風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

徘徊老人

2008-11-24 19:58:42 | 特養日記
今日は10時半の予定だったが、少し遅れて
しまったかもしれない。ボランティアといえ
ども、ちゃんと出席をとるようです。体温計
で体温を計測し、報告しなければならない。

今日はベッド周りの、キャビネットの掃除で
した。キャビネットの回りは、荷物でいっぱ
いです。特養(特別養護老人ホーム)の入居
者にとっては終の棲家です。様態が改善され
る可能性はない。だから、荷物が多い。

やはりここでも、徘徊老人がいるようです。
有吉佐和子さんの「恍惚の人」という小説を
昔読んことがある。

パジャマ姿のおじいちゃんが、甲州街道沿い
の道を新宿方向へ歩いてゆくくだりがありま
す。それを、大学受験の孫が追いかけてゆく
が捕まらないで見失ってしまう。パジャマ姿
のおじいちゃんが、信号無視して早足で歩か
れたら、そう簡単には捕まらないでしょう。

結局、疲れて警察に保護されてしまうという
ストーリーです。一時期社会問題になりまし
た。今でいう徘徊老人です。

私も、徘徊老人のようなもなです。日本全国
あちこちに行きました。冥土のみやげに、遠
くにつれていってやれたらなと思います。引
率する人は大変です。でも、飛行機なら徘徊
はできないとバカなことを考えました。



コメントを投稿