酒酒楽楽

酒酒落落という言葉があるらしいですが、私の場合は『酒酒楽楽』で、お酒と共に楽しい人生を送りたいと考えております。

ぐるっと一周会津の旅(1日目)

2006-06-28 22:11:29 | Weblog
       


 

女性部の視察研修がありました。

総勢22名、会津方面へ一泊二日の旅です。

途中あいにくの天候で猪苗代湖も磐梯山もその美しい様を見せてくれませんでした。

参加者に行いの悪い人がいるとは思えません。運が悪かったのでしょう。



研修に先立ち、会津藩校日新館へ寄り、礼儀作法等の勉強をすることになりました。

「日新館」とは「毎日が新しく毎日が門出である」という意味から命名されたとのことです。
       

私達は「大学」という建物に入り、

「孔子の教え」や会津藩幼年者のための「什の掟(じゅうのおきて)」を学びました。

『孔子の教え』

仁(じん)  思いやりの心

恕(じょ)  人を許す心

義(ぎ)   正しい筋道を通す 義務

禮(れい)  礼儀作法 社会生活の秩序・慣習

智(ち)   (知) 正しい判断力

信(しん)  信頼 誠実 嘘を言わない

忠(ちゅう) 真心 陰日なたのない心
 
孝(こう)  親に真心をもって仕える

弟(てい)  (悌) 目上の人を敬う

敬(けい)  相手の人格を尊重する
             

『什の掟』(じゅうのおきて)

1、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
2、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
3、虚言を言うことはなりませぬ
4、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
5、弱い者をいじめてはなりませぬ
6、戸外で物を食べてはなりませぬ
7、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

これは、会津藩の教育の根底に今でも脈々と流れ続けている教育理念ではないかと思われます。

「什の掟」は藩校に入学する前の6歳から9歳までの子ども達が

10人ぐらいの集団生活をしていく中で社会人としての基本を自然に身につけさせた。



文武両道を重んじる日新館には、書学、医学、天文、弓術、砲術、水練など27教科もあったそうです。

       

          ↑10歳になった武士の子どもは素読所へ入学。

       

          ↑水練水馬池  よろいやかぶとをつけたまま泳ぐ練習をした。



バスの中では「什の掟」で盛り上がりました。

「目上の人の言うことは聞かなければなりません。」

「嘘を言ってはなりません」 など等。おばさんたちは大変にぎやかでした。

そろそろお腹も空いて来ました。

        


             
            

なんと、私はダイエット中でありながら、これを殆ど全部平らげたのです。

珍しいのは、饅頭の天ぷら。食事の前にも拘らずペロリと食べました。

お蕎麦は勿論「寒晒し蕎麦」です。 おいしかったですよ。


さて、お腹がいっぱいになったところで

今日の本番の研修先“いいでの湯”(今夜の宿、喜多方市山都町)へ行く前に

伊佐須美神社へ寄ることになりました。

境内では丁度あやめ祭りの最中で、歌や踊りまた写真撮影など大変賑わっていました。

川原では「会津高田梅種飛ばし大会」も行われていました。

       

               つづく・・・・・