どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

エアコンの高性能化は凄いのだっ

2004-08-02 | Job
ここ数年の家庭用エアコンの進化は凄いのだ。
冷気を感じない風、マイナスイオンを発生させる機種、水を供給しないのに、冬に加湿してくれる機種等ラインナップは本当に豊富。
冷やす・暖めるだけの機種を見つける方が大変なのだ。

CM等で耳にタコかもしれませんが、本当に凄い能力と言うのは、最近の機種は電気の消費量が極端に少ない事なのだ。
10年程前の機種と比べると、同じ部屋を空調するのに半分の料金で行う事が出来る。
これは、モーターの効率が上がった事に加えて、エアコンに組み込まれる基盤(頭脳)の発展の寄与が大きいね。

簡単に言うと、無駄な運転はしないようになっているんです。
以前の機種は、30℃から25℃に冷やそうと思うと、25℃になったところで冷房運転がオフになっていました。
今のエアコンは、30℃から27℃に落ちたところで運転をやめても室温は25℃まで下がる…これを日々の運転から学習してそれを実践していくんですよねぇ。

日本では電気は100ボルトを使っていますね。しかし、静岡県の富士川を境にして、北が周波数50ヘルツ、南は周波数60ヘルツと違う電気を使っているんです。

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■これは、明治時代に関東ではドイツから50ヘルツ発電機を、
関西はアメリカから60ヘルツ発電機を購入してしまったのが始
まりと言われています。■
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エアコンを含めて電気器具は、まったく同じ物でも、関東で使うより、関西に持っていった方が能力が大きくなります。数字で言いますと、1割以上大きな能力を発揮します。
そうです、周波数に比例して、関西の方が大きな能力を出すんですよねぇ。
実は、この電気の周波数は大変便利な代物です。この周波数を自分で変動して使ってしまう…それがCMでも耳にするインバーターと言う機能です。
使う周波数を0~100%(0ヘルツ~60ヘルツ)に変換して、能力を無段階調整しちゃう凄い機能なのだ。

最近のエアコンはほぼ全てにインバーターが組み込まれています。
設定温度差が大きい場合は、60ヘルツ・100%運転で(関東以北でも)最大能力を発揮。
設定温度差に近づいてきたら、10ヘルツにして能力の15%だけ運転。
こうして、無駄な運転をしないように制御を掛けているんですね。
ですから、室温も一定で快適、しかも電気料金は抑えられるとメリットが満載です。
唯一の欠点と言うと、室外機の騒音が大き目と言うことでしょうか。運転中“キーン”と言う金属音がしてしまいます。
うるさいなと思われるかもしれませんが、インバーターがんばってるなと、見逃してやってください(笑)

各社のエアコンを知り尽くすセツビ者が、匿名だから言える“この夏この機種が凄い”一台を言っちゃいますか…。

昨年“ぴちょん君”のキャラクターで有名になった、ダイキン工業/うるるとさららシリーズは凄い!
そのシリーズ中、もっとも凄いと拍手しちゃいますのが、冬の乾燥時期にありがたい【Rシリーズ】と言うやつ。
知人宅に入れてリサーチしてみましたが、冬の乾燥時期、室内を湿度50%以上に保てる事が出来ます。
それも、水の補給などしないでと言うのが凄いんだよねぇ。
マイナスイオン発生装置、換気機能まで組み込んであるので、窓を閉めっぱなしでも、室内は滝の近くにいるように爽やかぁ…。

10万を超える販売価格ですが、この高額機種が昨年から大ヒット中で品薄状態なんですよね。
ぴちょん君キャラクターに拠る所も大きいかもしれませんが、一度使ったら手放せない。それがこのエアコンかな。

エアコンで暖房は期待しない…そんな方も多いと聞きます。
以前のエアコンではそうだったでしょう。
今のエアコンは、冬も快適ですよぉ。

ダイキン工業ホームページ
  うるるとさらら
     ↓
http://www.daikinaircon.com/catalog/d-catalog/urusara/index.html

古いエアコンを調子悪いけど、まだ動いているから…この状態で使うと、効率も電気料金にもいい事ありません。
製造10年(使い始めて…ではない)を超えるエアコンは、買い替えを考えた方が、結果として全て良しとなる。
これが空調専門家から見たアドバイスかなぁ。