルコの代表的なスイーツのバクラバ(Baklava)などが頂けるようです。

 

▼2018年1月28日開催のパンDayの告知(お店Facebookから)

 

ラムレーズン味のトルコアイスとチャイを頂き、食事を終えました。

 

最後にLALEさんのケバブについて、教えて頂きました。

▼Take outメニュー

 

こちらのお店のケバブは、ドネルケバブではないものの、トルコでドネルケバブ専門店を営むご親戚の味付けレシピをベースした本格派。ケバブどん!には隠し味もあるとのこと…これは次回のお楽しみですね。

 

食べたいメニューが多すぎるので、札幌に来た際はぜひもう一回訪れたいと思います。

 

▼LALEさん 公式Facebook

https://www.facebook.com/Turkish-cafe-Restaurant-LALE-1405570816198094/

 

▼LALEさん 食べログ

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1056520/