ナンシー関・大ハンコ展

（名古屋パルコギャラリー　9/5～9/29）

国内最強のＴＶウォッチャー、ナンシー関のハンコを集めた大展覧会へ行ってきました。

ナンシーさんがご存命だった頃は、テレビを見てムカッと来たら週刊誌掲載の彼女のコラムで溜飲を下げていたものだが、今のテレビ界はその時代の比じゃないほどむかつくんですよね。

ま、某芸人が私腹を肥やしてるだけの公私混同番組とかおバカタレントの台頭とか１分しか持たない芸人とか過剰なテロップとか、見なきゃいいんだけどどうしても目に触れてしまう。しかし電波の止めようがないので、誰かこの状況に対して上手い事を言って欲しい。批判じゃなくて。溜飲を下げる一言が欲しい。やっぱりナンシーさんの位置に居る人が必要なんですよねー。

モニターには、いとうせいこう、みうらじゅん、しりあがり寿ら、ナンシーさんと交流の深かった有名人からのコメントが流れてました。松尾貴史さんの「クイズ番組ばかりの今のテレビを見たら何と言ったのだろう」とか、誰か（水道橋博士だったかな）の言った「日テレのＴ部長が『ナンシー亡き後のＴＶはたるんでる』と嘆いてた」とかのコメントが印象に残った。

展示物はとにかくハンコハンコ、またハンコで、有名人だけでなく一般人のハンコも彫ってたんですねー。テレビ観察だけでなく、人間ウォッチングにも長けていたんだと新たな発見が出来ました。

あと、テープやビデオのインデックスに書かれた「ビートたけしのオールナイトニッポン」「タケちゃんの思わず笑ってしまいました」など番組タイトルの文字がきれいでした。