たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

「イングロリアス・バスターズ」

2009-11-21 00:13:35 | 映画感想
(2009年11月20日 MOVIX三好 2009年・米 シネスコ SRD 152分 R-15+)

1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、ユダヤ・ハンターの異名をとる冷血な男ハンス・ランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊、イングロリアス・バスターズがナチスを次々と虐殺、その残虐な手口でドイツ軍を震え上がらせていた。

だいぶ前に、タランティーノが戦争ものを撮っていると聞いて、期待半分不安半分で完成を待っていたのですが、いやー、タランティーノは何を撮ってもタランティーノだなと嬉しくなりました。

鮮烈かつ痛快な暴力!
数々の映画へのオマージュ!
センス溢れる選曲!
…何一つ変わってない!

戦争ものは、数々の言語をどうするかとか、戦う事についてどう思うかとか、スターの扱いをどうするかとか、多くの問題が監督を悩ませると思うが(今は特にそう)、タランティーノは自分の得意な映画、悪人、そして女性でもって、戦うことのカッコよさ、面白さ、そしてくだらなさを上手く描いていると思う。

それにしても、数々の言語の問題を上手く解決したなと感心。あと、やっぱり映画を作るのが上手い。これも重層構造の小ネタ映画なのですが、ともすれば散漫になりそうなものを脚本と編集の上手さで最後まで飽きずに見せてました。

映画ネタは正直、ティル・シュヴァイガーが出てる場面での「天国の扉をノック」ぐらいしか分からなかったですが、きっと呆れるくらい多くの映画ネタに溢れてるんだろうな~と観てて思いました。


最新の画像もっと見る