昨年、堀俊輔さんの本が文庫になった。『こんな僕でも指揮者になれた』
である。
久しぶりに、「第4章 プロコフィエフ国際コンクール」を読んだ。
これは、氏が平成15(2003)年、サンクトペテルブルクで開催された
第4回プロコフィエフ国際コンクール指揮部門の審査員を務めた時の、
臨場感あふれるレポートである。
ニューヨーク留学記である「第3章 私服のホリヤン」も大変おもしろい。
本書の「著者紹介」によれば、著者は、昭和25(1950)年大阪市生まれ。
早稲田大学を経て東京芸術大学にて指揮と作曲を学ぶ。・・・・・・現在、中部
フィルハーモニー交響楽団正指揮者・音楽主幹。
昭和25年生まれといえば、サラリーマンは定年となり、年金が支給される
年齢となるが、氏の指揮者生活はこれからもクレッシェンドされることだ
ろう。
平成27(2015)年8月1日ヤマハミュージックメディア発行
950円+税
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます