右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

患者の思いを知る

2014-09-07 11:32:42 | 公開講座

すっかり、初秋。
すすきの穂がびっしり・・・
大学のキャンパスを外から見ると、こんな感じ。


初めて行った病院で
乳がん患者会の主催で、
「再発転移」を考えた講演会。

東京から見えた会長さんの元気なことが印象的。
すでに患者会が発足してから35年だそう。
今までに主に行ってきた乳がん検診啓蒙から
再発・転移患者さんへのサポートへと、
少し活動の重点を移行しているようです。

講演の流れ:
会長さんのお話
乳腺外科医と放射線医の講演
再発患者さんを含めたパネルディスカッション



乳腺外科の医師からのお話で
初めて聞いたことをメモ。

*転移性乳がん治療の考え方
HortobagyiからPiccaartへ→個別治療(?)

*免疫能力の高いと、ハーセプチンが良く効くという報告
→今のところの免疫療法で薦めるものはない

*治験中の新薬
・ASCO2014 OlympiaA試験 遺伝子変異に対するオハラリブの効果治験
・FDA(USA厚労省にあたる)によるFACEII治験 パルボジクリブ
←腫瘍をおとなしくさせる

ハーセプチンが出てきてから、
乳がん治療が画期的に変わった。
この五-十年の間に、またこのような変化があるはずと
結ばれてました。

その後、患者さんを含めてのディスカッション。
それぞれに、つらさを持ちつつも、
正直に胸の内を語ってくださる勇気がすごい。
その中でひとり、感極まってか、
泣いた方もいたが、
思いを外に出すのが必要なんだよね。



会長さん曰く、
『手術を受けて、それ以前より輝いて
生きていって欲しい』





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
患者の思いを知る (たえこ)
2014-09-09 22:55:02
私は、講演会の乳腺外科の医師に御世話になっています。残念ながら同じ日に、別の病院で医療フェスタがあって参加していたので話を聞くことが出来ませんでした。良い話で良かったですね。少しづつ秋風を感じる季節になりました。風邪引かないようにしましょうね。ちなみに娘が名古屋にいます。まだ日中はかなり暑いそうですよ。
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たえこさん、こんにちは (Katy)
2014-09-10 09:01:29
女医先生は、何度か講演会やらで見かけています。
乳腺の担当になった当初一-二年は、つらかったとおしゃってました。(二十数年前のこと)
その後、新薬が出てきて、そしてこれからも・・・患者さんに寄り添った臨床医の気持ちかと。いい先生ですね。

名古屋は本当に残暑が厳しくってね。お嬢さん、長いこと住んでいらっしゃるのでしょうか?
いつまでも鳴いてるセミが恨めしかったわ。セミには罪はないんですけど・・・
また、覗いてください(とはいえ、ひと月に一回アップするかどうかですけど。)
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Unknown (blue)
2014-09-11 07:42:58
おはようございます。
雨がひどく降っているようですが、大丈夫ですか。

再発患者向けの講演は少なくて貴重です。
レポありがとうございます。

免疫療法にも興味があるのですが、これだけいろんなものがHPで紹介されていても、結局、結果がはっきり出て、医師も認めるものって無いんですね。
NHKで特集組んだりすると、つい、良いんじゃないか?と素人は思ってしまうのですが・・。放射線もしかりです。

こうして患者に寄り添ってくれる医師も、探せばたくさんいて、出会いには運もあるのかなあ・・・と思いつつ、つい多くを望んでしまう^^;
主治医に「放射線」って口に出したら、完全否定するんじゃないかと想像しながら、それでも時を待つ私デス。

返信する
blueさん、こんにちは (Katy)
2014-09-11 16:21:34
大雨警報がうそのようなあおぞらが広がってます。
悩まされたエリア・メールがうそのよう。

最近の講演会は、すでに聞き知ったことが、多く
そして標準治療のおさらいがほとんど。
でも、そこから一つ進んで、必ずしも同じ流れで治療するだけではないぞ、ということを知りましたね。

一度照射を受けた場合は、もう二度と放射線はうけられないと言うわけでもなさそう【放射線医の話】
ちょっとずつ変わっているところもありそうです。

放射線医でさえも、効くのかと首をかしげる症状でも、
奏功するするときもある。やってみなければ、わからないというのが本音のようです。
これは薬でも同様かと。
チャンスは見逃さずに、これというときには
飛びついてくださいね。
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