(2008年7月7日 MOVIX三好 2008年・日 ヴィスタ SRD 145分)
1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木和雅は、出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。社内の登山サークル“登ろう会”の仲間で販売局所属の親友・安西と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に挑もうと準備を進めていた。そのさなか、乗員乗客524人を乗せた羽田発大阪行きの日航機123便が群馬と長野の県境に墜落した模様、との一報が入る。
2時間25分の長尺を片時も飽きさせず、多くの人間が交錯する群像劇をきちっと整理して見せたのはお見事。さすが原田眞人はこういう映画だけは上手く撮る。日航機墜落事故を背景にしているが、これはあくまでも背景で、この大事件に立ち向かう地方新聞記者の苦闘が中心。連合赤軍とか大久保清事件で名を馳せた偉いさんたちと対立し、これをどう伝えたいか、記者の誇りとは何かを描いていく。
輪転機が回る時間までに記事を間に合わせる。間に合わなかったら落とす。落とされた記者たちが激怒し落胆する。堺雅人と滝藤賢一の2人がすごい。
本当にあんな感じで上司とやりあうのか?ヤクザみたいな販売部と取っ組み合いのケンカが起こるのかはともかく、大仕事に挑む人間たちを見て、登場人物ともどもテンションが上がっていったのは確か。
悠木と佐山、玉置の関係を擬似親子みたく描いて、現実の親子の姿を横軸に重ね合わせてみるという試みは面白かった。果たして成功してるのかは…。(現在の場面とか、社長のセクハラとかをもうちょっと上手く絡ませればもっと良かったのだが)
尾野真千子がこういう大作に出られて良かったなあ。以前なら瀬戸朝香の独壇場だったからな。
1985年8月12日。群馬、北関東新聞の記者・悠木和雅は、出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。社内の登山サークル“登ろう会”の仲間で販売局所属の親友・安西と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に挑もうと準備を進めていた。そのさなか、乗員乗客524人を乗せた羽田発大阪行きの日航機123便が群馬と長野の県境に墜落した模様、との一報が入る。
2時間25分の長尺を片時も飽きさせず、多くの人間が交錯する群像劇をきちっと整理して見せたのはお見事。さすが原田眞人はこういう映画だけは上手く撮る。日航機墜落事故を背景にしているが、これはあくまでも背景で、この大事件に立ち向かう地方新聞記者の苦闘が中心。連合赤軍とか大久保清事件で名を馳せた偉いさんたちと対立し、これをどう伝えたいか、記者の誇りとは何かを描いていく。
輪転機が回る時間までに記事を間に合わせる。間に合わなかったら落とす。落とされた記者たちが激怒し落胆する。堺雅人と滝藤賢一の2人がすごい。
本当にあんな感じで上司とやりあうのか?ヤクザみたいな販売部と取っ組み合いのケンカが起こるのかはともかく、大仕事に挑む人間たちを見て、登場人物ともどもテンションが上がっていったのは確か。
悠木と佐山、玉置の関係を擬似親子みたく描いて、現実の親子の姿を横軸に重ね合わせてみるという試みは面白かった。果たして成功してるのかは…。(現在の場面とか、社長のセクハラとかをもうちょっと上手く絡ませればもっと良かったのだが)
尾野真千子がこういう大作に出られて良かったなあ。以前なら瀬戸朝香の独壇場だったからな。
今日見てきました。
原田さんはいつも何か物足りなさが残る人のような
感じはありますが、まぁ映画らしい映画という作品
でした。
2時間以上の長さは感じませんでした。
原作をちょっと読んでいろいろ確認したくなって
しまいました。
それにしても大人計画カヲルちゃん怖すぎです(笑)
結局「…で?」って感じなんですよね。
物事を一方の視点からしか描かないってのもあるのだろうけど。
原作は昔買ったけど、まだ読んでなかった(笑)
カヲルちゃんは映画では初の大役?ですかね。いい感じにハマってました。
見たことあるよな~と思ったらカヲルちゃん
だったんですね!
滝藤さんという人は、全然知らなかったんですが
たまやんさんのレビューを読んで気になって映画館へ。注目せざるを得ない演技でした!!
TBさせてもらいますね~。
カヲルちゃんはともすれば浮きそうな演技でしたが、
不思議と作品に合ってましたねえ。
というか、販売部はあんなんばかりかい。
僕も滝藤さんの演技を見たのは初めてでした。
これも結構やりすぎの手前だけど上手いんだよなあ。