老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

変化なし

2010-11-17 14:32:08 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

<写真:ハチドリ>

2010年11月17日(水)

横浜国際親善総合病院の泌尿器科で定期健診を受ける。

夜中2~3回目が醒めると尿意を催し小便に通うことが多い。また、発汗が時々あることも以前と変わらないが、半月ほど前に異常に身体がだるくなり、肝炎の症状に似た状態になったので、近くの医院にかかった。特別に投薬、注射等の処置はなにもしなかった。

ホルモン注射のためではないかと質問するが、特に主治医からなんらの返事も無い。

このまま、ホルモン注射を続けて様子を見ることにする。次回の定期検査は来年2月16日(水)。

PSA数値は0.013とまったく異常はみられない。


完治不明

2010-08-19 07:01:57 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

昨日(2010年8月18日・水)3ケ月ぶりの定期健診。

いつもの通り血液と尿の検査を行い主治医の検診とリュープリンの注射。

先に放射線治療を行い、その後の経過について詳しく主治医から聞いていないので、私から「放射線治療の結果、がんは完治しているのでしょうか」と主治医に聞く。「それは分からないですね。5年間経過して再発しなければ直ったと言えましょう」との返事である。どうも要領を獲ないので「死ぬまでがんと付き合うのですね」と少々自棄ぎみに先生に言う。先生は無言。

なんだか釈然としない。次回の検診日は11月17日(水)と決めて病院を後にする。

<写真:イグアスの滝近くのバード・パークにて>


がんは消えたか?

2010-05-25 08:22:38 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2010年5月19日(水)

国際親善総合病院の泌尿器科の主治医の所に、横浜市立市民病院放射線科からの報告書を携えて定期健診に行く。主治医からは詳しい説明はなかった。暫くは経過を見ると共にホルモン療法を継続することにする。従来通り血液検査と尿検査を行い、注射(リュープリン)をして貰い帰る。

今年に入りPSAの検査結果は次のとおりである。

2010.2.24  0.076

2010.5.19  0.017

数値を見る限り全く異常はない。一体私の前立腺がんは治ったのだろうか?

<写真:リオのカーニバル>


放射線治療費

2010-05-24 08:52:25 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

私の前立腺がんの放射線治療は2010年1月19日(火)から土曜・日曜・祭日を除き毎日36日間、3月10日(水)まで行われた。

1回の治療費は国保1割負担で1,750円である。途中、何回かCTやその他の検査費用がかかったが総額で私費の支払いは36回分で8万円位であった。

横浜市は高額医療費の返還制度があり月額12,000円(私の場合)以上の支払いがあった場合は後日(大体、通知が2月後、支払いは3月後)返金される。当該区(私は戸塚区)の担当係りから通知があり、区役所に赴き返金の申請をする。後日、自分の銀行口座に返金される。従って、治療費についてはそんなに心配することはない。

それよりも、この放射線治療で前立腺がんが完治したかである。

<写真:リオのコパカバーナの海岸>


放射線外照射治療開始

2010-05-18 08:18:08 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

本日(2010年1月19日)より、前立腺がんの治療・放射線外照射治療を開始する。

この放射線外照射治療は手術に次ぐ局所治療として一般化されているそうである。私の前立腺がんも全身への転移がなく、内分泌治療と併用して行われるものである。

横浜市立市民病院へは自宅から自家用車で約20分で行けるので比較的便利であった。

午後2時頃病院に到着し、1階の総合受付をしないで、地下室の放射線科の簡単な受付のみですみ、治療が開始される。

初回は多少緊張するが、台の上に横になり上着を胸元まで捲し上げ、ズボンを膝下まで下ろす。放射線技師及び看護士さんが局所を紙のようなもので覆ってくれる。両腕は胸元で組み、動かないようにベルトで締められる。そして台が移動させられ、前日引いた身体の線に機械を合わせる作業がある。そして治療であるが、治療する部所の外側から放射線をぐるっと一周照射させる。照射時間は約2分間である。その間なるべく身体を動かせないよう努力している。

それで1回目の治療は終了である。今後35日、全部で36回(日)の治療が続くのである。

<写真:ブルジル、サンパウロ市内>


下腹部に線を引く

2010-05-17 08:44:36 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2010年1月18日(月)

午後1時、横浜市立市民病院放射線科で明日から始まる前立腺がんの放射線治療のために下腹部に黒色のインクで目印の線を引く。先日、CTで腫瘍の位置を正確に確定してあるので、こらから行う放射線治療で他の正常組織等に副作用等余計な障害を起こさないようにするためのものである。

台の上に乗り、陰毛の一部を剃って、下腹部の左右の骨盤部分と下腹部の前立腺のある辺りと臍の辺りに線を引く。放射線治療が終了するまで消さないようにとの注意がある。

明日(1月19日・火)から土曜日と日曜日及び祝祭日を除く毎日連続して36日間なるべく休みなく放射線治療を行います。治療に要する時間は10分程度ですが、他の患者さんが居る場合待ち時間がありますので、それを承知で毎日定時に治療を行います。何時からが都合がよろしいかとの質問があったので私の場合は毎日午後2時30分からとする。

<写真:フロリアノポリス空港からブラジル、サンパウロへ向う>


横浜市立市民病院を紹介される

2010-04-28 07:38:31 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2009年8月31日  0.269(高感度PSA)

2009年11月30日 0.278(高感度PSA)

 3ケ月一度の通院でホルモン療法(リュープリン注射)を継続してきたが、主治医の勧めで放射線治療を受けることにした。同病院には放射線治療の機械がないため横浜市立市民病院(保土ヶ谷区岡沢町)の泌尿器科を紹介される。

2009年12月2日同病院の泌尿器科の医師からMRIの検査を受けるよう指示される。

同月22日に同病院のMRI検査室で前立腺の画像診断を受ける。これは、今後受ける放射線治療で放射線をどこにどうあてるか等どうしても欠かせない重要なものである。同日の治療費は2050円(70歳以上国保1割負担)と思っていたより安い。公立病院の方が私立病院よりも料金が安いものなのか。

何れにせよ同月24日に泌尿器科の医師から来年(2010年)の1月19日から36日間に渡り放射線治療を受けることを告げられ「下腹部・骨盤部放射線治療についての説明書および同意書」に署名する。

<写真:ブラジル、フロリアノポリスの街>


内分泌(ホルモン)療法

2010-04-27 07:30:11 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

精密検査の結果、とりあえず内分泌(ホルモン)療法を行うことにした。

前立腺がんのがん細胞は、男性ホルモン(アンドロゲン)によって増殖することが知られている。だから内分泌療法の基本は、男性ホルモンを低下させるか、あるいは男性ホルモンが前立腺へ作用しないようにするか、ということである。

最初は1ケ月に一度、その次からは3ケ月に1度の通院でお腹(臍の下)に皮下注射(リュープリン)をするだけである。その前に血液検査と尿検査を行うが。

次回、通院するまでの三ヶ月間なにもしない(投薬等なし)ので、なんだか病気ではないような錯覚さえする。以下三回に渡る検査の結果(PSA値のみ)を記す。

2009年2月16日  2.235(PAダンデム)

2009年3月16日  0.478(高感度PSA)

2009年6月08日  0.308(高感度PSA)

因みに治療費(09年6月8日分)は診察、検査、注射代等合計で9,710円(1割負担)であった。その内注射代が8,773円と少し高額であるが、3ケ月に一度であるので仕方がないと思われる。

<写真:アルゼンチン、プンタ・デル・エステの港風景>


前立腺がんの治療

2010-04-21 07:53:18 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2009年1月15日

精密検査の結果、詳しい説明があり、今後の治療をどうするか主治医と相談する。

治療には①手術治療②放射線治療③内分泌療法(ホルモン療法)④抗がん剤治療(化学療法)⑤待機療法(特別な治療をせず注意深く経過を観察する)等がある。

私の場合は病期病状等から内分泌療法と放射線治療の併用が良かろうとのこととなった。

本日は注射(リュープリン=男性ホルモンを低下させるもの)と投薬(なんの薬か不明)を受け帰宅。

治療費は合計で9,960円と一万円を切ったが、注射代が4,906円と高額である。それでも70歳以上の1割負担で大部助かった。

<写真:ウルグアイ、プンタ・デル・エステの日の入り>


検査結果の説明を受ける

2010-04-15 09:08:33 | 冥土への旅(前立腺がん闘病記)

2009年1月15日

CT、MRI、骨シンチの精密検査を受けて国際親善総合病院泌尿器科の主治医から妻同伴で詳しい説明を受けた。

結果は[CT3aNoMo Stage C]とのことであった。最初のCは前立腺がんの病期(ステージ)で、腫瘍が前立腺周囲にとどまっているものの、前立腺被膜を越えるか精嚢浸潤をきたしたものがある場合のことをいうとのこと。リンパ節への転移はなく、遠隔転移もなく、幸い骨への転移も見受けられないとの説明であった。

今後の治療方法についての説明がある。

一つとしてホルモン治療がある。この治療の欠点は根治療法でなく、休眠療法でいずれか再燃することもある。また、副作用として、更年期障害様症状(ほてり、発汗)、乳房痛、肥満傾向、糖尿病や高血圧の悪化、肝障害、アレルギー等の発症があるとのことであった。

更に放射線治療についての説明もある。この治療は根治性を求めることができる。但し、欠点として、晩期合併症(排便障害)は治りにくい。二次発ガン(直腸がん)の恐れがある。

<写真:ウルグアイのプンタ・デル・エステ>