たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

「シュガー・ラッシュ」

2013-04-11 23:10:04 | 映画感想
(2013年4月11日 ワーナーマイカル・シネマズ大高 2012年・米 シネスコ SRD 101分)

ゲームの世界で30年間も悪役を演じてきた大男のラルフ。本当は心の優しい彼は、みんなに愛されるヒーローになりたいと願っていた。そんなある日、彼はついに我慢できなくなって自分のゲームを飛び出してしまった。やがて、お菓子の国のレース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」に迷い込む。そこで彼は、レーサーを夢見ながらも不良プログラムであるために仲間はずれにされている少女ヴァネロペと出会う。


昨年から「クッパが、パックマンが、ザンギエフが!(ていうか、なんで悪役?)」と日本でも話題だったアニメーション。
蓋を開けたらまず、8ビット(!)のシンデレラ城と、ゲーム愛に満ちた作品でありました。

設定は、「トイ・ストーリー」のオモチャ→「シュガー・ラッシュ」のゲームの移植なれど、8ビットのキャラが「解像度の高い」女性キャラに
恋をしたり、懐かしのQバートが出てきたりとゲーマーの心を妙にくすぐる!
レトローゲーマーから3DSで初めてゲームに触れた子供まで、充分に楽しめるんじゃないでしょうか。

話のベースはシンデレラでしょうか。
「不具合」として同じゲームのキャラに嫌われてきたヴァネロペ、悪役として「あいつはすぐに物を壊す」と30周年にパーティーにも呼ばれなかったラルフ、二人のはみ出し者の友情物語が見てて微笑ましく、そして切なさを感じさせます。

いやほんと、ゲームやってる人にはバグキャラが主人公だなんて泣けますよこれ。
更に、悪役不在のゲーム画面の虚しさ、これは笑えるし凄い。こういう事が出来るのは映画ならではだな。

「いつからゲームは残酷な戦いになったんだ!」みたいなセリフも出てきますが、マンションの住人が大男を屋上から落とす「フィックス・イット・フェリックス」もしっかり残酷ですから!




最新の画像もっと見る