風の子広場

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司馬遼太郎の言葉(36)別国

2005-08-06 23:05:31 | 司馬遼太郎の言葉
「この国のかたち 四」より抜粋する。

「ただ、昭和5,6年ごろから敗戦までの十数年間の
“日本″の別国の観があり、自国を亡ぼしたばかりか
他国にも迷惑をかけた。」

「しかしながらわずか十数年の“別国”のほうが、
日本そのものであるかのようにして内外に印象
づけられている。」

昭和5,6年頃より、統帥権をバックにして日本軍は
中国で侵略を始めることになる。おりしも今日は、
広島への原爆投下から60年目にあたる。

日本に侵略された経験は、簡単に消えるものではない。
中国も、韓国も「靖国問題」だけを問題にしている
わけではない。


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