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自民党総裁選の内幕  

2024-10-06 16:09:31 | 文化

>NEWSポストセブン   >【自民党総裁選の内幕】「最後の最後でしゃしゃり出た派閥のボス」蓋を開ければ終わっていなかった派閥政治、能力は百も承知で担ぎあげられた小泉進次郎氏   >NEWSポストセブンによるストーリー・   2時間・   

> 憲政史上最も若い総理の誕生か、はたまた日本初の女性総理の誕生か──912日の告示から約2週間におよぶ総裁選で示されたのは「この国の未来」ではなく、「永田町議員たちの未来」でしかなかった。   

>なぜ憲政史上最年少総理の誕生は泡になって消えたのか、政治家たちの動きをたどる。【前後編の前編】   

> 史上最多の9人が出馬した自民党総裁選は、石破茂氏(67才)が決選投票で逆転勝利し、101日に総理大臣に就任した。   

>だが、首相の交代で自民党は本当に生まれ変わったのだろうか。   

 

旧態然としたありさまですね。   

 

> 今回の総裁選は、一昨年に発覚した自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる政治資金収支報告書への過少記載および不記載という一連の裏金問題に端を発した。   

>各派閥の所属議員がノルマを超えた分の収入を“裏金”として自らの懐に入れていたことを受け、派閥政治の在り方が問題視され、結果として多くの派閥が解散。   

>ゆえにこの総裁選は、史上最多の候補者が出馬し、初の女性総理が誕生するかという大きな話題とともに、「派閥なき総裁選」という史上稀にみる戦いで、議員たちがどんな基準で新総裁を選ぶのかが注目された。   

 

そうでしたね。夢は膨らむばかりでしたね。   

 

>「史上最年少総理」「初の女性総理」自民党に“新しい風”が吹いたはずだった   

> 勝利すれば憲政史上最年少総理と注目された小泉進次郎元環境相(43才)や、5度目の挑戦で「最後の戦い」と明言した石破氏に加え、若きホープとして小林鷹之前経済安全保障担当相(49才)が存在を示し、初の女性総理候補として高市早苗経済安全保障担当相(63才)、上川陽子外相(71才)の2名が出馬するなど、“派閥というしがらみがない”がゆえの、新しい総裁選かと期待を込めた国民は少なくない。   

 

日本人の夢は広がりましたね。だが、話にうつつ (現実) を抜かすことはできない。      

 

>だが、最後の最後でしゃしゃり出てきたのは派閥の“ボス”たちだった。   

> 全国紙政治部記者が総裁選の裏で繰り広げられた駆け引きをこう語る。   

>「2週間に及ぶ選挙戦を経て、投開票の行方は石破氏、高市氏、小泉氏の有力候補3人のうち、どの2人が決選投票に残るかで結果が変わる混戦となりました。   

>投票日の前日に動いたのは麻生太郎元首相でした。   

>自らと距離のある石破対小泉の決戦になるのを防ぐため、麻生派の議員に高市氏への投票を指示。   

 

派閥の領袖による、議員を十把ひとからげにした数合わせですね。民主主義を台無しにする行為ですね。      

日本人は思考を停止しているから、自分自身の意見を明らかにしない。わが国のマスコミの編集長でも例外ではない。だからいくら外部の情報を流しても、それが社会の木鐸の役割を果すことはない。「それでどうした、それがどうした」の問いに答えが出せないのである。我々日本人は自己の見解を述べる教育を受けてこなかった。だから個人の価値が低い。[木鐸=ぼくたく:世人を教え導く人]   

      

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)     

 

>それが功を奏し、1回目の投票から高市氏に麻生派の票が上乗せされて、高市氏は1位で決選投票に進んだ。   

> すると、麻生氏に対抗する岸田文雄前首相が『高市とは考え方が相容れない』と、旧岸田派メンバーに決選投票になれば石破氏に入れるように呼びかけ、石破氏の逆転につながったのです」   

> なんのことはない、蓋を開ければ自民党の派閥政治は終わっていなかったというわけだ。   

 

そうですね。派閥政治よ何処までもですね。   

 

>「割を食ったのは麻生派の河野太郎氏(61才)でしょう。   

>前回総裁選は2位と健闘したのに、今回は派閥の親分である麻生氏から頼みの麻生派の票を引きはがされ、1回目の投票で8位と惨敗してしまったのですから。   

>派閥の意向に翻弄されたわけです」(前出・全国紙政治部記者)   

> そもそも極端な発言で物議を醸す高市氏だが、麻生氏が支持を表明する前から強く新しいリーダー像を期待され、“総理本命”に急浮上していたのだ。   

>しかし、“派閥の論理”で期待は泡に消えた。   

>それ以上に、総裁選でいちばんの“道化役”を演じさせられたのは小泉氏だろう。   

>「史上最年少総理の誕生か」とマスコミの脚光をあび続けたにもかかわらず、決選投票には残れず3位に終わった。   

>元時事通信社政治部長で政治ジャーナリストの泉宏さんは、今回の総裁選は小泉氏を「選挙の顔」として担ぎ上げようとした自民党議員たちの思惑を軸に展開されたとみている。   

>「進次郎氏は少なくとも通常国会(623日会期末)までは出馬をまったく考えていなかったと思います。   

>国会が終わって、菅義偉元首相が進次郎氏を総裁選に担ぎ出そうと動き出す。   

>そこから流れが始まった」   

> 菅氏は国会閉会後、裏金問題で支持率が下がり続けた岸田前首相を「このままでは(自民党が総選挙に負けて)政権交代してしまうとの危機感を持つ人は増えている」と厳しく批判。   

>有力議員との会合に小泉氏を招くなどして総裁選出馬を促した。   

>政治ジャーナリストの宮崎信行さんはこんな見方をする。   

>「菅氏は首相だった3年前の総裁選で岸田氏に“菅降ろし”を仕掛けられて退陣に追い込まれた経緯があります。   

>それだけに岸田氏への恨みが強い。   

>だから今回はかわいがっている進次郎氏を総裁選に立てて岸田氏を総理から引きずりおろそうというスタンスでした。   

>進次郎氏も岸田政権では閑職に追いやられてましたから、気持ちが傾いたのでしょう」   

> それを後押ししたのが裏金問題で揺れる旧安倍派・元会長である森喜朗元首相(87才)だった。   

>「進次郎氏は父の小泉純一郎元首相から『50才までは総裁選に出さない』と言われていました。   

>純一郎氏は息子の経験不足を心配していたわけです。   

>しかし、なんとしても人気のある総理を誕生させて裏金問題を吹き飛ばしたかった森氏は純一郎氏と会合を開いて『絶対に進次郎氏がいい』と説得し、総裁選出馬を認めさせた」(前出・全国紙政治部記者)   

> 実際、純一郎氏は小泉氏の出馬宣言を受け、「いま、総理にならない方がいいのにね」と鮮烈なコメントを出した。   

>自民党の重鎮たちは自分たちの思惑だけで若い小泉氏を強引に引っ張り出したのだ。   

>「進次郎総理なら選挙に勝てる、ポストもある」党内に巻き起こった“神輿は軽くて進次郎”論   

> 担ぎ出された小泉氏自身は当惑していたかというとそうではない。   

8月のラジオ番組では、「歩みを進めるも引くも自分で考えて自分で決める」と意欲をにじませ、96日に「首相になって時代の変化に取り残された日本の政治を変えたい」と出馬表明すると、序盤の世論調査でトップに躍り出た。   

>「これまで憲政史上最も若かった総理は伊藤博文の44才。   

>いま43才の小泉さんがこの記録を塗り替えるには、今回の総裁選で勝利することが絶対条件。   

>出馬の意向を示して以降、マスコミはこぞって“総裁本命”と持ち上げ、“進次郎内閣の顔ぶれ”を予想するなど、小泉さんで決まりという雰囲気になった。   

>本人もその気になっていた面もあると思います」(別の全国紙政治部記者)   

> 政界のプリンスに大きな期待を寄せたのは私たち世論はもちろん、自民党の若手議員、中堅・ベテラン議員も人気のある小泉氏の出馬を歓迎した。   

>宮崎さんが言う。   

>「進次郎氏の首相としての能力に不安があることは自民党議員の多くがわかっていたが、選挙に弱い若手議員は国民に人気のある進次郎氏が総理になった方が自分の選挙に有利だと考えた。   

>中堅・ベテラン議員にはそれに加えて、経験の浅い進次郎氏であれば、総理になった後も自分たちが操りやすいという計算もあった。   

>自民党には『神輿は軽くてパーがいい』という言葉がありますが、今回は、『神輿は軽くて進次郎』とはっきり言う議員もいました」   

> 総裁選が始まると、出馬を断念した野田聖子元総務相(64才)や、齋藤健経産相(65才)らが次々と小泉氏を応援すると表明し、一気に小泉優勢の流れができるかに見えた。   

>「野田氏はかつての郵政選挙で進次郎氏の父・純一郎氏から刺客を立てられ、自民党離党に追い込まれた遺恨があるはずですが、“勝ち馬に乗る”ために息子の進次郎氏を支持した。   

>齋藤氏は進次郎氏と当選同期ながら、すでに農水、法務、経産の3回も大臣を経験し、実務能力が高い。   

>心の中では自分の方が進次郎氏より有能だという自覚はあるはずです。   

>それでも将来のポストが有利になると勝ち馬に乗ったのでしょう」(宮崎さん)   

> 自民党議員たちは、小泉氏の首相としての能力不足を百も承知で、「選挙の顔」に賭け総理への道を開いたのだ。   

> いざ選挙戦が始まると、9人の総裁候補たちは全員、総選挙を意識して国民に聞こえがいい公約を掲げた。   

>石破氏は「物価を上回る賃金上昇の実現」、高市氏は「経済成長をどこまでも追い求める」、小泉氏は「低所得者や中小企業支援」、加藤勝信元官房長官(68才)は「所得倍増」、茂木敏充幹事長(68才)は「増税ゼロ」など、まさに美辞麗句が飛び交う舌戦に。   

>「増税ゼロ」で「物価を上回る賃上げ」が行われ、「所得倍増」になり、そのうえ「低所得者や中小企業支援」まで行われれば国民にとってこんないいことはないが、実現不可能だと誰しもがわかる。   

>選挙権を持つ国民全員が投票できるわけではないという総裁選の仕組みがあるからこその聞こえがいい言葉が並べば並ぶほど、その重みは失われていく。   

>(後編へ続く)   

>※女性セブン20241017日号   

 

 

 

 

 

 



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