(2010年5月5日 名古屋シネマテーク 2008年・韓国 ヴィスタ SR 130分)
「チェイサー」に続き、またも才能ある韓国映画の新人監督が生まれましたね。
しかも、主役の人がそうだと後で知って驚いています。
いきなり、主人公による女性相手の暴力描写。
でも、「お前、殴られてばかりでいいのか?」と問いかけ、殴られる。主人公の男は根っから悪い男ではないのがわかる。
もう一人の女子高生との出会いの場面も面白いし、かっこいい。
過去の傷を抱えながらも臆病を隠し、暴力でコミュニケーションしてきた不器用なチンピラ、悲惨な境遇で鍛えられた強い女子高生、チンピラと女子高生との愛情と言うよりも、同じ境遇で近しい人を無くした者同士の交流が心に染みました。
暴力まみれではあるが、決して煽ったりせず作家の視点は優しく、客観的に見せているので陰惨さは感じない。
過去の戦争体験、国の歴史的背景…暴力の原因はいくつもあるが、愛する者を死に追いやるのもまた、愛する者なのだというのは極めて残酷としか言う他ない。
だが、この作品にも救いはある。
親しい人は、更に親しい人を引き合わせるということで、たとえ悲惨な事があろうとも、自分を見つめてくれる人がいるだけで、人は生きていけるんだと思う。
とにかく、テーマは痛いほど伝わってくるし、演出も上手い。役者もみな愛すべき人たちばかりで素晴らしい作品でした。
「チェイサー」に続き、またも才能ある韓国映画の新人監督が生まれましたね。
しかも、主役の人がそうだと後で知って驚いています。
いきなり、主人公による女性相手の暴力描写。
でも、「お前、殴られてばかりでいいのか?」と問いかけ、殴られる。主人公の男は根っから悪い男ではないのがわかる。
もう一人の女子高生との出会いの場面も面白いし、かっこいい。
過去の傷を抱えながらも臆病を隠し、暴力でコミュニケーションしてきた不器用なチンピラ、悲惨な境遇で鍛えられた強い女子高生、チンピラと女子高生との愛情と言うよりも、同じ境遇で近しい人を無くした者同士の交流が心に染みました。
暴力まみれではあるが、決して煽ったりせず作家の視点は優しく、客観的に見せているので陰惨さは感じない。
過去の戦争体験、国の歴史的背景…暴力の原因はいくつもあるが、愛する者を死に追いやるのもまた、愛する者なのだというのは極めて残酷としか言う他ない。
だが、この作品にも救いはある。
親しい人は、更に親しい人を引き合わせるということで、たとえ悲惨な事があろうとも、自分を見つめてくれる人がいるだけで、人は生きていけるんだと思う。
とにかく、テーマは痛いほど伝わってくるし、演出も上手い。役者もみな愛すべき人たちばかりで素晴らしい作品でした。
てか主役の人が監督なんですか!
びっくり!
最近電気屋通いしてるので、名前だけ覚えてた。
そう、つかみからすごいでしょ。この映画!
僕も後から、監督が主役の人と聞いてビックリ!
そんな訳で、機会があったら最後まで観てくださいねー。