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明治神宮参拝ー百年の森

2018-07-31 12:32:46 | 旅行
明治神宮に参拝しました。
朝6時過ぎに神宮の駐車場に到着しました。
参拝路を歩いて行きます。

早朝なので参拝客も少なく落ち葉を掃除する音だけが周りに響いています。

鳥居から。

参拝を終えて神宮の森を眺めながらゆっくりと歩きました。


テレビで明治神宮の森造営の番組を見たことがあります。
当時の一流の造園家や林学博士らが集められ作られた明治神宮の森の構想は
神社の森は永遠に続くものでなければならない。それには自然林に近い状態をつくり上げることだ」の主旨でした。
「永久ニ荘厳神聖ナル林相」、永遠に続く森構想でした。
伊勢神宮の森など神社の森の多くは杉林であったが、
明治神宮は関東ローム層の土地で、関東ローム層の土地では杉はよく育たない。
そこで、百年後の林を予想して
アカマツが主木の林から、カシなどの常緑広葉樹が主木となり、
人手を介さずに自ら世代交代を繰り返す「天然林相」になるという4段階の変化をしていく造園を考えたそうです。
林相予想図として描いた「明治神宮御境内林苑計画」という書物があるのです。
自然を相手にして移り変わりゆく林を想定した、その壮大な構想が実現した森を見ることができました。
そんな想いで見る森は一木一木が愛おしく感じられました。

百年前の偉大な頭脳の夢見た森が神気を帯びて見えます。

下草も何かの役割を担っているような気配を感じます。


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