『名前探しの放課後（上）』辻村深月著

タイムスリップして3ヶ月前に戻ってしまったいつか。
その3ヶ月の間に同級生が自殺した。
その自殺する『誰か』を助ける為に
過去に戻ったいつかは仲間を集めて画策する事に。
以下ネタバレ有り。
辛口なので閲覧は自己責任でどうぞ。




























面白いってんで読んでみたけど無理だったわ…
全然面白くなかった…
あらすじは面白そうだったんだけど
読むのが苦痛で上巻でギブアップです。
上下巻だとこういう時損した気分倍増するわ…
外れを引く事も考えるとなかなか手が出しにくいなぁと思う。

何がダメだったかっていうとまず文体が無理だった。
最初『いつか』って名前と副詞としての『いつか』が混同しまくっちゃって
ほんと読みにくい…なんでいつかなんて名前にしたの…
せめて漢字にしてくれよ…とブチブチ言いながら読み進めた。

そうこうしているうちにいつかの出番が減ってきたので
上記の問題はそこまで気にならなくなってきたのだが
次は『主体は誰だ』問題が起こる。
いつかだと思って読んでいたらあすなだった…
みたいな事しょっちゅうでさ。
登場人物全員名前で記載しているから
基本は第三者目線なんだろうけど
急に『自分は～』って登場人物の心情みたいなのが練り込まれると
すごい唐突な感じがしてしまって、
しかも主体がコロコロ変わるけど、主語がはっきりしないもんだから
お前誰だよ！？！？って混乱混乱また混乱ですわ。
最初からオレは…とか私は…とかで書いてくれた方が
まだ読みやすかったかなぁ…？

お話の内容も別に青春っぽいことやってるだけで
全然惹かれないし…
あれ…これってもしかして若向けかも？
なんか青春ごっこみたいなの寒いな～、とか思って
読んじゃったわおばさん＾＾；
登場人物の言動がいちいちなんか薄ら寒くて
なんか引き込まれない、共感出来ない…って思ってたけど
ああ、そうか、若向けか…（遠い目）

いじめられっ子が登場して、この子が自殺者か…？みたいな
感じにはなるのですが、
え、水泳？うそ、そんな感じなのに水泳やるんだ…？
ってなり、さらに遠い目になる私…
もう無理だ、下巻は無理だ読めない…
こんな不毛な事にお金も時間も使いたくない…
ギブアップ～！！
と言う事でネタバレ読みましたが…

ああ～！！！下巻読まなくて良かった！！
他の作品読んでないとさっぱり分からない展開とか無いわ～。
まぁ、真の自殺者は他にいるんだろうとは思ったけど
実際は自殺者もいたかどうかも分からないとかよく分からんね。
特殊能力とか意味分からんしｗ

この人の作品はじめて読んだけど
上下巻が多い上に文体がダメすぎて
今後読む事も無いだろうなぁ…
星は2つです。