SHOW劇革命 FIRST GIG！＜テレピアホール20周年記念＞

（2009年2月20日 テレピアホール 18時30分開演 Q列2番）

出演：ヨーロッパ企画／カムカムミニキーナ／清水宏
西田シャトナー演劇研究所／劇団あおきりみかん／表現・さわやか

【ネタバレあり】



■ヨーロッパ企画
・サバディ
・映像：永野宗典の珍プレー集ダイジェスト
・サラダバー
・ヨーロッパ企画の宇宙戦争

好きな劇団なので一番期待してて、欲を言えば30分程度の秀逸な短編を観たかったのですが…まあ、こんなもんですかね。面白かったし結構ウケてたのでつかみはOKだと思う。「宇宙戦争」はラザロの名前が出てきた時点でスターソルジャーネタだと分かった(笑)本当にスターソルジャーが出てきたのは斬新過ぎる。

こういうイベントは拍手のタイミングを作るのも大切ですね。


■カムカムミニキーナ
・ゴリアテの首

終わり方がイマイチかな～と思いましたが、話が停滞しては動きまた停滞の繰り返しは結構面白かった。後半部分を作ればそのまま本公演が出来そうだ。ゴリアテの首はダヴィデ像のダヴィデの話からですね。あまりモチーフにされてないかもですが。

拍手のタイミングは作れていたのに…。


■清水宏
・やる気マンマン男参上！！！

前半は予定になかった客いじりから。蒲田行進曲の階段落ちをやりつつ客席をウロウロする清水さん。3列目に座っててなお且つ男だったので、いつイジられるかドキドキした。後ろの列のスーツのおじさんも同じ心境かずっと下を向いていた(笑)
んー…って空気のテレピアを暖めた！

後半は映画の予告編ネタ。
あれっ？これ、どこかで見たような。テレビだったっけか。
ハリウッド版ドラえもん、名古屋版ミッションインポッシブル、名古屋版E.T.、少林マクドナルドを披露。石井光三オフィスから独立したんですね。


■西田シャトナー演劇研究所
・冷たい体の友人

西田さんがかつて主宰していた惑星ピスタチオは佐々木蔵之介を輩出したので名前だけ知ってましたが、これは名古屋の劇団なんですね。
死の恐怖からの解放、死の期待から見放された悲しみを表したかったと思うが、台本ともアドリブともつかない演出が客を妙に惑わせて主題をぼかしてしまったかのう。


■劇団あおきりみかん
・自分最大の合戦

こちらも地元からの参戦。結構ウケてたので成功じゃないですかねえ。
合コン？での自分の中の葛藤を表したアイデアは良かったけど、もう一押しかな。


■表現・さわやか
・山崎春のパン祭り

くだらなすぎる(笑)

誰もが一度は思いつく「パン祭り」の光景を完璧に具体化したのが凄い。
きよしのズンドコ節の替え歌も何気に下ネタ入ってたし。
それよりも、どん兵衛を食べて「うまっ」が妙にツボだった。

今年は名古屋での活動は無いらしいけど、他のコントも見たくなった。


エンディングは出演者全員が登場。
ここでやっとヨロキカ、カムカムにも拍手が。
カムカムの八嶋さんは高橋克実さんたちと東京で舞台なんですよねえ。
それぞれの代表から挨拶やインフォメーションがありましたが、ここでも清水宏がさらっていきました(笑)

ロビーでは劇団の皆さんが物販の売り子に出てたり、清水さんはチラシを配ったり。ヨロキカの上田さんの姿もありましたが、すぐに消えてしまいました。

とにかく、名古屋でいろんな劇団が見られて満足の3時間でした！！