『 江戸型染め・藤本義和さんを迎えて 』 2009.7.19
気温30℃を超える暑さの中、八王子在住の江戸型染め職人・藤本さんのお話を聞きに25名もの人々が、趣のある「本町の長屋」に集りました。この暑さにもめげず夏着物姿の方がほとんどで、皆さまのきものに対する愛情をひしひしと感じます。昭和11年生まれの藤本さんは、とっても意欲的で真摯な方。数々の賞を獲得しているにもかかわらず、若いきもの好きの面々の意見も感心しながら聞いて下さいます。その藤本さんの仕事を1年かけて静かに追ったドキュメンタリー映画、「めぐる」も上映されました。気の遠くなるかと思われるほどに黙々と続けられる型押しの作業…その様子に「ものをつくり出す」ということの凄さを実感…。
藤本さんの若い頃の修行の話やお仕事に対する思いを聞き、実際に使っている道具なども見せていただきました。そして映画「めぐる」で、木版染めと言う作業の一部始終を知った後に藤本さんの作品を見ると、愛おしさで胸がキュンッ!となってしまいます。「いやぁ、好きだから続けられただけですよ」と和やかな微笑みを浮かべる藤本さんに、本物の職人さんの姿を見た気がします。品があっていろいろな締め方ができる半幅帯、新製品の和柄タンブラー、そして持っているだけで穏やかな気分にさせてくれるはんなり色の日傘など…数多くの作品を実際に手にとって見ることができたのも、幸せなひとときでした。
気温30℃を超える暑さの中、八王子在住の江戸型染め職人・藤本さんのお話を聞きに25名もの人々が、趣のある「本町の長屋」に集りました。この暑さにもめげず夏着物姿の方がほとんどで、皆さまのきものに対する愛情をひしひしと感じます。昭和11年生まれの藤本さんは、とっても意欲的で真摯な方。数々の賞を獲得しているにもかかわらず、若いきもの好きの面々の意見も感心しながら聞いて下さいます。その藤本さんの仕事を1年かけて静かに追ったドキュメンタリー映画、「めぐる」も上映されました。気の遠くなるかと思われるほどに黙々と続けられる型押しの作業…その様子に「ものをつくり出す」ということの凄さを実感…。
藤本さんの若い頃の修行の話やお仕事に対する思いを聞き、実際に使っている道具なども見せていただきました。そして映画「めぐる」で、木版染めと言う作業の一部始終を知った後に藤本さんの作品を見ると、愛おしさで胸がキュンッ!となってしまいます。「いやぁ、好きだから続けられただけですよ」と和やかな微笑みを浮かべる藤本さんに、本物の職人さんの姿を見た気がします。品があっていろいろな締め方ができる半幅帯、新製品の和柄タンブラー、そして持っているだけで穏やかな気分にさせてくれるはんなり色の日傘など…数多くの作品を実際に手にとって見ることができたのも、幸せなひとときでした。
「温泉にゃんこ」さんの投稿にある「座布団の写真」を見ていて、それは「あそびの有無」かもしれない、そんな気がして来ました。
「木版染めは『あそび』があるところが良い」、そんなことを、藤本さんが言われていました。それは、「あそび」が生み出す、計算できない全体的な造形が「和文化」の「心地よさ」をつくり出す、そうわたしには思われました。
「座布団の写真」を見て、それに気付きました。その写真は、「障子の格子」、「不揃いな座布団の並び」、「座布団の意図しない色の連なり」、それらが偶然うまく組み合わさって美しく見えている、わたしはそう感じました。
洋文化の幾何学的なキチッキチッとは異なる、和文化の大雑把な『あそび』の心地良さを、その写真が述べているよう思いました。
職人さんにお会いするたびに、その魅力のとりこになります。
この方の手にかかったものを使いたい…と。ただ消費するだけでなく
特別な思いを抱けるモノに出会えた時、喜びは倍増しますね。
個人ではなかなかお話できない職人さんをお呼びする企画、これからも
続けていきませう♪ NPOだからできることを活かしていきたいですね☆
お暑い中お越しいただきありがとうございました(^^
私がポイポイと並べた座布団を見て、そんなことを感じて下さったとは!
コラブさんの書き込みを読んで、なるほどなぁ~と思いました。
きものもそうですよね。いくらでも調整して着られるし、何代も受け継がれる。
西洋のドレスは、もうその人だけのものですもんね。自己主張といいますか…。
たくさんの方が同じ時間を共有することによって、いろんな発見がある気がします。
これが答え!ってのじゃなく、いろんな感じ方ができて、それを受け入れられるのが
和文化の良さかもしれません。どうぞまた、お出かけ下さいね =^^=
「ポイポイと並べた座布団」とは、表現がおもしろすぎますよ。
ということは、和の文化とは簡単に言うと「ポイポイ」のこころですね!?
そう言えば、藤本さんも「木版」を「ポイ!・・・ポイ!・・・」と、押していましたよ。
古着や帯なども売ってるなら、それは骨董市ではな
く蚤の市ではないかと言われました。会のあった日
に確認したところ、たしかに蚤の市でした。
また、毎月28日はお不動様の縁日だそうで、川越
の蚤の市もこの縁日の行事として催行されているも
のと思います。「別院」とありますが、ご本尊はお
不動様でしょ?
本当に、ポイポイと並べたんですもの =^^;=
和のいいところは、ポイポイとした遊びがあるところ。
それ、いただきましょ!藤本さんのあの押し方…迷いが無くて、
いい感じで楽に押していらっしゃるような。ん~、極めた匠ならではなんでしょうね。
成田山川越別院の境内で28日に行われているのは、正式にはおっしゃる
通り「のみの市」です。今では、のみの市と骨董市の差があいまいになって
いるところが多いので、人によっていろいろな呼び方をするようです。
28日は不動明王さまのご縁日、それに集まる人たちの楽しみとして、
のみの市が始まったのだと思われます。成田山川越別院は、その名称の通り、
成田にある真言宗智山派の別格本山「成田山新勝寺」の別院です。
ご本尊は不動明王さま。ぜひ本堂に足を踏み入れてみて下さい。
毎日のお護摩の火を見守っているがゆえに、黒くなった迫力のお姿のご本尊さまに会えますよ。