カタスミ

『AI崩壊』浜口倫太郎著

あんまり気にせんと買ったんだけど
これ映画脚本の小説化みたいですね。
そういえばこの著者前もそんな感じの本出してたな…
以下ネタバレありです。































AIによって人間の生活が豊かになっている世界、
ある日ハッキングによってAIが暴走し始め
人間の命の選別を始めようとする…
それを止められるのはテロ犯として警察に追われる
桐生のみであった…

という感じのお話なのですが、
なんだろう…別に面白くない訳ではないのですが
脚本を小説にしたせいか、なんか薄っぺらいというかちゃっちぃというか…
AIの知識全然ない人が設定だけ使って書いた話みたいな?
小学生が頑張って書いたみたいな?
とにかく文章が稚拙な感じで、そこばっか気になってしまった…

桐生がテロ犯っていう前提が
総理に恨みがある!動機がある!の一点張りで…
いや、恨みがあって殺したいなら命助けた時にやってるやろ…と思う訳ですが。
その動機一点だけでやたらみんなが桐生が犯人じゃ…?って思うんだけど
その動機だけじゃあんなテロ起こす理由としてはめちゃくちゃ弱いよなぁ…と思うのでした。
総理狙いなら、のぞみいじって総理のペースメーカーのみなんとかするくらい
天才桐生ちゃんならできそうなものでしょうよ…

桐生ちゃんテロ犯!!説訴えてる筆頭が警察のサイバー課の桜庭な訳で、
あ~、もうこいつ犯人だよねぇ…って最初から思ってたわ。
案の定真犯人だったんですがwww
副総理がグルなのも一発で分かるやん。

お話自体は悪くないのですが
とにかく文章が下手くそでなんだかなぁ…と言った感じでした。
内容の割にページ数も少ないし、
もっとじっくり書いて読ませたら面白くなったんじゃないかなぁ…?
結局ダイジェストみたいな感じになってしまってるのかもしれない。だから内容薄いのかも。
映画の方は逆に見てみてもいいかなぁ、という気にはなったw
星は3つです。
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