どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

反日感情とブーイング

2004-08-08 | Football
アジア杯は優勝と言う結果で終わりました。
しかし、ブーイング問題から気づかされた反日感情は、後味の悪さを残してしまったのだ。
決勝の試合終了後、懸念されていた暴動も起こっていた。
騒ぎの為、チーム及び観戦していたサポーターは、2時間以上スタジアムから出れらなかったそうだ。
日本国旗を焼きながら日本を侮蔑、出てきた選手バスへのゴミの投げつけ…。
映像を見ても憤りは感じなかった。
ひたすら悲しかった。

日本人がどこかの国にライバル意識を持っているか?

特に意識してないと言う方が多いのではないでしょうか。
それだけに、一方的なライバル意識をぶつけてくる韓国には
“おっ、何だ何だ”
的な戸惑いを感じてしまい、サッカーで日韓戦がある時の韓国の盛り上がりは、ちょっと引いてしまう気持も感じていたのだ。
しかし、日韓ワールドカップ共催が行われ、共に決勝トーナメント進出と言う結果が、日韓を近づけるポイントになったのではと思い返しています。

Jリーグでの活躍、ドラマの人気、本当に最近は韓国の方との距離が近づいたと実感する。
しかし韓国から見ると、依然として日本はライバルで“追い抜いてやると言う気概”は失っていないだろう。
それを隠そうとしない韓国にはやはり引いてしまう気持もあるが、本音でぶつかってくる韓国とは、今後も更に距離を近くして、それでいてライバルと言う関係を築いて行けると思う。

それだけに中国の反日感情には驚きと同時に違和感を感じた。

表に出てこない感情、笑顔の下に押し込まれていた反日感情。
仲がいい隣国と勝手に思っていた自分の不勉強もあるが、中国人がまったく分からないと言う感情を覚えてしまったのだ。
なぜそんなに日本人を嫌うの?俺達なんかやったのか?

ある番組でインタビューに答えていた日本人がこう言っていた。

“昔の事なんかいいじゃん。これから仲良くしていこうよ。平和が一番”

もっともな事だ。
しかし、これを言っていいのは被害にあった側の立場の人間。
加害者側の立場の人間に言う資格はないんだよね。

中国は愛国主義と言う名の教育方針で、戦時中日本に侵略されていた当時の歴史を教える。当然、日本に悪い感情を持つ年代が育つ。
日本では戦争の事実は教えるが、具体的にどう言った行動を取ってきたかは教えない。正に本の中だけの戦争で、血が流れている事は感じさせない。

日本の教育方針は変わらないだろう。
だから、自分達で学ばなければいけないのだと思う。
知った上で言おう。

“本音で喧嘩しようぜ”