老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

中国旅行の総括

2009-02-25 08:25:36 | 中国の旅
中国旅行を無事終えて帰国後間もなく孫達が来た。青島で購入し下関の税関で目こぼしを受け持ち帰ったハミウリを食うことにした。日本ではめったにお目にかかれない代物とあって皆大喜びであった。

さて、3ケ月に及ぶ中国の旅を終えての感じであるが、次のカ行に総括できようか。

カ=乾燥・・・一部を除き国土は乾ききっている。
キ=汚い・・・大都市の一部を除き、汚い所が多い。
ク=臭い・・・トイレ、街裏の臭さには堪えられない。
ケ=喧騒・・・街の喧騒、自動車の警笛音等の煩さ。
コ=混沌・・・超近代的な大都市と古色蒼然な地方都市の渾然一体。

以上で中国編はお終いです。

新幹線のぞみ号

2009-02-24 09:32:31 | 中国の旅
宇佐八幡神宮を参拝して宇佐駅から特急ソニック号に乗り再び小倉駅に戻る。
小倉駅発13:40分の新幹線のぞみ号で横浜に向う。

今までの中国旅行と違い、言葉が通じるので安心である。指定席に座り久しぶりに新聞を読んだ。約3ケ月の間、活字からのニュースにお目にかかれなかったので、無性に懐かしい感じである。
車内の清潔感といい、温度のコントロールといい、やはり日本である。

それにしても物価が高い。宿の宿泊料にしても電車賃にしても目が飛び出るほどの価格である。快適生活には違いないが一体これでいいのかと思ってしまう。

18:10分新横浜駅で下車し横浜駅に出て横須賀線で東戸塚駅に到着。
駅前の食堂に入り、夕食にとんかつを食べる。やはり日本は良い。

宇佐八幡に帰国報告

2009-02-23 09:01:04 | 中国の旅
この度の中国旅行で泰山、嵩山等に詣でたので、日本に帰国したからにはどこかの神社に参拝をしなければならない。

別府から小倉に行く途中に有名な宇佐八幡神社があるのを思い出した。この神社は奈良時代、道鏡が皇統簒奪を謀った際「天の日嗣は必ず皇緒を立てよ」と和気清麻呂がそれを阻んだことでも有名である。

別府駅より普通電車にのり約1時間半で宇佐駅に着く。駅前からタクシーに乗り神社に到着。境内は流石に広い。参拝客はパラパラと少ない。二つの神社があり、それぞれに無事帰国出来たことの報告をし、今後の健康等を祈った。

別府で旅の疲れを洗う

2009-02-19 09:42:42 | 中国の旅
下関の駅からとりあえず小倉駅に向う。さて、これからどうしょうと駅構内にある旅行社であれこれと思案する。3ケ月の及ぶ中国旅行の疲れを癒すため、久しぶりに別府温泉に行ってみることに決める。それにしても旅館代、運賃など日本の物価の高いことに今更ながらビックリする。

特急列車に乗り小倉駅から約1時間半で別府駅に着いた。
海岸線に向って歩いてみた。以前の記憶と大部風情が違うような気がした。小倉駅の旅行社で温泉旅館が決められていたので、そこに旅装を解く。

海に面して建てられた6階建の温泉旅館は施設の清潔さといい行き届いたサービスといい異国(中国)のホテルと比べて格段に居心地が良い。言葉が通じるのも安心感の一つではあるだろう。食事も部屋まで運んできてくれるし、ゆっくりと美味しいビールの味をはじめ日本の料理を満喫することができた。

更には屋上にある露天風呂で別府湾の海を眺めながらゆっくりと長旅の疲れを癒すことができた。

下関下船

2009-02-18 08:29:17 | 中国の旅
船は黄海に出て外洋を東に向ける。海は穏やかである。見渡す360度全部が海である。その昔、この海を渡って小さい船で難波津から隋・唐へ渡航した人たちがいたのだと思うと感慨無量だ。

翌日の朝6時頃、下関港に着いた。結局船で二泊したことになる。岸壁に到着したが、なかなか下船出来ない。そのうちに医師らしき人が来て、船長はじめ乗客乗員の全員が体温などを測られる身体検査がある。OKが出てやっと下船となる。

入国検査は比較的簡単であったが、税関と植防が大変だった。バックの中を全部開けられ検査された。案の定ハミウリが引っかかった。が、妻が孫に食わせるのでと懇請してなんとか見逃してもらった。

約90日振りに無事日本の地を踏むことが出来、両手を上にあげ大きく伸びをした。

船旅の乗客達

2009-02-17 08:48:27 | 中国の旅
青島から下関まで船で渡ろうとする旅人は一体どんな人達だろう。

まず、中国人で日本への留学生が何人か居た。鹿児島大学に留学していると言う若い学生夫婦がいた。それから、日本人で中国でコンピューター関係の仕事をして一時帰国するという町田市在住の若者がいた。その三人と私を含めて四人で麻雀室があったので、そこで卓を囲み長い船旅の時間を潰した。

大きな劇場みんたいな所にカラオケがある。中国でもカラオケが流行っているのか、若い中国人女性達が盛んに歌っていた。
二人旅の英国人若者がビールを飲みながらガイドブックを手に、日本のどこを観光したら良いかと聞いてきた。東京、京都、奈良、日光と適当な場所を教えてあげる。私も去年イギリスを旅したので懐かしくなり、スコットランドやアイルランドなどの話をする。

中国の奥地から日本の山口県の縫織関係の会社に研修と言う名の出稼ぎに行くと言う15人位の若い女性グループもいた。未知の国・日本に大きな希望をもって働きに行こうとする彼女等はいたって明るい。日本の悪質な経営者達に騙されないように願うばかりだ。

青島からの下関への船旅

2009-02-16 08:51:44 | 中国の旅
中国、山東省の青島から日本の下関まで船で帰国することにした。料金は一番安い二等Bで一人1,100元=16,500円。現在、中国に渡航する一番安い料金であると思う。勿論、この他に2等船室や1等船室もある。

私達は広い船底の大部屋で寝ることにした。1m位の高さの2段の脱衣棚みないなもので三つの大部屋に分けられている。絨毯の床に棚にある毛布を敷き、上にも毛布を掛けて寝るのだが、私は寒くて寝れなかったので、船首にあるラウンジのソファーに毛布を掛けて寝た。乗客は全部で50人ほどばかりであった。

午後8時に乗船したが、遅延した荷物があり、その積み込みが済んで実際に出港したのは乗船後7時間経った夜中の午前3時頃であった。私は眠っていて解らなかったが。

出港前に例の小学生が船内を案内してくれた。機械室やデッキ、劇場がまいの部屋など船内のアチコチを観て周り、広い食堂での説明が、昼食、夕食は有料であるが、朝食は無料であり、2回まではお代わりできるとのことであった。浴室は大きな大衆風呂があり、日本式に浴槽にたっぷりとお湯が張られていた。その小学生がお風呂に一緒に入ろうと言うので連れて行ってもらい二人でゆっくりと風呂に入る。

青島のフェリーターミナル

2009-02-13 09:34:33 | 中国の旅
青島の泊まったホテルからフェリーターミナルはすぐ近くであった。先にも少し話したが、ここから韓国に行こうとも考えたが90日のビザ期間が少なかったので帰国することにした。

ターミナルからは韓国の仁川、群山など行きと日本の下関行きのフェリーが出ている。流石に韓国行きの便には多くの乗客が待っていた。物価の関係か帰国する韓国人の持ち込む荷物が皆、山のように多い。私達の乗る日本の下関行きの便は乗客は非常に少ない。フェリー料金は青島ー下関間、二等B席で一人1,100元=16,500円であった。

父が日本人、母が中国人、おばあちゃんが北朝鮮人と言う小学校5年生だという子供に待合室で会う。日本語が出来るので通訳代わりに仲良しになった。青島近くに住む親戚に来た帰りだと言っていた。日本語と中国語、朝鮮語それに少しはロシア語も解ると言う。大阪周辺に住んでいるがこの船旅は3度目で今回は一人旅だと言う。「可愛い子には度をさせ」との言葉があるが、この小学生に異国に一人旅をさせる母親の勇気に感心した。

青島でお土産を買う

2009-02-12 09:06:45 | 中国の旅
青島もかっては西欧諸国に占領されていたのか、今では街の中心部は上海と同じ様に西洋化された大都会となっている。
中国旅行の最後の地となったので、やっとお土産を買う気になり、あちこちのスーパーやデパートに立ち寄ってみる。スーパーは日本と同じ様な造りになっていて、並んでいる商品は中国人好みのものが多くお土産に適しているものがない。それでも、青島産の剥き栗があったので、それを買う。日本で買うより大分安い。

ホテルのすぐ近くに市場があったので行ってみる。野菜や果物が主でその他の食料品が路上に並べられている。お土産にと大きなハミウリを買う。日本に持ち帰れるか解らなかったがザックの奥深くに忍ばせる。後でのことだが、下関で日本入国の際、問題になったが、無事通過して我が家に帰り着き孫達に食べさせることが出来た。

青島の桟橋

2009-02-10 08:48:16 | 中国の旅
青島の見どころは道教の聖地ろう山があるが、残念ながら時間がなく行けなかった。青島の西海岸にあるリゾート地の観光に出かける。

後で解ったのだがフェリー乗り場は青島駅から大分北に位置していた。駅までバスに乗りそれから又バスに乗り換えて西方のいわゆるかっての租界地を巡る。旧ドイツ、日本軍の侵攻を防ぐため造られたという桟橋が黄海に向って突き出ている。今や要塞ではなく観光施設と化し、多くの観光客で賑わっていた。

そこから西方に海水浴場が幾つも続く。海軍博物館、水族館、魯迅公園、海産博物館と見る出来ところが並んでいる。海辺にはお土産屋も店を開いている。貝殻をお土産にと値段の交渉をする。上手く交渉すれば、言い値の2割から3割で買えることが出来る。私も妻と共に粘って粘って孫達へ貝殻のお土産を購入した。