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また2022年に読んだ本の話。
先日の「あの人が同窓会に・・・」に続いて、
はらだみずきさんの小説、
「やがて訪れる春のために」を読んだ。
はらださんの小説を読むは、2作目。
認知症が進むハルを思いやる孫・真芽の
心温まる話。
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失いかけた記憶を留めようと、
ペンを走らせたのかもしれない。
今日、まめ子は、自分の夢の種をまいた。
きっとその種は土に根を張り、
芽を出し、大きく育っていくだろうよ。
おまえは私と同じくからだも小さい。
器量よしじゃない。
だからまじめにコツコツやることさ。
それがいちばんの近道になるよ。
ものの見方や考え方を変えるだけで、
これまで気にかけてきたことの角がとれ、
ささいなことに感じられ、
あるいは受け取り方が百八十度変わってしまう。
起きた物事には、なにかしらの理由があるはず。
物事の理由というのは、
なにかひとつだけが原因とは限らない。
与えられた場所で、
あるものを生かし、ないものは求めず、
生きるために深く根を張ろう。
幸せという花は、
どんな場所にでも咲かせることができると、
信じて。
今回のおまけ。
ベランダの陽だまりで寛ぐたまこさん
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気持ちいいのかな?
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気持ちいいんだね。
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何かを見ているのかなと思ったら、
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微睡んでいた。
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たまこさんはかわいいね。
おしまい。