老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

2010年2月の俳句

2010-02-22 16:47:44 | 俳句

トラブって予選落ちても遼とせり

[1~3月は通院のためもありゴフルはお休みです。もっぱらTVでの観戦です。石川遼君のゴルフは勝っても負けても話題豊富です。]

新年を寿ぐ輩喜寿傘寿

[旧暦の正月に当る2月14日、柏友会(老人会)の新年会が開催された。出席者は皆高齢者で、最高齢者は白寿に届かんとする年齢です。皆さんそれぞれ元気です。]

葉を分けて命突き上ぐ君子蘭

[我が家の室内に置いてある君子蘭は毎年この頃になると葉っぱの間から花芽を長く出し始め、その内に見事に多弁の花を咲かせます。生物の命の鋭さを感じさせられます。]

粉糠雨眠れる森の芽を覚ます

[このところ寒い雨の日が続きました。それでも雨が上がると庭や森の木々が芽吹きを始めたような感じがする今日この頃です。]

顎鬚をなでて桜に左大臣

[2月になると孫達が来て我が家のひな壇を飾ります。左大臣は老臣で長く伸びた顎鬚が爺に似ていると言いながら左近の桜の上段に飾ります。爺婆の一番楽しい一時です。]

看護師の手の温もりや春立つ日

 [毎日、放射治療に市民病院に通っております。台の上に横になり体の位置を直す時、看護婦の手の温もりが春近しを感じさせます。]

俎板の鯉の如くに放射浴び

 [連日、病院で前立腺がんの放射線治療です。照射時間は2分足らずですが、機械の台に登った感じは正に俎板の鯉の心境です。]