右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

いまさらですが、「遺伝子検査」のこと

2013-08-04 22:37:37 | がんのこと
毎朝、楽しみにしているのが
『じぇじぇじぇ!』でおなじみのNHK朝ドラの【あまちゃん】
このところ、ますます面白くなっている
その後の【あさいち】でキャスターの二人が
一言二言、【あまちゃん】のことを言うのを
聞くのもおもしろ~


いつもの通り見ていたら、番組の内容が
「ちゃんと知りたい!遺伝子検査」
とはいえ、7月末のことですが・・・

今わかっている遺伝子の数は二万数千種類。
肥満や薄毛など体質がわかる検査もあって、
購入できる遺伝子検査キットまであるんだそう。
アルコールに強いかどうかまでわかる検査もあって、
薬学部の学生たちが受けて、
飲み方に注意するようになったとか。

番組でUSAで遺伝子検査(確か120種類)を受けたゲストの方が
「身に覚えのない通信簿」をもらった感じで、
検査結果は自分では考えもつかなかったもので、
その後、慎重になって、自分をいたわるようになったとコメント。
遺伝子検査を受ける場合、慎重にする必要がある。
「知ってしまった後に、知らない前に戻ることはできない」
がんのみならず、治療方法が確定されていない病気もあるからだ。


やはり、この「遺伝子検査」のことが大きく取り上げられたのは
A・ジョリーさんの予防的切除が話題になってから。
「BRCA-1」「BRCA-2」はがん化を防ぐ役割をもっている遺伝子。
どちらかに変異があると、乳がんと卵巣がんの発症リスクが高くなる。

A病院でも、問い合わせが続いているそう。
そして、実際に乳がんを罹患され
卵巣がんの可能性を疑っていた方の遺伝子検査を
受けた経緯がビデオにでていた。

流れとしては
1.遺伝子カウンセリング
 医師と遺伝子カウンセラーでの対応
 がん家族歴の作成
 検査の意義の説明
2.遺伝子検査を受ける
 費用として、およそ二十万かかる。 
 70歳までに発症する卵巣がんのリスクは、
 彼女の場合、遺伝子変異が見つかり、  
 最大44%(通常は1%未満)
3.卵巣を予防的に切除
 予防の場合、健保の適用がないため、手術費用はおよそ百万。
 彼女は、あらたにがんにかかる不安を持っていたため、
 リスクを知り、手術を行ったことで不安を解消できたと
 言っており、そのことを伝えたくってTV出ることを決心。

遺伝子検査結果、遺伝子の変異が見つかった場合、
二つの選択肢がある:
・早期発見⇒25歳以上からこまめに検診を受けるなど。
・予防的切除⇒発症する前に乳房と卵巣を切除。

『何%ぐらいになったら、手術した方がいいですか』って
ゲストが聞いていたけど、
やはり個々人の立場や年齢・環境などがあって、
個々に判断せざるを得ないだろうと
専門家ゲスト(乳腺で有名な先生)は言っていた。


遺伝子をすべて調べることによって、
原因不明と診断されたUSAの小児患者の病気が判明し、
治療へと勧めることができた症例が紹介されていた。
今後、がんや難病治療が遺伝子解析によって
治療が行われるようになる日が来るだろうと
専門家ゲストは言っていた。

A・ジョリーさんが今後卵巣切除を行うというニュースが流れていたが、
いまひとつ、乳がんと卵巣がんの関連がわからなかった。
卵巣がんは難治性がんの一つで、
摘出して検査しなければ
判断がつかないというのも、
昔のことを思いやって、やっと納得次第。


10数年前、股関節脱臼のMRI検査で
整形外科医に言われた言葉。
『卵巣が鶏卵ほどの大きさになっている。
 僕は専門外なので、婦人科で診てもらった方がいい』
通常の卵巣は親指の先ほどの大きさらしい。
即、手術をした方がいいと言われ、
片方の卵巣を摘出している。
もう、卵巣を取るというだけで、
ひどく落ち込んでいたら
実は、私も私も・・・という友達がいて、
『大丈夫!痛くならないうちに見つかってラッキーだったよ』と
ずいぶん慰められた。
手術後、婦人科医に
『念のため、検査したら悪性じゃなかったよ』と言われ、
ええ~~、がんの可能性もあったんだと、
青くなった経験がある
その後、保険に入ろうとして、この病名を言ったら
断られちゃったことがあったね。

今やどっちだったか、忘れちまってるほどなんだけど、
あの当時、まったく自覚症状もなく、
乳房と違って、触ったりできるものではないから、
なかなか見つけることが難しいのだと
今になってわかったことだった。
がん患者となって、
病気に過剰に反応するのもどうかと思うものの、
ついつい「がん」という言葉に
つられてしまうのも致し方ないかもしれない。



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ハーセプチンのこと

2013-01-21 16:12:57 | がんのこと
ここんとこ、こちらは毎日雪が降っていて、
もう、いたるところ、雪の壁ができている。
ただ、雪をはねて、上に上げるだけでは△になっちゃって、
スペースがもったいないので、そこで固めて□にしちゃうらしい。
初めて知った雪はねのテクニック。

こんな事になってます↑

うちでごろごろしててもと、
ブログ村の方の記事から知った『希望のちから』(原題:Living Proof)をレンタル。
ハーセプチンを開発したデニス・スレイモン博士のノンフィクション映画。

ついでに、図書館の検索で、たまたま発見した書籍:
『【ハーセプチンHer-2】画期的乳がん治療薬パーセプチンが誕生するまで』
借りて読んでみると、登場人物が多すぎて、横文字の名前が覚えられなくって弱った弱った

映画では中心となっているスレイモン博士だけでなく、いろいろの想いを持った人たちが関与し、
さまざまの障害を経て、世に出るを知る。

1998年 再発乳がんの対する第III相試験結果発表、ハーセプチンの効能 FDAでの認可
2005年 パーセプチンの術後補助療法としての使用の認定
2006年 ホルモン、そしてHer-2過剰発現であるか否か、ガイドラインの書き換え

2001年 日本にて「Her-2過剰発現が確認された転移乳がん」の効能・効果で承認そして発売
2008年 保健適応、再発予防薬として標準治療の仲間入り
2011年 術前薬物療法での使用の認可


腫瘍専門家たちは
【スレイモン博士を決して実現することのないアイデアに絶望的なまでにとらわれてしまった男】と
評することもしばしばであったが、ハーセプチンが大いなる成功となると、
米国で最も高名な乳がん専門医の一人ラリー・ノートンは
「まるでデニスがハーセプチンの開発を全部一人で行ったといわんばかりだな」とコメントした。
しかし、スレイモン自身、この開発は自分で、あるいは大部分は自分で成し遂げたと、信じていた。
多くの人たちへの感謝の念を表明したが、感謝の気持ちが最も強かったのは、
普通とは異なる臨床試験に参加してくれた何百名という乳がん患者たちにだった。

これらの参加者の試験成績のおかげで、ハーセプチンの市場化が加速され、
正常細胞を障害せずにがん細胞に特異的に働く分子標的療法が生まれた。


HER2陽性の乳がんは、再発しやすく進行も早い。
ハーセプチンはこうした患者の生存率・期間を改善し、
ほぼ完治といえるケースもスレイモン博士の臨床試験の中にはあった。
しかし、この薬が常に有効なわけではないことを、映画や本からよ~くわかった。

乳がんに対する薬剤はどんどん良いものが開発されているし、
乳がんのタイプによって、いろんな選択肢があって、
臨床医によってうまく組み合わせることで、
治療の効果を上げたり、患者の生活をより良くしてくれている。


私がたまたまハーセプチンの恩恵を受けることができたのは
スレイモン博士の患者を一人でも多く救いたいという
医師としての明確なMissionとVisionがあったこそ。
その臨床試験に参加した乳がん患者の皆さんのおかげ。

そして、臨床医である主治医の判断・・・

いつかはお役に立てればとこのわたくしめも、
治験に参加しております。

いいデータが出てきて、
乳がん治療や患者さんの生活の向上に寄与できればなぁ

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やっぱり気になる免疫療法

2012-09-25 16:31:20 | がんのこと
先日聴講した市民公開講座の中で、
免疫治療ことを力説されていた先生の先生である方が、
日本癌学会の長興又朗賞を受賞したという記事が、
新聞に掲載されていた。

「健康な体でも一日5千個のがん細胞が生まれる。
だが、リンパ球など免疫に関連する細胞が、
これを異物と判断し皆殺しにする。
免疫の力はとても大きい」【北海道新聞抜粋】

毎日、リンパ球VSがん細胞の対戦がなされ、
本来ならば、5000勝0敗の結果が、
何十年もの間のうち、
その対戦をかいくぐった、
がん細胞が生き残った場合
増殖を続ける。

それならば、患者自身の免疫力、
がん細胞をやっつけるリンパ球であるキラーT細胞(CTL)を、
活性化させるために、元凶であるがん細胞の中にある成分、
ペプチドといわれるものを、
ワクチンとして投与しようというのが、
免疫療法らしい、というのが
ちょっとずつ、わかってきた。

前のブログにも書いたが、まだまだ臨床試験段階で、
いろんな研究機関で行われているものの、
まだまだ、時間は必要のようだ。

近い将来と先生方は言うけど、どのくらいの
スパンで話をしているのか。

20XX年秋
『A子ちゃん、調子どう?』
『大丈夫、ちょっと腫瘍マーカーあがっちゃったけどサ、
 ワクチン打ったら、標準値に戻ったよ~
 今度は、予防で打っておくことにしたんだぁ』
『私も、そうしよっかなぁ・・・』
  
なんて、会話が日常で聞けるといいなぁ


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市民公開講座を聴講して

2012-09-23 22:16:15 | がんのこと
札幌大通りでは【オータム・フェスタ】なんて
秋の収穫を思う存分楽しめるイベントが行われて、
たくさんの人であふれてた中・・・

その近くで開催されていた市民公開講座
【がん先端研究とがん治療の現在・未来】を聴講

日本癌学会の71回日本癌学会学術総会が
前日まで開催されていたようで、
そのうちの3人の先生方がそれぞれのテーマで講演。

1. からだに優しい癌の手術-内視鏡外科の進歩
2.がん細胞を標的にする
3.期待されるがん免疫治療の現在と未来

内視鏡による手術は、どうも自分には縁遠いなぁと思いながら聞いていると
すっかり、眠気が襲ってきて、スエスタ時間となってしまった。

【がん細胞を標的にする】は、すでに自分自身も化学療法として
受けている分子標的療法ことだから、すんなり頭に入ってくる。
でも、いずれ薬剤に対する耐性が生じ、繰り返し使用すると効果が落ちるが、
毎年毎年、新薬が開発されているので、使える薬は出てきますって、
大体、話が終わるんだけど
この話を聞くと、いつもいたちごっこって感じがして、
どんだけ、がん細胞ってたちが悪いんだか。

もともとは、がん細胞というのは、
自分が持っている正常細胞の中で、
勝手にどんどん細胞分裂が進んじゃって、
いつの間にか、悪いやつを退治してくれるリンパ球よりも
増えちゃってどうにもこうにも
太刀打ちができなくなる。
怖いことを言えば、
5cmのがん細胞の数で10兆
これに対して、正義の味方のリンパ球は100億だそうで。

で、最後の内容が【免疫治療】
第4の治療法と呼ばれる。
『自分の免疫の力でがん細胞に対応(拒絶)できるのか?』
『できるんです!』というお話。

この講演をされた先生のグループは、
消化器系のがんの進行を食い止めるワクチンを研究開発し、
実用化に向けた臨床試験を8月末から実施。

どうも、私の乏しい頭脳では免疫のことを理解できるものでもなく
ただ、
リンパ球のうち、Tリンパ球(キラーT細胞)が
がん細胞内部の目印(ペプチド)を見つけて、がん細胞を攻撃して、
やっつけてくれるらしい。で、そのペプチドをワクチンとしてを投与して、
Tリンパ球を増やして、がん細胞を攻撃ということらしいのだが。

きっと、いろんなことをクリアしなければ
標準治療として確立されないのだろうし、
ワクチンが自分のがん細胞にBingoならいいけど、
そうじゃない場合は?


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