ぼくの耳コピー法10 2つの音の音程差で判断する方法6

「サイクル・オブ・フィフス」の注目した音と1つ前の音との関係は? でしたね。

「C→F→A#/B♭→D#/E♭→G#/A♭→C#/D♭→F#/G♭→B→E→A→D→G→C」
「ド→ファ→リ→メ→ス→デ→サ→シ→ミ→ラ→レ→ソ→ド↑」

ここで、Cに注目すると、
「G→C」となります。

これは、キーがGの場合の「ド→ファ」の関係ですが
(「サイクル・オブ・フィフス」隣り合う音を2つ取り出して右へ進むと、相対音感(移動ド)「ド→ファ」の関係となります。
「C→F」「F→B♭」「B♭→E♭」...全て「ド→ファ」ですね)

次に注目した音をと考え、前の音を取り出す
「G→C」なので「ソ→ド↑」となります。
(これは、ハ長調なのでそのまま「ソ→ド↑」ですが、「C→F」「F→B♭」「B♭→E♭」...も「ソ→ド↑」ですね)

ということは、「サイクル・オブ・フィフス」で2つの大事な音程を覚えることができるわけです。

このコード進行のときは、一般には1つ前のコードをドミナント・セブンスにするので
「G7→C」
となります。

「ド→ファ」同じ音程差ですが、「ソ→ド↑」のときには後ろのド↑のときに終止感を感じるようにしましょう。

そうすれば、全く異なった音程に聴こえるかと思います。
面白いですよね。


「サイクル・オブ・フィフス」からスリー・コードを見つける方法も発見しました。

キーをCで考えると(Cの部分を抜き出すと)、
「C→F」(「ド→ファ」)
「G→C」(「ソ→ド↑」)
なのでG7にして
C、F、G7というキーCスリー・コードが見つかります。

では、キーB♭で考えてみましょう(B♭の部分を抜き出すと)、
「B♭→E♭」
「F→B♭」
なのでF7にして
B♭、E♭、F7というキーB♭スリー・コードが見つかりましたね。

というわけで、スリー・コード現代音楽の基本ともいえるので「ド→ファ」と「ソ→ド↑」はとても大切です。

是非、楽器なしでも歌えるようにしておきましょうね。

///////////////////////////////////
ぼくのホーム・ページです。
紹介した短メロフレーズの楽譜を載せています。

YandRK相対音感研究所

短メロフレーズデメサスリを覚えて、相対音感を身につけ、読譜耳コピー作曲アドリブなどに役立ててくださいね。
///////////////////////////////////
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ぼくの耳コピ... ぼくの耳コピ... »