老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

2011年3月の俳句

2011-03-20 07:21:41 | 俳句

なあーにもない義妹の声に言葉なし

義妹夫婦は仙台市若林区の荒浜に住んでいる。この度の大地震・津波で家が流されて跡形もなくなってしまいました。やっと通ながった電話の声に返す言葉がありませんでした。

火砕流のごとくの津波家を呑む

地震の恐ろしさはもとより、今回の被害の多くは津波のものと思われます。インドネシアの津波の時は他人事に見ていましたが、今回は正に自分自身のことです。

余震続く地下のマグマの啓蟄か

余震が頻発しています。現地の人々は又津波がくるのではないかと不安でいっぱいでしょう。他の地域にも地震があり、日本列島の地下のマグマが怒っているのではないか。

被害者の肩に無情の雪の降る

TVを見ていると跡形もない自分の家などを見ている被害者の肩に春遅い雪が無情にも降り注いでいます。地震と言い津波と言い自然はなんとまあ厳しいものでしょう。

停電のコタツに絡む足四本

地震の直接被害はほとんどない我が家にも計画停電という試練が及んで参りました。電気の無い生活は考えられなかったが、この度は冷えた足を絡ませている老夫婦です。

国政の茶番に鉄槌大地震

今までの国会審議の茶番劇は見ていられませんでした。もっと真剣な審議をしろと天誅が下されたもとの思うべし。今後は真剣に日本の将来について議論すべきでしょう。

サウナ座し邪念を汗に弥生尽

レアレアに行き風呂に浸かってなにもないストレスを解消しております。それでもサウナに入り邪念を汗に流すのも結構精神衛生上健康に良いようです。


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