老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

ウェールズの西海岸を走る

2008-01-31 10:51:09 | 西欧の旅
Barmouth,Tywynとウェールズの西海岸をドライブする。

海岸にコンテナハウスみたいなものがズラーと並んで建っている。なんだろうと思って近くまで行って見る。管理事務所らしきものがあり、管理人らしき人がいたので「今日泊まれるか」と聞くと、個人のもので駄目だと断られる。夏のバカンス用に保持しているらしい。

しばらく走って又別の海岸に行って見る。海岸に行くのにススキのようなヒースの中の板で出来た道を歩いて行かなければならない。

今日はスウォンジーに泊まろうかと思い、海岸線のドライブが終わり山道に入る。スウォンジーまではまだ距離があるので、途中の山の中のB/Bに泊ることにした。周囲には住宅や商店などなにもなく、いたって静かだ。私達の外には二組しか宿泊者がいなかった。

スノードニア国立公園

2008-01-30 09:50:28 | 西欧の旅
ウェールズの西北部にあるスノードン山(1085m)と取り巻く湖を含む一帯はスノードニア国立公園となっている。
カーディガン・ベイを右にみて海岸線を南に進む。古い城があちこちにあり、それらを見て回る。

海岸に出て一休み。砂は少し黄色がかっているが粒子が細かい。海岸からの眺めは良い。逗子葉山に似た感じがする。

道路標識は上がウェールズ語で下が英語だ。ただでさえ読みにくいのに二行に書かれていると更に判読困難である。


カナーヴォン城

2008-01-29 12:53:07 | 西欧の旅
バンガーのスーバーの駐車場で一夜を明かし、食料を買い込みカナーヴォンに向う。

ここカナーヴォンはウェールズの北西部に位置し、古くはケルト人の集落であり、古代ローマの駐屯地でもあった。中世にはエドワード一世が築いたと言われ世界遺産にもなっているカナーヴォン城があり、世界各国から観光客が訪れる。

歴代イングランド皇太子はこの城で皇太子就任式を行っており、現在のチャールズ皇太子もここで就任式を行い「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を受けていると言われる。

石畳の街はこじんまりと小さく、城のすぐ横に川があり、海上交通の要衝として発達したのではないかと思われる。

ウェールズへ

2008-01-28 12:20:34 | 西欧の旅
ダブリンに着きフェリー乗り場に行きチケットを求める。週末だったのかリヴァプール行きが満席でホーリーヘッド行きにする。後で解ったのだが近距離にも関わらず料金が高かった。リヴァプール→ダブリン、92£=18,297円に対しダブリン→ホーリーヘッド、221£=29,734円。

午後7時30分乗船、同9時15分出航。ホーリーヘッドには真夜中の午前0時30分頃到着。行き先の道が分からず前の車の後を続けて走る。周囲は照明もなしの真っ暗闇でどこをどう走ったか解らない。バンガーの町に来てホテルを探すにもそれらしきものがないので、仕方がなくスーパーの駐車場で車の中で朝の来るのを待つ。車での宿泊は今回の旅行で初めでだ。夜中の到着はリバプールのような大きな都市にすべきであったと後悔する。

ガソリン税騒動

2008-01-25 11:52:02 | 愚観想
今国会はガソリン税問題で騒がしい。税金の出し入れが政治であるから仕方がないが、もっと根本的なことを議論して欲しいのが国民の気持ちではないかな。

政治家とはなんと箱物建設が好きだろう。自己顕示にはもってこいの方法だが、拡張本能をもつ役人の手玉に取られているのではなかろうかと訝ることもある。

かって厚生省のお役人達が箱物のユートピアを造り大赤字となり、税金の無駄使いをしたと同じ様に道路族が道路建設に血眼になっている。国の財政が赤字と言うのに道路建設でもなかろうに。一度立ち止まって冷静に考えることが必要であろう。

それにしても、日本の道路には余分なものが多すぎる。照明設備、ガード、植栽等々。それに、至る所にある道路標識。これらに要する維持管理費が毎年毎年、税金を消費しているをもっと監視しなくてはいけない。

ケリー周遊路

2008-01-24 11:38:27 | 西欧の旅
キラーニーに投宿しイベリヤ半島を一周するケリー周遊路のドライブに出かける。時計回りに約100マイル(160Km)、3時間に及ぶ。くねくねと曲がった山道を進み、入り組んだ海岸線の入り江、湖あり、川あり、野原には草花が咲き乱れ素晴らしい風景だ。かの名優チャプリンが別荘を持ったと言うのも頷ける。

午後6時半頃からドライブに出て約3時間過ぎ午後9時になっても、まだ外は明るい。アイルランドの夕日はなかなか沈まない。ゲストハウスの宿泊代は70£=約1万円。

時間があれば、ここアイルランド西部をゆっくりと見て回りたかったが、残念ながらこれでお別れしなければならない。




モハーの断崖

2008-01-23 10:30:13 | 西欧の旅
アラン諸島へ渡ることが出来なかったのは、かえすがえすも残念であったが、アイルランド観光のハイライト、モハーの断崖を行く。海岸から200mの高さの断崖絶壁が8Kmにわたって大西洋に突き出ている。ノルウェー、スタヴァンゲルのリーセフィヨルドの600mの高さには及ばないものの、その絶景は見事である。

この断崖絶壁でも若者達はベンチに座るように足を投げ出して遥か彼方の海を眺めている。こちらは、それを見ただけで深い海の底絵へ落ちて行くのではないかと恐怖心を覚える。

森と湖の自然に囲まれたキラーニー国立公園の拠点町キラーニーに向う。市内の案内所でゼストハウスを紹介してもらう。70£と少々高めだ。

ゴールウェイ

2008-01-22 11:28:55 | 西欧の旅
アイルランドの西海岸は素晴らしい観光地が多い。これらを観光するためにはゴールウェイが拠点都市として最適であろう。アラン諸島、イニシュモア島などへ行くにもバレン高原、モハーの断崖等観光地は満載だ。

近くの海岸のレストランで昼食にビーフとサーモンを注文する。味はイマイチである。ドイツから来たと言う夫婦と話す。海岸では結構寒いのにも関わらず3人の女性が泳いでいた。地元の女性達だと言う。

ホテル前の食堂で屯していた地元の男性が、私が日本人と見るや歌舞伎や能の話をしてくる。なかなか日本の芸能に詳しい。私もたまたまこれらの芸能に多少の知識があったのでなんとか話が通じた(?)。

大旦<08年1月の俳句>

2008-01-21 11:29:58 | 俳句

 打ち納め 悔いのみ残る ゴルフかな

暮れの26日ゴルフの打ち納めに裾野まで行きました。エージシュートを目指す意気込みは十分でしたが、結果は48-57=105と年間最悪のスコアーでした。人生と同じくゴルフも儘ならないものであることよ。

 忘年会 青春賛歌に 舞い戻り

翌27日は「けんじん会」の忘年会。この年齢になると青春時代がいやに懐かしく思い出されます。そして歌う歌は若かりし頃覚えた歌ばかりです。

 大旦 あまねく照らす 天地人

毎日太陽は見ているのですが、なぜか元旦ともなると神々しく見えるものです。お天道様は我々に等しく光を投げかけてくれますが、政治も等しく国民に恩恵を施して欲しいものです。

 恙無し 妻と二人で 雑煮食う

毎年子供達が孫を連れて我が家に来ますが、今年はどちらも来ませんでした。淋しいと言えば淋しいが、古女房と二人きりでの正月も良しとせねばならぬか。

 初風呂や ハドリアヌスの 城思う

過日イギリスを旅した時、古代ローマ皇帝・ハドリアヌスの城壁を見ました。現代の日本人と同じ様に湯船に浸かっての入浴は古代ローマ人だけです。初風呂に浸かりながら、遥か古代ローマ兵の風呂跡を懐かしく思い出しました。

 古稀にして 古稀を学びて 屠蘇祝う

杜甫の漢詩から「古稀」の出典を見つけて、その意味を改めて学びました。”人生は短い。酒でも飲んでいないとやっていられない。”今年の10月で私も満70歳となります。古稀の年に古稀の意味を学んだ。なにかの因縁でしょうか。

 自由化と 改革が生む 格差かな

”官から民へ”の掛け声に踊らされて「小泉劇場」は終りました。残ったのは格差の拡大のみです。本当の国民の幸福を考える政治家の現れんことを願うのみです。

 


賞味期限切れ

2008-01-18 12:22:39 | 愚観想
昨年を象徴する言葉「偽」は食品の賞味期限に纏わる多くの事件を表しておりました。一昨日、昨日と民主党、自民党がそれぞれ党大会を開きました。あいも変らず「国民のため」だとか「誠心誠意」とか抽象論ばかりです。

「改革なくして景気回復なし」などと声高らかに叫んでいた”小泉劇場”が終焉し、残ったのは格差ばかりです。自民党は小泉内閣が出来る前から賞味期限切れでした。国民は騙されたのです。ロウソクが消える時最後に大きく火が灯ります。郵政民営化などとどうでもいい問題で総選挙を行い大勝し、まだ余力があると思われたが、先の参議院戦で惨敗し、ねじれ国会で現在先行き不明です。早く衆議院を解散して、それこそ”民意”を問うべきです。民主党にはたして、今後の日本を背負って発つ党に育つのかはなはだ疑問が残りますが。

はたして国民はどう判断するのか、この頃は政治も他人行儀に見えて参りました。
財政再建に邪魔になる老人は早く冥土に行くべきか。恐ろしい世の中になって参りました。