コードトーン記憶術 マイナー・コードの3和音 その1

今回は、マイナー・コードの3和音の覚え方を紹介します。

コードトーン記憶術導入編6で説明済みですが、
メジャーコード Root3rd  は、 2全音
        3rd5th   は、  1.5全音
マイナーコード Rootm3rd は、  1.5全音
        m3rd5th  は、 2全音
という、ひっくり返った関係でしたね。


この表は、1.5全音の間隔で記述してあるので、
メジャーコードの 3rd5th  
マイナーコードの Rootm3rd
右隣の音を思い出せれば簡単に見つかります。
(表を見るのもアリですよ)

既に3行を個別に覚えたので、それぞれの音を思い出せれば良いのですね。


では実際に、この表を使ってマイナー・コードの3和音を覚えてみましょう。
(何故マイナーからかというと、理解しやすいからです)

まず、ルート音に注目します。
Cm を考えた場合、
ルートなのでのある行を選びます。

m3rd の音は右隣の音ですね。
右隣はなので、E♭となります。

m3rd3rdを半音下げた音なので、D#ではなくE♭としますが、もちろん楽器から出てくる音は同じです。
(デメサスリの詳細こちらをどうぞ)

5th は m3rd5th2全音 なので、の右隣の音に半音プラスする必要がありますね。
を半音上げてください

ドデレメミファサソスラリシ(ド)を頭の中で思い出して、の右隣を抜き出します

ですね。


鍵盤を思い浮かべても良いでしょう。
デメサスリ=黒鍵 なので思い出しやすいと思います。

または、この表は縦に読むと半音ずつ高くなるので、上の2行に限り直下の音を選択するということもできます。
3行目の場合は、1行目で列が右隣の音になります。

このように3つの方法がありますが、できるだけ上記2つの方法を使用したほうが、後々役立つと思います。

ということで
Cm のコード・トーン
Root  (C)
m3rd (E♭)
5th  (G)
ということが分かります。

頭で考えながら、声にだして覚えましょう。

初めのうちはこのように、表を思い出すようにしますが、覚えた後には不要となります。

良く使うコードは殆ど忘れることはありませんが、あまり使わないコードで何の音か思い出せなくなったときに、この表利用してください。


次に、2行目のをルートとすると
C#m/D♭m のコード・トーン
Root  (C#/D♭)
m3rd (E)
5th  (G#/A♭)

3行目のをルートとすると
Dm のコード・トーン
Root  (D)
m3rd ファ(F)
5th  (A) 
となりますね。

まずは、この3つのコードをしっかりと覚えてみましょう。

頭の中に表を思い描いて(見ながらでも良いですが)コード・トーンを言ってみてくださいね。

歌う場合
は、任意のドの音を決めてからレファラを歌いましょう。
(歌いやすいと思うので)
そして同じ音程でドメソデミスを歌います。


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