酒酒楽楽

酒酒落落という言葉があるらしいですが、私の場合は『酒酒楽楽』で、お酒と共に楽しい人生を送りたいと考えております。

石の美術館 「STONE PLAZA」へ

2005-08-20 16:55:01 | Weblog
ここ数年、娘との二人旅が続いている。
旅と言っても日帰り可能で娘の行きたいところへ私がお伴をする形。
これを、「連れて行ってもらう」と言っている。

昨日は、栃木県那須町芦野の石の美術館「STONE PLAZA」へ。
JR須賀川駅から45分で黒田原駅まで。
ここからは、タクシーで芦野の街へ。街の中へ入ると直ぐに美術館はあった。
以外に商店街や民家の並びにマッチしていた。



世界的に有名な建築家隈研吾氏の設計によるこの建物。
栃木県産の芦野石と福島県産の白河石が使われている。







娘の方は建築を学ぶ学生なので、
デザイン・構造・材料などに興味を示していたが、
私は展示室に展示されていた写真に目を奪われ、釘付けになった。



『澤野新一朗写真展』が開催されていた。
写真家澤野新一朗は初めて聞く名前だったが、
南アフリカ・ナマクワランドの花の写真に魅せられた。
ここには、実に4,000種もの花が咲いているという。

そして、その雄大な自然にかかる虹が
表現のしようもないほどに美しい。



「私は色が大好きです。
 子供のころから、音や数字を色でイメージしたり、クレヨンやいろえんぴつを並べかえて色に触れることで幸せな気分に浸っていました。
 赤をみて活発な気分になり、橙色に触って暖かさを感じ、黄色を見ては心を明るくし、緑にホッとする。
 青を見つめて静かに自分を振り返り、紫の神秘に気高さを感じ、マゼンタの中に霊性を開き、白をみて心をすっきりさせる。」
(「Forgotten Paradise Niji 神々の花園ーーレインボー」の抜粋)

娘にも読ませてみた。
「あ、これあたしも同じことしてた。うんうん」
「えっ、そぅお。そんなこと聞いたことないよ。」

娘が色に対して小さいころから興味を持っていたことは知っていた。
72色の色鉛筆を買い与えた時すごく喜んでいたし、今でもそれを大事にしている。
高校生の時、カラーコーディネーターの勉強をしたこともある。
「じゃ、お母さんは色で言うと何色?」「オレンジのような暖色系だね」
「お父さんは?」「お父は寒色系」 なるほど納得。

館内のカフェでひと休み。



この日はこの町で2時からヨサコイ祭。夜は花火がある。
露天商の人たちがテントを張ったりして準備が進められていた。

同じく隈研吾設計の建物(歴史資料館)があると聞き、そこだけ見て早々に退散してきた。

黒磯まで行きたかったけれど取りやめにして、途中白河で下車。



〆はやっぱり、私らしくこれで。白河名物の手打そば。
午後3時にようやく昼食にありついた。
老舗のそばは、とっても美味しかった。


このほかにもブログに書ききれないほどの感動と喜びがあったこの日。
少しずつ小出しに書いていければと思う。