こんちゃんが帰ってきたと思ったら給湯器が壊れた。
かと思ったら、歯も抜けた。
いや歯については、むかし治療した(抜歯)
親不知の残りのかけらが抜け落ちたので、心配ない(と思う)。
普通は下から上に生えるはずの右下奥の親不知が、なぜか横に生えてきて、
そやつがほかの歯を圧迫していて、歯並びが変わり、あごも痛みしていたのを憂慮して、
抜くことに決定したのだが、やってみたら根深くて、どうしても抜けない部分が、
かけらとして残ってしまった、というわけなんでして。
もう、その施術の苦しかったことと言ったら!
先生は鬼の形相だったし。
そのとき先生がいうには、レントゲンではそう見えないが、
骨とくっついていたら大出血するし、痛みもすごいし、これだけ残ってても問題ないから、
ということだったんだけれど(ほんとか~)とれないものは仕方ない。
で、そのまま20年近くたったわけですが、ある日とつぜん、ぽろり、と落ちた。
経年劣化は見られるけども、特に虫歯っていうわけではなさそうだ。
歯茎が衰えて、歯根のないそれをつかみきれなくなって、ぽろり、ってところか。
老化か。うちの老犬と変わらないな。まったく。
来年こそ一年かかろうとも歯の治療しようっと。
話がそれた。
歯も抜け落ちたんだけども。
お湯がね、出ないわけではないけども、ぬるいんですよ。
設定してもその温度まであがらないわけ。
シャワーで頭洗ってるとぬるくて風邪ひきそうなんですよ。
お散歩から帰ってきても、お湯がつめたいから、あんよ洗うのをやめて、
濡れたあれなんだっけ?ほら、あのー、こんちゃんのお耳がぐれいとすめるだったときの、あれ。
えーっと。ウェットティッシュ。あれで拭いてあげてね。しのいでいたんだけども。
問題はさ、冬ですよ。年末ですよ。
給湯器の故障については、経年劣化的に十分ある。
寿命の一年手前というところ。
昨年の大規模改修の時に「みなさんで(うちはマンション)大量購入で安くお取替えしませんか?」というチラシもらって、
「だってまだ壊れてないし、なにこれ高いし」と検討すらやめちゃったんだけども、ああ、あの日に時よ戻れ。
冬のお湯なし暮らしはつらい。ほんにつらい。
で、気付いた翌朝いちばんで「安いよ安いよ」とチラシを配ってた会社に電話してみると「年明け1月中ごろまで無理」とにべもない。
おまけにうちの型は「それって床暖とか御風呂場エアコンタイプなので」とチラシにあった金額の5~6倍の金額になるという。
ああやっぱりあの大量購入おさそいと変わんないじゃないか、だったら別に安かない。
私はわりと安いものは(大好きだけれど)ライフライン系のものは、そういうところから買わないし、
携帯の料金がすごく安くなるからといって乗り換えるタイプではないし、安くなるからといって、携帯を電化製品店で買うタイプではない。
だって携帯電話だってドコモショップで買うと、あれこれついてきたりするし、そのままいろいろ設定できるし、お店の人がしてくれるし、
買うのはこっち、設定はあっち、とか、あっちこっちでっちみたいなことをしなくてすむじゃないですか。
あーうー、だの、やわらか銀行だの、その都度その都度会社を変えるといいこともあるんだろうけど、
変えないことによるメリットもあるんですよ、多分。ただ長く使っているというだけで、大事にされる。
実生活ではそんな高級クラブの会員なんてまったくもって無理だけど、プレミアなんとか会員になっていたりする。
話がそれた。
というわけで当然連絡先はライフバルですよ。
そしたらすぐ来てくれるって。午後になっちゃうっていうけども、それは仕方ない。
しかも、今日は無理だけどあすにも応急処置をしてくれて、修理で治るかもしれない、という。
待っていたら、連絡がきて、見積もりの方がやってきて(オレコは隠し部屋でばうばう)、
エコ型のと、そうでないの給湯器の見積もりをくれまして、比較すると、
エコ型にすれば年間5000円ほどガス代が節約できるとのことだったんだけれど、
価格が41万と47万(エコ型)だったので、年間5000円節約なら、
給湯器の寿命と変わらないじゃないかと、俄然41万円のほうに心が傾くわけです。
「でもですね、もちろん修理で対応できる可能性もあるわけです」
「こちらの機械はあと1年保守期間もありますので、経年劣化はあるにしろ、なおれば、新しい給湯器を買うこともないかなと思います」
「もちろんその期間はきっちりサポートさせて頂きますので」
どうです。この姿勢。がっつかない姿勢。
こちらも急なことで予算もないし、でもそれを見越したような言い方もしない。
あと1年サポートできますから安心してください、買い替えに備える期間がありますよ、ていう親切。
「これから夕方修理にこれますけどどうしますか?明日ですとAM来れますが、祝日のため出張費がかかりますが」
今日はこれから大事な仕事があるし、出張費がかかっても明日だな、と決めて、そのようにお願いし、
新しい給湯器にする場合はメーカーのお休みの関係でどっちみち手配は来年中ごろになるそうだから、
そちらについてはこういうときには便利な「かぞくと相談してみます」の切り札を出し、
ではあした、とお別れバイバイ、会社へゴー。
電車の中で、どうせお父さんは今夜徹夜だから帰ってこないし、
お風呂とコンロは問題なく使えるからな、と、自分に語りかける。
それにしてもやっぱりガスのことなら最初からお世話になってるところですよ。
履歴もちゃんとわかっておられるし、ライフラインだけに即効対応ですよ。
ほんとね、これがとってもありがたいことなんですよね、困ってるときは。
で、翌朝営業開始のあとすぐにかけつけてくださった技術者の方。
寒い中、点検、修理、1.5時間くらいかけて対応してくださったのだけど。
給湯器の中身を見てすぐに、
「以前に壊れたことありませんでしたか?」
と聞かれて、いいえ、ないですねえ、といったのだけど、
「パラピレパラポレン♪、というような音がして、どうしてもお湯が出なかったこと、ありませんでした?」
と聞かれて、鮮烈に思いだした。
ああ!あった。ありました。7~8年前だったかしら。
ああやっぱり!それを1度やって修理されてるのじゃあ、部品が違いますね、とりにいってきますね、自分が想像していたのと違ったので。
どうですか、この対応。
コミュニケーション能力が高いこともあるけれど、やっぱりライフバルさんならではですよ。
でもって、即座にお直しいただいて、そのすぐあとにお湯がどばーっと出ましたよ、ヒデキ感激。
でもって、修理代はなんと1まん5せんえん。きゃー。ジュリ~~~~~(by寺内貫太郎一家)
おつりがなくって、自前のお財布から都合してくれた、技術者Yさん。
小型プリンタからジッジッジと出てくる領収書に見とれて「すごいですよね~」というと、
「いやいやいや。こういうことばっかりお金使って人のことは考えてくれないんっすよ」とのたまう。
まあ、謙遜2割本音8割。そういうもんですよね、会社って、きっと、大きければ大きいほどね。
でもね、忘れませんよ、私はあなたを。あなたの顔は忘れても、あなたの残り香(強めのコロンコロン)と、親切の数々は。
会社もすばらしいですが、あなたはもっと、すばらしい。(見積もりにきてくれた方も)
「まだ使えますけど、またいつこういうことが起こるかわからないところもありますので、次のときまで貯金しておくといいですよね」
って笑顔もね。その時間をくれたあなたにかんぱーい。ティーン。
うれしくってゆらゆら~♪
なんて由紀さおりの真似をしながらリビングをくるくる回っていると、
和室に閉じ込められていたオレコも出てきて、一緒にくるくるまわる。
人が嬉しそうにしていると、なんだかわからないけど、うれしくなるオレコちゃん。あなたにもかんぱーい。
まわってもいいけど、そこでうんこしないでね~と歌いながら、散歩へ。
「あ」
玄関を出てすぐの植木鉢のところに、なんていうのあれドライバー?、あの人の忘れもの。
いらないのかな?なわけないよね、電話してとりにきてもらうのもなんだし、ああいうものって、
使い慣れた愛着あるものをなくすと、とってもさびしいんだよねえ~、明日あさってはクリスマスだし、
ということで、翌日、助けていただいてありがとうございました、というメモと、
ホカロン1枚をつけて、宅急便で送っておいた。負担にならない程度じゃないとね。
都合3日ぶりにお湯がでて感激
こんちゃんオレコはおつめと足裏モフ毛をカットしてお耳掃除もした
大体だけど大掃除も完了して、それからの昼寝で起きたら21時だった
今月最初でことし多分最後の昼寝 ぐっすり眠れた(おとうさんごめん)
来年はもっとのんきに昼寝できますように