(2006年3月1日 MOVIX三好にて シネスコ SRD)
今日は月に一回の映画の日、何かご覧になられたでしょうか。最近はこれの恩恵にあずかっていなかったのだけど、観てきましたよ!!
「赤ちゃんの逆襲」!! フランス映画です。
えっ、何それ?と思われる方も多いでしょう。だって今までお台場シネマメディアージュとMOVIX三好でしか上映してないから。(もし他の地域でご覧になった方がいましたらお知らせください)
単にレオノール・ワトリング目当てで観たのですが、かなり面白かったです。ブラック・ユーモアがキツい映画なので、これは全国公開すべき!!とは、決して言いませんが。
冴えない絵描きのシモンが自分のアイデアを建築業界の大物に盗まれた上に、彼に車に轢かれて死んでしまった。・・・しかし生き返った!!しかも憎き男の赤ちゃんとして。彼に常時近づけるのをいいことに「扱いにくい赤ちゃん」として復讐を開始するのだが・・・。
初めのうちは赤ちゃんの考えている事が大人の声で観客に聞こえてくるのみなので、「何だベイビー・トークかよ!」とションボリしていたのですが、段々と復讐がエスカレートしてくるにつれて面白くなっていきました。その復讐というのが「自分が自殺すれば溺愛する親父も自殺するんじゃないか?」という恐ろしいもの。
これが自ら風呂に沈んだりアイロンを落としたりと、親がちょっと目を離した隙に起こるようなことばかりで観ているこちらはドキドキヒヤヒヤ。おかげで日本ではR15指定を受けているほど。(これは性描写があるからかもしれんが)
うーん、過激で万人向けではないから上映館が少ないのかな。「奇人たちの晩餐会」のような皮肉とエスプリの効いたコメディが好みの人は楽しめると思います。
ブラックユーモアばかりに目を奪われそうですが、脚本も上手くできていて様々なトラブルの中で親と子それぞれにとって大切なものを取り戻していくという展開が巧み。2組のカップルの別々の話が次第に交わっていき、やがて赤ちゃんの知らなかった事が分かってくるという構成もよくできています。
危険な場面に特殊効果を駆使しただけでなく、ベストな表情を撮る為に常時10人~15人の赤ちゃんを用意したそう。決して子猫物語のチャトランみたいな理由ではないよ。
今日は月に一回の映画の日、何かご覧になられたでしょうか。最近はこれの恩恵にあずかっていなかったのだけど、観てきましたよ!!
「赤ちゃんの逆襲」!! フランス映画です。
えっ、何それ?と思われる方も多いでしょう。だって今までお台場シネマメディアージュとMOVIX三好でしか上映してないから。(もし他の地域でご覧になった方がいましたらお知らせください)
単にレオノール・ワトリング目当てで観たのですが、かなり面白かったです。ブラック・ユーモアがキツい映画なので、これは全国公開すべき!!とは、決して言いませんが。
冴えない絵描きのシモンが自分のアイデアを建築業界の大物に盗まれた上に、彼に車に轢かれて死んでしまった。・・・しかし生き返った!!しかも憎き男の赤ちゃんとして。彼に常時近づけるのをいいことに「扱いにくい赤ちゃん」として復讐を開始するのだが・・・。
初めのうちは赤ちゃんの考えている事が大人の声で観客に聞こえてくるのみなので、「何だベイビー・トークかよ!」とションボリしていたのですが、段々と復讐がエスカレートしてくるにつれて面白くなっていきました。その復讐というのが「自分が自殺すれば溺愛する親父も自殺するんじゃないか?」という恐ろしいもの。
これが自ら風呂に沈んだりアイロンを落としたりと、親がちょっと目を離した隙に起こるようなことばかりで観ているこちらはドキドキヒヤヒヤ。おかげで日本ではR15指定を受けているほど。(これは性描写があるからかもしれんが)
うーん、過激で万人向けではないから上映館が少ないのかな。「奇人たちの晩餐会」のような皮肉とエスプリの効いたコメディが好みの人は楽しめると思います。
ブラックユーモアばかりに目を奪われそうですが、脚本も上手くできていて様々なトラブルの中で親と子それぞれにとって大切なものを取り戻していくという展開が巧み。2組のカップルの別々の話が次第に交わっていき、やがて赤ちゃんの知らなかった事が分かってくるという構成もよくできています。
危険な場面に特殊効果を駆使しただけでなく、ベストな表情を撮る為に常時10人~15人の赤ちゃんを用意したそう。決して子猫物語のチャトランみたいな理由ではないよ。
しかし・・いつもながら 仏のコメディって エッチ満載ですね♪
子供は 顔がかなり違っていたから 二桁の子供は使っているだろうな~と 思いました。(笑)
ただ最後が ちょっと 解せないんですけど・・
生まれ変わるためには 死ななきゃいけないんじゃないの????
映画の日の19時20分の回は思ったよりもお客さんがいました。
少ないながらもみんな、ちゃんと情報を得て観に来てるんだな~。
うん、最後のアレは完全にご都合主義でしたね。
あれは生まれ変わりと言うよりも憑依だな。
またはフランス独特の死生観かもしれないですけど。
それはないない。