人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

谷崎潤一郎『文章讀本』(中公文庫)

2009-05-22 05:12:25 | 読書
新入社員時代は文章の書き方に悩んだ。「趣旨」が分かっていなかったからであ
る。その後、「文章」に興味を持った私は、いろんな作家が書いた「文書読本」を
読んできた。書き振りは人によって違うが、文章のおもしろさを味わうことができ
る。


以下、1、2、4が小説家の手になるもの、3はご存知、元学習院大学教授。5、6は
「目利き」が書いたものといえるだろう。

1.谷崎潤一郎『文章讀本』(中公文庫)昭和9年
 「文章読本」の古典である。今読み返しても、新しい発見がある。
 なお谷崎には『陰翳礼讃』という好著がある。
2.三島由紀夫『文章読本』(中公文庫)昭和34年
 小説、戯曲、評論等の文章を明晰に分析している。勉強になる。
3.清水幾太郎『私の文章作法』(中公文庫)昭和46年
 文章を書くにあたって、初歩的にして根本的な問題を説明している。
4.丸谷才一『文章読本』(中公文庫)昭和52年
 大書で、ツンドク状態。今度じっくり読んでみよう。
5.向井敏『文章読本』(文春文庫)昭和63年
 この人は大変な目利きである。
6.外山滋比古『文章を書くこころ』(PHP文庫)平成7年
 いつも着眼点がすばらしい。




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