ねこの恋止みて下弦の月白き
正月過ぎだったと思いますが、ねこのサカリで夜分賑やかな日がありました。深夜に目を覚まして、明け方の空を眺めると下弦の月が白く輝いておりました。
真夜中にジャズ聞く床の春隣
ラジオ深夜便のフアンです。夜中に目覚めて眠るでもなく起きるでもなく、ただなんとなくラジオを聴いています。暦は冬ですが、少しは春めいて来た感じもします。
露天風呂諸行無常の老いの春
ほぼ毎日レアレアの屋上にある露天風呂に入っております。ぬるま湯に浸かり我人生の来し方行く末を思うとなんだか虚しい気がしてなりません。
中庸が生きる縁と知る日永
中国の古典、特に論語などを読んでいると、この中庸と言う言葉が気にかかります。若かりし頃は右だ左だと尖っていましたが、この歳になると、この中庸で過すことが一番だと思う。
就中酢牡蠣に勝る美味はなし
新鮮な牡蠣を買ってきて家で料理をした。牡蠣フライなども結構美味しいが、生牡蠣を酢で食うのが、なんと言っても一番の醍醐味である。
予報士の一足先の春催い
三寒四温の今日この頃です。例年に無く雪の降る日が多い今年ですが、春は確実に近づいています。天気予報士の服装が一番先に春を思わせるように感じますが如何でしょうか。
政争に声をかけたや河内山
ねじれ国会の論戦を見ていると、言葉の揚げ足取りばかりで誠に困ったことだ。歌舞伎の河内山宗俊ではないが「バカメ」と大声で叫びたい。