5月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:4227
ナイス数:95
特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想
まぁ重いw このシリーズを知ってから実際に読むまでに結構な時間があって、手に取ったものの結局読ますで、気になってたのであらすじ知る程度に考えて、アマプラで見た映画版のがこれだった。それで、これは読まなきゃ、と1作目から通してようやくココに。面白い。でも、重い。テーマの深さを感がるとエンターテイメントよりも純文学に近いのかも。海と毒薬的というか。とはいえ、きっちりエンターテイメントなんよなw 映画の改変があるのは当然だと思うし知ってたけど、いやー全然救いがないな、コッチw ニーではより悲惨に、
読了日:05月03日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)の感想
3冊目で大体澤田さんの芸風分かったってことでいいのかなw 大体の史実の人物を描いた時代もの(歴史ものではないw)ってのは、自分の考えた話を史実の人物に自分のキャラを乗っけて描くってことなんだろうけど、澤田さんのは特にソレが強いのかな。二次創作臭いというとアレだけど、まぁそんな感じw 周辺キャラ配置とか一応史実と伝承合わせてだけど、ウィキペに当たりゃ大体わかる程度のことなんで、そこまで深い話=歴史もの ということではなく、やっぱりキャラもの=時代小説ってことなんじゃないかな。
読了日:05月07日 著者:澤田瞳子
椿落つ 新・酔いどれ小籐次(十一) (文春文庫)の感想
出たよ、佐伯さんの杜撰なキャラリストラが、みたいなw 前回で蓄電したクソ女とボンクラ侍の話なんかこの結末にするなら、わざわざ引っ張り出さなくてもよかったんじゃね?って。あとさぁ、やっぱ思うのは時代もので科学的視点が足りない故の、スーパーナチュラルとのお隣感があって、現代ほどはファンタジーにならないはずなのに、ソレをメインでやってる江戸ファンタジーの書き手に比べると、佐伯さんに限らずこの手のネタ扱かった時の印象って、なんか皆さま展開がアレな気がするんよなぁ。
読了日:05月08日 著者:佐伯 泰英
大奥の座敷童子 (講談社文庫)の感想
読み始めは、タイトル通りにファンタジーラノベ時代劇って感じで、こりゃおっさんの読むもんじゃねぇべやwって感じだった。キャラ造形や描写に時代感がなくて、割と現代的だったからなんにけど、スーパーナチュラル大活躍のストーリーではあるけど、意外!考証的には伝承なんかも含めちゃんとしてたんよね。言うたら、この前に読んだ澤田さんの定朝の話だって、ソコは同じようなもんだったしね。単に、「おばけ」が出ないだけでw ラノベ=ヤング向けのドリームノベルだとするなら、時代小説だっておっさん向けのドリームノベルなワケだから、
読了日:05月08日 著者:堀川 アサコ
星落ちて、なおの感想
読友さんの感想見て手を出したんだけど、その前からちょこちょこ絵師の本は読んでて、その流れでもあるんだけど、澤田さんのコレに辿り着く前に3冊読んで何となく芸風は分かった感じの上での読了。河鍋暁斎の娘で同じ絵師の河鍋暁翠の話なんで、話のおおまかな雰囲気は、前読んだ朝井さんの葛飾北斎とその娘の応為の「眩」と同じ。師匠であり父であり、稀代の天才と非才である自分との葛藤って構図。でも、朝井さんのは絵師というよりも、お栄という絵描きの生き様って感じだったんだけど、澤田さんのは「とよ」の葛藤は絵師ありきって感じだった。
読了日:05月12日 著者:澤田 瞳子
桃のひこばえ 御薬園同心 水上草介 (集英社文庫)の感想
たまたま手に取ったんだけど、読んでて「?」って思ってちょっとカバー見返したら、2巻じゃんってw 道理でね。まぁ昨今のこの手の描きおろし時代もののシリーズって、途中の巻から読んでもそれなりに問題ないように、巻頭の書き出しにある程度の関係や紹介なんかしてるのは通例だから、困りはしなかったけども。まぁ、面白かったんで続きも前も読むけれど、次巻で終わりってのはすでにしてちょっと残念ではあるw 内容は和田さんのとか他に本草学ウンチク系の下級武士の話は他にも読んでるのでその辺もそれなりに面白く読めて、
読了日:05月14日 著者:梶 よう子
わらべうた 〈童子〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)の感想
まぁ確認しなかった自分が悪いんだけど、半分は既読だったw 特に梶さんのはちょっとしたタイムラグでこれ読む直前にとかだったんで間が悪いったらねぇw でもアンソロージーを組むのが大変なのも分かるし、このテーマでこの作品をってのもわかるけど、やっぱり宮部さんの以外は全部シリーズ物の中の一編てのは、読み物としてちょっとなぁってのはあったよね。シリーズ物の途中の巻くらいなら、巻頭の説明で何となくはわかるけど、その中のさらに1話だとちょっと「え誰?ナニ何どゆこと?」って辺りから始まっちゃうんで、
読了日:05月15日 著者:宮部 みゆき,西條 奈加,澤田 瞳子,中島 要,梶 よう子,諸田 玲子
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))の感想
昭和のおっさんが「マルコ」といって思い浮かべるのは、東方見聞録なんて知的なものでなく、イタリアからアルゼンチンにエテ公と旅する子供か、お調子者のぐうたら小学三年生くらいなもんなのだが、まぁ取り敢えず前者には近かったw 今回Qはほぼサブで、いつもは時間軸の違う犯罪・被害者サイドとQの捜査が交錯しつつ収斂していくというスタイルだけど、今回あまり時間差はなくて、事件とマルコを中心に犯罪者とQが絡んでいくって感じだった。つか、だってほぼほぼ事件の解明こそカールをはじめとするQのメンバーの捜査ありきだったものの、
読了日:05月20日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
柿のへた 御薬園同心 水上草介の感想
2巻から読んじゃったんで、ちょっとこうこなれる前のハゲ蘭医とかイヤミな感じでアレだったwけど、やっぱ1巻から読んでおけばよかったなって。3巻で終わるのわかってるってのはエンド見える安心感もあるけど、あーもう終わっちゃうのねって残念感もあるからなぁ。キャストの位置とかやっぱ往年の白泉社コミックスみアリアリだよねw
読了日:05月22日 著者:梶 よう子
花しぐれ 御薬園同心 水上草介 (集英社文庫)の感想
草介はのんびりと書いてるけど、朴念仁とか唐変木ってんじゃないけど、ぼんくらみは強いよねw 鈍感というか察しが悪いとか言い方は色々あるけども。大団円だけど、ちょっとラスト急いでる感じあったかな。大人の事情なのか、ハナから3巻で終わらせる予定だったからか、もう少しあと2~3編あった方がよかったかな。まぁ草介の将来的な意志の決定とかに必要ではあったんだろうけど、そんなに蛮社の獄の前日譚的なのに絡めて尺とらないでもよかったというか。
読了日:05月23日 著者:梶 よう子
一朝の夢 (文春文庫)の感想
梶さんのフラフラ植物オタク同心水草さんのぼんやり成長譚を読んで、じゃあ他のもつって手を出したんで、初っ端の朝顔オタクっぷりはさもありなんて感じだったけど、いやー白泉社コミックスじゃなかったw 主人公の造詣なんかはまぁほとんど変わらないし、成長曲線のドラマも似た感じではあったけど、まぁ本格時代長編て感じだったよねw 一期一会≒一朝の夢ってタイトルに集約されてる。若干、実は主人公が急に居合の使い手とかだったり、ラストの朝顔もドラマ過ぎるでしょwという感はあったけども、
読了日:05月30日 著者:梶 よう子
読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:4227
ナイス数:95
特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想
まぁ重いw このシリーズを知ってから実際に読むまでに結構な時間があって、手に取ったものの結局読ますで、気になってたのであらすじ知る程度に考えて、アマプラで見た映画版のがこれだった。それで、これは読まなきゃ、と1作目から通してようやくココに。面白い。でも、重い。テーマの深さを感がるとエンターテイメントよりも純文学に近いのかも。海と毒薬的というか。とはいえ、きっちりエンターテイメントなんよなw 映画の改変があるのは当然だと思うし知ってたけど、いやー全然救いがないな、コッチw ニーではより悲惨に、
読了日:05月03日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)の感想
3冊目で大体澤田さんの芸風分かったってことでいいのかなw 大体の史実の人物を描いた時代もの(歴史ものではないw)ってのは、自分の考えた話を史実の人物に自分のキャラを乗っけて描くってことなんだろうけど、澤田さんのは特にソレが強いのかな。二次創作臭いというとアレだけど、まぁそんな感じw 周辺キャラ配置とか一応史実と伝承合わせてだけど、ウィキペに当たりゃ大体わかる程度のことなんで、そこまで深い話=歴史もの ということではなく、やっぱりキャラもの=時代小説ってことなんじゃないかな。
読了日:05月07日 著者:澤田瞳子
椿落つ 新・酔いどれ小籐次(十一) (文春文庫)の感想
出たよ、佐伯さんの杜撰なキャラリストラが、みたいなw 前回で蓄電したクソ女とボンクラ侍の話なんかこの結末にするなら、わざわざ引っ張り出さなくてもよかったんじゃね?って。あとさぁ、やっぱ思うのは時代もので科学的視点が足りない故の、スーパーナチュラルとのお隣感があって、現代ほどはファンタジーにならないはずなのに、ソレをメインでやってる江戸ファンタジーの書き手に比べると、佐伯さんに限らずこの手のネタ扱かった時の印象って、なんか皆さま展開がアレな気がするんよなぁ。
読了日:05月08日 著者:佐伯 泰英
大奥の座敷童子 (講談社文庫)の感想
読み始めは、タイトル通りにファンタジーラノベ時代劇って感じで、こりゃおっさんの読むもんじゃねぇべやwって感じだった。キャラ造形や描写に時代感がなくて、割と現代的だったからなんにけど、スーパーナチュラル大活躍のストーリーではあるけど、意外!考証的には伝承なんかも含めちゃんとしてたんよね。言うたら、この前に読んだ澤田さんの定朝の話だって、ソコは同じようなもんだったしね。単に、「おばけ」が出ないだけでw ラノベ=ヤング向けのドリームノベルだとするなら、時代小説だっておっさん向けのドリームノベルなワケだから、
読了日:05月08日 著者:堀川 アサコ
星落ちて、なおの感想
読友さんの感想見て手を出したんだけど、その前からちょこちょこ絵師の本は読んでて、その流れでもあるんだけど、澤田さんのコレに辿り着く前に3冊読んで何となく芸風は分かった感じの上での読了。河鍋暁斎の娘で同じ絵師の河鍋暁翠の話なんで、話のおおまかな雰囲気は、前読んだ朝井さんの葛飾北斎とその娘の応為の「眩」と同じ。師匠であり父であり、稀代の天才と非才である自分との葛藤って構図。でも、朝井さんのは絵師というよりも、お栄という絵描きの生き様って感じだったんだけど、澤田さんのは「とよ」の葛藤は絵師ありきって感じだった。
読了日:05月12日 著者:澤田 瞳子
桃のひこばえ 御薬園同心 水上草介 (集英社文庫)の感想
たまたま手に取ったんだけど、読んでて「?」って思ってちょっとカバー見返したら、2巻じゃんってw 道理でね。まぁ昨今のこの手の描きおろし時代もののシリーズって、途中の巻から読んでもそれなりに問題ないように、巻頭の書き出しにある程度の関係や紹介なんかしてるのは通例だから、困りはしなかったけども。まぁ、面白かったんで続きも前も読むけれど、次巻で終わりってのはすでにしてちょっと残念ではあるw 内容は和田さんのとか他に本草学ウンチク系の下級武士の話は他にも読んでるのでその辺もそれなりに面白く読めて、
読了日:05月14日 著者:梶 よう子
わらべうた 〈童子〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)の感想
まぁ確認しなかった自分が悪いんだけど、半分は既読だったw 特に梶さんのはちょっとしたタイムラグでこれ読む直前にとかだったんで間が悪いったらねぇw でもアンソロージーを組むのが大変なのも分かるし、このテーマでこの作品をってのもわかるけど、やっぱり宮部さんの以外は全部シリーズ物の中の一編てのは、読み物としてちょっとなぁってのはあったよね。シリーズ物の途中の巻くらいなら、巻頭の説明で何となくはわかるけど、その中のさらに1話だとちょっと「え誰?ナニ何どゆこと?」って辺りから始まっちゃうんで、
読了日:05月15日 著者:宮部 みゆき,西條 奈加,澤田 瞳子,中島 要,梶 よう子,諸田 玲子
特捜部Q ―知りすぎたマルコ― ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ))の感想
昭和のおっさんが「マルコ」といって思い浮かべるのは、東方見聞録なんて知的なものでなく、イタリアからアルゼンチンにエテ公と旅する子供か、お調子者のぐうたら小学三年生くらいなもんなのだが、まぁ取り敢えず前者には近かったw 今回Qはほぼサブで、いつもは時間軸の違う犯罪・被害者サイドとQの捜査が交錯しつつ収斂していくというスタイルだけど、今回あまり時間差はなくて、事件とマルコを中心に犯罪者とQが絡んでいくって感じだった。つか、だってほぼほぼ事件の解明こそカールをはじめとするQのメンバーの捜査ありきだったものの、
読了日:05月20日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
柿のへた 御薬園同心 水上草介の感想
2巻から読んじゃったんで、ちょっとこうこなれる前のハゲ蘭医とかイヤミな感じでアレだったwけど、やっぱ1巻から読んでおけばよかったなって。3巻で終わるのわかってるってのはエンド見える安心感もあるけど、あーもう終わっちゃうのねって残念感もあるからなぁ。キャストの位置とかやっぱ往年の白泉社コミックスみアリアリだよねw
読了日:05月22日 著者:梶 よう子
花しぐれ 御薬園同心 水上草介 (集英社文庫)の感想
草介はのんびりと書いてるけど、朴念仁とか唐変木ってんじゃないけど、ぼんくらみは強いよねw 鈍感というか察しが悪いとか言い方は色々あるけども。大団円だけど、ちょっとラスト急いでる感じあったかな。大人の事情なのか、ハナから3巻で終わらせる予定だったからか、もう少しあと2~3編あった方がよかったかな。まぁ草介の将来的な意志の決定とかに必要ではあったんだろうけど、そんなに蛮社の獄の前日譚的なのに絡めて尺とらないでもよかったというか。
読了日:05月23日 著者:梶 よう子
一朝の夢 (文春文庫)の感想
梶さんのフラフラ植物オタク同心水草さんのぼんやり成長譚を読んで、じゃあ他のもつって手を出したんで、初っ端の朝顔オタクっぷりはさもありなんて感じだったけど、いやー白泉社コミックスじゃなかったw 主人公の造詣なんかはまぁほとんど変わらないし、成長曲線のドラマも似た感じではあったけど、まぁ本格時代長編て感じだったよねw 一期一会≒一朝の夢ってタイトルに集約されてる。若干、実は主人公が急に居合の使い手とかだったり、ラストの朝顔もドラマ過ぎるでしょwという感はあったけども、
読了日:05月30日 著者:梶 よう子
読書メーター