老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

ペルシャの色濃いカシュガル

2008-09-30 09:38:16 | 中国の旅
カシュガルは古いペルシャ語で「玉の集まるところ」と言う意味であるという。
中国の最西端の町カシュガルは中国と言うよりペルシャ・回教徒の町である。

ウイグル族特有の帽子を被った人々で賑わっているバザールに行ってみた。
民族楽器の店先では、この土地の楽器を演奏している。店の中にも西域の楽器が所狭しと並んで売られている。

大通りから中に入った小路では、果物類を始め、羊の頭までもグツグツと煮立てられ売られている。別の小路には鍋窯を始め各種の道具類、部品などが店先に並べて売られている。正にここはベルシャの市場の様相である。

日本人と見るや、お土産に玉の首飾りを買えとしつこく付きまとう。4つ千円と言っていたが、段々とまけ最後には10ケで良いと言う。私達は、これからまだ長旅が続くので買わなかったが。

3,000Kmの空の旅

2008-09-29 14:00:11 | 中国の旅
敦煌のホテルからバスに乗り空港に向う。これから3,000Kmの空の旅だ。

空港は小規模のもので、午後1時過ぎ着いたためか発着便がなく空港内の売店は昼寝の時間か閑散としている。待合室で北海道の旭川医科大学に留学していたという中国人医師に会う。チベットに学術調査に行った帰りで、これからウルムチに帰るところだと言う。色々と西域の事情を教えてもらい、携帯電話でカシュガルのホテルの予約までしてもらう。

敦煌空港を16時45分飛び立った飛行機はタクラマカン砂漠を西に向う。眼下には荒涼とした砂漠の山並みが延々と続く。

ウルムチで一端着陸し、空港の外に出る。乗り継ぎの方法までも、例の先生に教えてもらい、21時45分再び搭乗しカシュガルに向う。

23時30分かシュガル空港に到着。敦煌の空港で例の先生にホテルを予約してもらっていたので、夜中の到着でも心配がいらなくて、大変助かった。日没が午後10時過ぎ(北京との時差1時間あり)であり24時近くなってもそんなに夜中の感じがしない。

小泉劇場終焉

2008-09-26 10:58:19 | 愚観想
小泉純一郎元総理が政界を引退するというニュースが昨日流れた。66歳だという。まだ若いから惜しまれるという声はあまり聞かれない。総理を経験した者はさっさと政界を引退して隠遁生活に入れというのが世間大方の意見であろう。私もそう思う。

さて、小泉首相の功罪であるが、「自民党をぶっ壊す」とか「改革なくして成長なし」とか、スローガンは勇ましかった。実際の政治で変ったことは多くの国民の貧富の差を拡大したことのみであったと思う。各種公団を何とか機構と名前を変え、国立大学を独立法人何某としても、実態はさほどの変化はない。

国防政策と外交政策をきちっと立て直すことと国の福祉政策を国民の納得した方式に改めること、そして教育の基本政策をキチッと立て直してこそ改革内閣と言えるのではないか。これらについて確固たる政策がなされてこなかったので、及第点はあげられない。

そして、次男を自分の選挙区の後継者に指名したことは、変人・奇人でもなくただの政治屋でしかなかったのかもしれない。

西域の子供たち

2008-09-25 08:53:41 | 中国の旅
玉門関、漢長城などを見て陽関にも立ち寄る。最近の造りで面白さがない。

子供達が屯していて、ラクダに乗れとか馬は如何とか煩い。生きていくためにはお金を稼がなくてはならないから仕方がないのだろう。それでも子供はどこに行っても子供だ。人懐っこく付きまとってくる。一緒に写真を撮り雑談をするが、言葉が分からず残念だ。

帰途に敦煌西千仏洞に立ち寄る。莫高窟と同様、川の畔に洞窟を造り、その洞窟の中に仏教壁画が描かれている。規模は莫高窟から比べればかなり小規模であるが、描かれている壁画などは、遜色なかろうと思える。自由に見て回れて良い。玉門関であったフランス人とまた会ってしまう。見るところはみな同じようなものだと納得する。

敦煌博物館

2008-09-24 09:31:56 | 中国の旅
市内の東部にある敦煌博物館を見るために歩いて行く。
入館料は15元=225円と安い。

見学者がすくなく、係員は手持ち無沙汰である。私達が日本人と分かるとテーブルにお茶の接待をしてくれる。3~4人会館の係員が集まり雑談となる。日本語が上手で、日本のことも詳しい。お茶を飲みながら暫く雑談をして時を過す。

館内にはシルクロードに関係する各種の文物が飾られていて見るもの多し。
帰りに館内の売店でお土産にと絵葉書を買ってくる。

KMCゴルフ

2008-09-22 20:54:17 | ゴルフ
KMC第16回例会

9月22日(月)KMC第16回例会に招かれ出席
今回もエイジシュートを目指して望んだが、またしても達成出来ず残念。

加藤  47 51  98
S水  47 49  96
Y崎  49 50  99
K島  50 50 100

ベスグロ優勝はS保氏、47-40=87
お見事。

帰宅後、磐梯食堂で反省会。  

9月の俳句

2008-09-20 08:10:38 | Weblog

2008年9月の俳句

 バーディの ラインを跨ぐ 赤トンボ

[12日の小田原城会は絶好のコンディションでしたが、成績は芳しくなく終わりました。それでも2ケのバーディだけが納得のラウンドでした。]

 真鶴の 松楠の風 白となり

[先日、所要で湯河原に行き帰りに真鶴に立ち寄りました。過日、けんじん会の諸氏ともドライブで行きましたが、今回も秋の風が爽やかに吹いておりました。]

虫の声 止んで漆黒 深まれり

[蝉の声が煩いと思っておりましたが、もうそれはなく虫の音が高々です。時折、その虫の声が絶えると、秋の夜も静まりかえり漆黒がより深まります。]

 秋深し 童謡唱歌 身に沁みる

[秋の夜長、眠られずに「ラジオ深夜便」を良く聞いています。幼少の頃覚えた童謡唱歌を聴くと、年甲斐もなく感傷深くなることがある今日この頃です。]

立待の 月仰ぎ見つ 妻を待つ

[一寸出かけた妻を待つわけでもないのですが、ベランダから眺めた月がなかなか乙なものでしたので、こんな句を作ってみました。]

敬老会 華は踊りの 三番叟

[15日に、柏尾台の敬老会に初めて出席しました。久しぶりの日本舞踊を見ました。見ている方も少し恥ずかしい感じがしました。これって、なんでしょうか。]

 名月や あと何回を 愛でられる

[ベッドに横になりながら、窓から月を眺めながら「俺もついに古稀になるのか」と思いました。あと何回この中秋の名月を眺めることが出来ることか?]


鳴沙山

2008-09-19 09:39:57 | 中国の旅
ホテル(敦煌国際大酒店)の窓から鳴沙山の一部が見ることが出来る。

ホテルの近くのバス停からバスに乗り鳴沙山に出かける。
中に入るだけで80元=1,200円と結構いい値段だ。ここの風景は日本人が抱くシルクロードそのものである。砂漠といっても大体は裸の岩山であるが、ここ鳴沙山は細かい砂で出来ていて、起伏もゆったりとなだらかな丘になっていて、私達の抱く砂漠のイメージに適っている。近くには有名な月牙泉もあると言うが行くことが出来なかった。

ラクダに乗れ乗れと煩く付きまとう。夕方で時間もなかったので、ラクダに乗ることをやめて周辺を散歩してホテルに帰還した。

玉門関、白馬塔

2008-09-18 09:06:02 | 中国の旅
昨日、予約したツアーの運転手がホテルのロビーに来る。午前8時、乗用車に乗り込み出かける。

まず、白馬塔を見ようとしたが、時間が早かったためか門が開いていないので、後にする。近くにテレビ城という近代的な撮影場があったが、これも省略して、一路玉門関を目指す。砂漠の中の道を60Kmほど走り30元の入園料を支払い玉門関に到着する。

ここは中国、漢の時代の最西端の関所跡である。高さ10mほどの城壁が風化した姿で残っている。また、近くには漢代に造られた万里の長城が延々風雪に耐えて残っている。中国の歴史の重さを強く感じる。

莫高窟

2008-09-17 08:41:11 | 中国の旅
敦煌と言ったらやはり莫高窟だろう。敦煌の東、鳴沙山の断崖に5世紀頃から1000年以上にわたり造営が続けられてきている「砂漠の仏教大画廊」である。TVなどで馴染みはあるが、現地に来てみないと周辺の風景は感じ取れない。川の流れがあり、窟の入り口周辺には少しの緑があり、あとは砂漠である。

参観料が諸物価と比べると高い。100元と外人通訳料20元の合計120元=18,00円である。私達夫婦は他の日本人2名と合計四人で若い女性の日本語で説明を受けながら8窟ほど見学した。窟には鍵がかけられていて、案内嬢が鍵をあけて、室内に入り細かな説明をする。仏教壁画についての知識は非常に深い。残念なことに室内が暗くて懐中電灯の明かりでは良く見ることが出来なかった。

余分なことだったが、一体幾らの月給かと聞いたら、2,000元=3万円位であり、夫もここの通訳案内人で同じ位の報酬を貰っていると言う。二人で4,000元以上の月収で、家賃は無料で生活水準は高い方であると言っていた。