風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

セピア色の写真

2006-09-23 18:32:58 | 何でもシリーズ
今年2月に逝ってしまった母が写っている写真を
みて、こんな時もあったのかと、懐かしく思う
秋分の日です。

石川啄木の歌より、

 己が名を ほのかに呼びて 涙せし

      十四の春に かえるすべなし

 石をもて 追わるるごとく ふるさとを

      出でし悲しみ 消ゆる時なし

セピア色の写真は懐かしく、私にもこんな時代が
あったのかと思うと、涙ぐんでしまいます。

啄木もあちこち転々としたようですが、いつも
ふるさとを懐かしんでいたようです。

もう一度、子供の時代に戻りたい気がします。

 セピア色 写真を見ては 涙せし

      かえるにかえれぬ 時代の流れ


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