人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

團伊玖磨『パイプのけむり』

2020-07-30 05:00:00 | 読書

作曲家團伊玖磨(1924-2001)が亡くなって、来年で20年になる。

團さんが『アサヒグラフ』に「パイプのけむり」を連載したのは、
東京オリンピックの年、昭和39(1964)年から平成12(2000)年
までの36年間(!)だ--厳密には、『アサヒグラフ』昭和39年6
月5日号~平成12年10月13日号。


平成12(2000)年の4月には奥さまが亡くなり、10月には『アサヒ
グラフ』が消え、翌年5月にはそれを追うように、團さん自身が亡
くなった。


単行本の『パイプのけむり』は、全部で27巻が発刊された。
最終巻(第27巻、平成13年1月刊)のタイトルは、『さよなら パイ
プのけむり』だ。


しかるに、團さんが亡くなって8年、小学館文庫からテーマ別に再
編集された『パイプのけむり』が順次発刊された。「食」、「旅」、
「話」、「味」である(--これは、まことに残念なことに、それ
ぞれのエッセーにオリジナルの年月日が記載されていない)。


私は、團さんの為人(人となり)を偲びつつ、今日も『パイプのけ
むり』を読み返している。



『さよならパイプのけむり』



新編集『パイプのけむり』(小学館文庫)


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