(2014年3月23日 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2013年・米 シネスコ SRD 114分)
ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。
TOHOシネマズのニュースで、"THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY"と紹介されていた時から気になっていた作品。
オリジナルの「虹をつかむ男」は観てないので、こうリメイクしたか!とい視点では書けないですが、やっぱり監督としてのベン・スティラーのセンスは非凡でした。今がダメだと妄想するよりも、まず一歩を踏み出して凄い現実を見にいこう!というメッセージを視覚でもって訴えかける。
最初はウォルターの妄想が面白くて(ちょっと鬱陶しいけど…)VFXを駆使した画面に目を奪われるんですが、次第に現実世界の面白さがそれを凌駕していき、観ているこちらまで現実の素晴らしさに魅了されていく。
まあ、実感するにはあそこまで行かなくてはならないのか、というのはおいといて。
デヴィッド・ボウイをはじめとした音楽の趣味の良さとか、SNSに頼ってしまおうかと試してみるあたりとか、紙媒体がウェブに切り替わったりと、ベンはいつも同世代に響く映画を作り続けているのがいいねえ。
今回の問題となる会社の再編とか人事考課とか人ごとじゃない。そして真面目に頑張ってきた人への優しさを込めたメッセージにも心を打たれる。
タイトルデザインは、「ズーランダー」から手がけているカイル・クーパー。
今回のタイトルデザインもまたいい。劇中の文字も彼が手がけてるのだろうか。
ニューヨークの伝統ある雑誌『LIFE』で写真管理部という地味な仕事に就いている平凡な男ウォルター。単調な日常を送る彼の唯一の趣味は空想すること。現実世界では秘かに想いを寄せる同僚のシェリルに話しかけることさえままならない彼だが、空想の世界ではどんな危険にも怯まない勇敢なヒーローとなって大活躍するのだった。そんな中、『LIFE』の最終号を飾るはずだった写真のネガが行方不明になっていることが判明する。
TOHOシネマズのニュースで、"THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY"と紹介されていた時から気になっていた作品。
オリジナルの「虹をつかむ男」は観てないので、こうリメイクしたか!とい視点では書けないですが、やっぱり監督としてのベン・スティラーのセンスは非凡でした。今がダメだと妄想するよりも、まず一歩を踏み出して凄い現実を見にいこう!というメッセージを視覚でもって訴えかける。
最初はウォルターの妄想が面白くて(ちょっと鬱陶しいけど…)VFXを駆使した画面に目を奪われるんですが、次第に現実世界の面白さがそれを凌駕していき、観ているこちらまで現実の素晴らしさに魅了されていく。
まあ、実感するにはあそこまで行かなくてはならないのか、というのはおいといて。
デヴィッド・ボウイをはじめとした音楽の趣味の良さとか、SNSに頼ってしまおうかと試してみるあたりとか、紙媒体がウェブに切り替わったりと、ベンはいつも同世代に響く映画を作り続けているのがいいねえ。
今回の問題となる会社の再編とか人事考課とか人ごとじゃない。そして真面目に頑張ってきた人への優しさを込めたメッセージにも心を打たれる。
タイトルデザインは、「ズーランダー」から手がけているカイル・クーパー。
今回のタイトルデザインもまたいい。劇中の文字も彼が手がけてるのだろうか。