右往左往の乳がんの日々

2012年7月乳がん告知。怒涛の術前化学療法・手術・放射線のフルコース治療終了。それでも、小さなことで揺らぎます~

乳がん月間だったな

2014-10-29 22:51:17 | お出かけ
今月10月は乳がん月間。


駅構内の吹き抜けの場所。
月末になったこの時期に
やっと、気がつきました。
大きすぎると気がつかないものなのか?



乳がん治療中に声をかけていただいたOさんに
教えてもらった乳がん月間特別企画。
『宮部みゆきプレミアム朗読会
with ピンクリボン in Sapporo』
に出かけてきました。
とっている新聞が違うと、
こういう情報も手に入らんのだわ


以前、宮部みゆきの本が(特にミステリ)が大好きで
かなり読んでいたのだが、
ここんとこ、ご無沙汰。
最新作は全く読んでいないけど、
なかなかない機会と応募して、
2倍弱の倍率の中、券をゲット。



最初ぽてぽて(失礼)登場してきた宮部氏。
ありゃ~ご近所のおばさんぽい(はたまた、失礼)。
でも、気さくな感じでお話も楽しい。
唯一26年前に書かれたという
ショート・ショートを朗読。

座談会の中で、
お母さん、大叔母さんが乳がんに罹患してから、
毎年乳がん検診を受けているということ。
『それで、この企画に賛同したのかぁ』
もちろん、朝日新聞に連載した「荒神」の宣伝も
かねてかもしれんけどね。

一度、精密検査まで受け、
結果が分かるまで、落ち込んだ2か月を過ごしたとも。
それから、いつどうなるかわからないから
嫌な仕事は受けないことにしたそう。
乳がん検診、最初のころより、
マンモが痛くなくなってきているという話が
宮部氏からでると、
座談会参加者から
『ぜひとも、本の中に書いてくださいね』と懇願される。

今、宮部氏怖~い話を書いているそうだけど、
読んで、どうにかなったかと
思わないようにと…
朝五時に老猫に起こされている
普通のおばさんですからね~と。

この頃の作家さんて、
身近に感じちゃうね。


ところで、この朗読会を教えてくれたOさん。
会場で見かけなかったのだが。。。





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ぼちぼち、働いとります

2014-10-17 10:35:27 | 仕事
すっかり寒くなりました。
すでに、こちらでは夜はストーブ必須。


乳がんの告知を受けてから、すでに2年以上たち…
早いもんです。
その間、傷病手当と雇用保険で、
それなりの収入もありました。
アタシが働き始めたころは、
派遣社員として働く形態もなかったため、
正社員としての恩恵を受けることが
できましたね。

さすがに今月で雇用保険受給も終了。
雇用保険受給も、病気で働けないという申請を出せば、
開始時期を延期することも可能。
(確か、3年だったか?)
友人のアドバイスで知りました。

ご存知のように毎月一度の認定日に
ハローワークに出かけ、
お仕事検索を義務のようにやっていました。
さすがに終わりが見えてきて、
たまたま、気になった会社にパートとして応募。
さすがに、パートだと健康の話とか、
全く出てこなくって、
通院も3か月に一度だから、
何とか調整できるであろうと
あえて、病気の話はしておらず。
今は、試用期間で一日数時間働いています。

受給期間でも週20時間つまりは一日4時間以内だと
失業と認められるようです。
実際に経験しないとわからないことって多い

仕事はといえば、
2年のブランクがあって、
ピンとこないことがあったりは当然。
しかし、一番困っているのが、
パソコンのマウスがうまく使えない
齢を取ると、ダブルクリックができないと
聞いたことがあるけど、
これはやはり指先の感覚がちょっと鈍くなっているためか、
と治療のせいになんかしたりして。
時折、ちっと言いながら、
働いとります。

とにかく、今は
違う環境を経験できることに感謝ですワ





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市民のためのがんフォーラム

2014-10-04 21:04:50 | 公開講座
なかなかお会いできなかったパン作りの得意なおばあさん。
通院先でがんフォーラムがあるということで、
もう一人の方と出かけてきました。

講演の内容は、
ピロリ菌について、
外来化学療法(抗がん剤)、
そして乳がんの新しい治療。

外来での抗がん剤治療は、
この病院でも入院で治療を受ける割合が逆転。
すでに、ほかの病院では
8割方が外来であるとのこと。

国の政策であることや、
患者自身のQOLの維持のためとか、
仕事を続けていくためとか、
様々な理由はある。

あたしが外来化学療法をしていたころより、
より細かく副作用に対応しているのは歴然。
そのうえ、髪の毛や皮膚のケアなど、
より細かく指導しているようだし、
ネイルケアのコーナーも化学療法センターにあるとのこと。
演目の一つとして、
去年、今年と扱っているのだから、
力を入れてきてるのがよくわかる。

最後の演目は
乳がんの新しい治療・・・
サブタイトルは~情報の波にのまれないように~
去年までは、15人とか16人に一人に罹患するという話が、
今年は12人に一人という話。

気になった点のみ、記載。

*乳がんは一つの病気ではない。
つまり、ほかの人の乳がんの話はあてにできない。
*情報収集が今と昔では違い、医療情報があふれている。
何を信じればいいのか?
Mediaの切り口は事実の一部分を見ているのみで、
信頼性はかなり低い。センセーショナルな話題を扱う。
→患者自身でしっかり判断する。医療関係者の話を聞く。
*乳がん検診の限界を知る
→見つけられない乳がんもあるということを理解する。
→発見する必要のない乳がんまで見つかる可能性あり。

新しい治療として出してきたのは
*遺伝性乳がん・卵巣がん症候群に対する予防手術
この病院でこの手術が可能となった(道内で初めて)
*乳房再建手術
*新しい治療薬(PARP阻害剤オラぺリブ)
この病院でも治験中


質疑応答の際に、乳がん転移の方が、
全く違う検診で肺にがんがあるのが見つかった。
どうして早いうちに見つけられなかったのか?
→症状が出ない限り、積極的に検査はしない。

うむ~ん、主治医だけではなく、
この病院の方針なのだったのだなぁ



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