風の子広場

特別な意味はありません。近くの広場です。
考えごとをするのに最適な場所です。
エッセーを中心に書いてゆくつもりです。

転がる石 (No.9)

2005-09-21 21:08:33 | 五木寛之の言葉
「たしかに、みんなと一緒、同じなら寂しく
ないかもしれません。島国に住む日本人は、
これまでムラ社会のなかで折り合って暮らし
てきました。それでも、やはりそういうこと
から離れて、自分はひとりだと考えることが
大事なのです。」

「唯我独尊」で生まれてきたのですから、生きか
たも死にかたも一人ひとり違っていい。自分の
オリジナリティというものを選べばいいのです。
「犀のごとく独りゆけ」ということです。

「ぼくは転がる石のように生きていきたいと
思っていました。そのためには、どこかが歪んで
いたり、傾いていたほうがいいのです。」

「不安の力」五木寛之著 講談社文庫より