先月、台風19号の接近で伊勢神宮内宮の近くを流れる五十鈴川氾濫するかもしれないと報道されていました。
当時心配していましたが、今回参拝することができました。
まず外宮に参拝しました。
御正宮の写真です。
十数年ぶりの参拝です。
域内の土宮、風宮、多賀宮も参拝して、帰ろうかと歩いていたら「せんぐう館」にベンチがあり一休みできそうです。
そして池に面したベンチに座りました。
池には鯉がたくさん泳いでいて宙に浮くほど飛び上がったりして見飽きない風景です。
そしたら、前触れもなく建物から神主さんが4人出ていらっしゃって芝の上に座られました。
何かの儀式が始まりそうです。
ゆっくりと、ゆっくりと心を込めているようです。
そのうち池の上にしつらえた舞台の上に進みます。
そして、またゆっくりとした所作で、先頭の神主さんが池の傍に建てられている的にむかってビシッと音をたてて矢を射ました。
矢は的に当たり、的付近の係の方が矢を抜き、うやうやしく捧げるように矢を持ち建物に向かいました。
偶然ですが、何か儀式に出くわしたようです。
壁に、本日「開館記念式典」と書いたポスターが貼ってありました。
平成29年の台風で浸水被害があり復旧工事が完成して一時閉館していた館が再び開館したようです。
一瞬先月の台風かと思いましたが、2年前の台風でした。
池が増水したのでしょう。
何か新鮮な空気に包まれながら、その後内宮へ向かいました。
五十鈴川です。
参拝してから、おはらい町とおかげ横丁を楽しみホテルへ帰りました。
そしたら、テレビで外宮「せんぐう館」開館のニュースで、弓で的をいる儀式の様子を放送していました。
あの儀式は邪気を打ち払い安全を祈願する「蟇目(ひきめ)の儀」奉納という行事だそうで、
小笠原流弓術次期家元が正殿の方角に置いた的にかぶら矢を放つという奉納儀式でした。
そういえば、私から数人離れた場所にプロのテレビカメラマンが大きなカメラを構えていましたね。
神社や地元観光関係者ら100くらい人が参列し再開を祝ったという放送でしたが、
神社や地元民でない参拝者も偶然居合わせ、お祝いさせていただいた話でした。