(2013年12月13日 109シネマズ名古屋 2013年・米 IMAX SRD 91分)
医療技師を務めるライアン・ストーン博士は、スペースミッションに初めて参加した。ライアンは船長を務めるマット・コワルスキーに連れられ、宇宙遊泳をするが、その最中に、宇宙ゴミがシャトルに衝突し、シャトルは壊される。そのため、2人は宇宙に取り残されてしまうのだった。
(ネタバレあります)
「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督が手がけた、超絶SFサスペンス。
前作の「トゥモロー~」は廃墟場面のワンカット演出で度肝を抜いた。
この作品ももちろん。開巻から約10分、空中遊泳を体感させる船外活動から衝撃の場面へ一気に畳みかける。
カメラはまず、爆発に巻き込まれるライアンを外から捉え、次第にすり寄り、ヘルメットを抜けてライアンの目線へ。
映画はここからライアン1人称となり、彼女を終始捉える事でいろんな物事を見せていく。
神々しく美しい、しかし恐ろしい宇宙の姿。
宇宙は常に、彼女に試練を与え、生命の淵へ追い込んでいく。
そこで語られる彼女の過去、ある人への思い、生きる事について。
無限の宇宙からのサバイバル劇であるとともに、様々なメタファーを登場させ、ひとりの女性の再生を描いている。
亡き娘に一番近い天から地へ、一度死んだ自分が再び胎内に取り込まれて再生へ。
無重力で弱まったライアンが地上で力を得て、自分の脚で立ち上がる。そこにドーンと「グラビティ」のタイトルがかぶさる!
たったの91分で宇宙から人間の生命までを描き切る、まさに奇跡の1本。大傑作です!
医療技師を務めるライアン・ストーン博士は、スペースミッションに初めて参加した。ライアンは船長を務めるマット・コワルスキーに連れられ、宇宙遊泳をするが、その最中に、宇宙ゴミがシャトルに衝突し、シャトルは壊される。そのため、2人は宇宙に取り残されてしまうのだった。
(ネタバレあります)
「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督が手がけた、超絶SFサスペンス。
前作の「トゥモロー~」は廃墟場面のワンカット演出で度肝を抜いた。
この作品ももちろん。開巻から約10分、空中遊泳を体感させる船外活動から衝撃の場面へ一気に畳みかける。
カメラはまず、爆発に巻き込まれるライアンを外から捉え、次第にすり寄り、ヘルメットを抜けてライアンの目線へ。
映画はここからライアン1人称となり、彼女を終始捉える事でいろんな物事を見せていく。
神々しく美しい、しかし恐ろしい宇宙の姿。
宇宙は常に、彼女に試練を与え、生命の淵へ追い込んでいく。
そこで語られる彼女の過去、ある人への思い、生きる事について。
無限の宇宙からのサバイバル劇であるとともに、様々なメタファーを登場させ、ひとりの女性の再生を描いている。
亡き娘に一番近い天から地へ、一度死んだ自分が再び胎内に取り込まれて再生へ。
無重力で弱まったライアンが地上で力を得て、自分の脚で立ち上がる。そこにドーンと「グラビティ」のタイトルがかぶさる!
たったの91分で宇宙から人間の生命までを描き切る、まさに奇跡の1本。大傑作です!