けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「仏果を得ず」(三浦しをん著)

2016-07-14 18:00:00 | 書籍(小説)
三浦しをんさんの「仏果を得ず」を読んだ。

三浦さんの作品を読むのは、
「舟を編む」、「木暮荘物語」に継いで3作目である。



表紙の通り、本作は文楽(人形浄瑠璃)の話。

人間国宝の笹本銀大夫を師匠にもつ、
駆け出し大夫の健(たける)が芸に恋に悩みつつ、
義太夫を極めるため、懸命に稽古に励むというもの。

高校の修学旅行で文楽を観劇し、その虜になった健は、
研修生となり、義太夫を目指すことにした変わりもの。

文楽の世界を初めて垣間見たが、ちょっと興味をそそられた。
一度くらい本物を観てみたいと思った。

小説的には、マイナー(もしくは地味)ではあるが、
奥深い世界を描いた「舟を編む」に通ずるものがあり、
なかなか面白かった。連ドラか、映画で観てみたいものである。

おちぇりも観てみたい?



結構ですか。そうだよね。



コメント
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