老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

9月の俳句

2007-09-20 13:51:37 | 俳句
9月の俳句(今月は自己解説付きです)
打てどなお届かぬロング霧の中(30Aug07)
<大熱海国際ゴルフ場、霧の中のラウンドでした。遠くに飛ばさず、チョコチョコと100ヤード刻みでホールを目指しましたが、ロングのこととて中々グリーンまで届かず大苦戦でした。>
温泉(ゆ)に浸かり聞く滝音はすでに秋(30Aug07)
<ゴルフを終え湯河原の温泉に浸かりました。8月の末とは言え日中は猛暑でしたが、温泉の露天風呂に浸かり、滝の音を聞いていると、もはや秋の風情が迫って来ている感じが隠せませんでした。>
文月の風松楠の灘に抜け(31Aug07)
<翌日、皆さんと真鶴半島に吟行のドライブ。ここは、青春時代、恋人と来たことがある懐かしい場所でもありました。相模灘を見下ろす場所で頭を捻りましたが、なかなかいい句が出来ません。松と楠の老木が見事で、そこを抜ける風を詠む。>
虫の音止んでラジオのタンゴかな(5Sep07)
<蝉時雨の夏が何時の間にやら虫の声の秋に変っておりました。夜中になると、その虫の声も止み、ラジオ深夜便のタンゴの調が一段と響いて参りました。半世紀前新宿のラ・セーヌで聴いた藤沢蘭子のタンゴを数年前、本場アルゼンチンのブエノス・アイレスで聴いた。あと何年生きてタンゴを聴くことが出来るのか。少々感傷気味となる。>
お裾分け友の友から秋野菜(6Sep07)
<退職後、田舎に引っ越して家庭菜園をはじめ、収穫すると野菜を沢山送ってくる友人がある、とO氏から、その一部のお裾分け頂く。街のスーパーで買う野菜と一味違い本格的な味である。人生”持つものは友だ”と再確認することしきり。>
居酒屋の愚痴談義かな酔芙蓉(16Sep07)
<芙蓉にはレディが似合うが、その様な華麗な方と飲んだことがないので例えが出来ない。むさ苦しいオヤジと居酒屋で一杯やっていると、段々話が昂じてくるに従って顔も赤くなる。我が家の酔芙蓉も、朝は白い花を咲かせているが、夕方にはピンクを通り越して赤に近い色に変色する。そして一日で萎えてしまう。なんだか、これも悲しい想いがする。>
敬老日テルビに向い文句言う(17Sep07)
<”美しい日本”とか”老人に優しく”なんて言い、やっていることは弱き者を虐めてばかりいる政治家、そしてテレビの解説者達に腹が立つことが多い。言っても詮無いが、ついテレビに向かい大声で文句を言ってしまう。老化現象か。>

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