ぼくの耳コピー法10 2つの音の音程差で判断する方法5

全音2個半音1個(全音2.5個)
「ドファ」「レソ」「ミラ」「ソド↑」「ラレ↑」「シミ↑」
ですね。

よく使われるコード進行のrootでもあるので覚えておくと便利です。
(ということは、この音程差のメロディも良く使われるということです。)

ベース音がこのように動いた場合、次のコード進行の可能性があります。

「ドファ」(C→F)
「レソ」(Dm→G7)
「ミラ」(Em→Am)
「ソド↑」(G7→C)
「ラレ↑」(Am→Dm)
「シミ↑」(Bm7(♭5)→Em)
(オクターブ違いもありです。(「ドファ」「ドファ↓」など))

で、このように聴こえるのに、(その通りだったとして)、確かめたら音が違った場合は、
「ファリ」「リメ」「メス」「スデ」「デサ」「サシ」の可能性があります。

これを繋げると
「ド→ファ→リ→メ→ス→デ→サ→シ→ミ→ラ→レ→ソ→ド↑」1周します。

これが、「サイクル・オブ・フィフス」となります。
有名なので聞いたことがあるかも知れませんね。

「C→F→A#/B♭→D#/E♭→G#/A♭→C#/D♭→F#/G♭→B→E→A→D→G→C」で考えて見ましょう。

♯、♭のないところだけを見ると、
「B→E→A→D→G→C→F」となります。

「B♭→E♭→A♭→D♭→G♭」から を外せば
「B→E→A→D→G」まで同じですね。

「A#→D#→G#→C#→F#」から #を外せば
「A→D→G→C→F」までと同じですね。

つまり、「B→E→A→D→G→C→F」を覚えてしまえば、後は、「B♭」で始めるか「A#」で始めるかの違いだけになります。


ギターでどのフレットがどの音かを理解している場合は、覚えるのが簡単になります。

6弦と5弦で考えた場合6弦のCを見つけて、同じフレットのまま5弦にずらすとFとなります。
これが6弦から見た5弦との関係です。

5弦のCを見つけて、2フレット下の6弦にずらすとFとなります。
これが5弦から見た6弦との関係です。

試しに、6弦8フレットのCから5弦開放のAまで辿ってみて下さい。

規則正しくジグザグに降りていきますね。

今度は、5弦15フレットのCから1オクターブ下のC(5弦3フレット)まで行ってみましょう。
(ギターでの見つけ方は、「上林俊雅著 コードで覚える音楽理論」のP85に出ています(改訂版が出たので、少し違うかも知れませんが)。この本でぼくは、長年理解できなかった理論的なことが色々と分かるようになりました。お勧めです)

こちらが、ぼくが持っている本で、
コードで覚える音楽理論 ギタリストの為のコードワーク

ドレミ楽譜出版社

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こちらが改訂版のようです。
譜面なんかいらない!! レッスンCD付 コードで覚える音楽理論 <ギタリストの為のコードワーク>

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この4度進行はとても便利で、注目した音の2つ前をm7に、1つ前を7にすると、ツー・ファイブを見つけることができます。

例えば、
Cのツー・ファイブは、「Dm7→G7」
Aのツー・ファイブは、「Bm7→E7」
といった具合です。

ということは、注目した音と1つ前の音との関係は?
それは次回ということで...。

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